マガジンのカバー画像

プレ俳句幼稚園

75
幼稚園に入る前、ママと一緒に登園です。 幼稚園に慣れるかママ心配👩
運営しているクリエイター

#日記

俳句幼稚園 消える

俳句幼稚園 消える

残業続きで疲れているけど、浜辺の横を歩く。
浜辺に降りてみようかなとした瞬間
電話音。

出るかで出ないか悩む。
下らない自慢話を聞くほど元気でも無いし。

ひっきりなしに鳴り続けるから嫌々出る。
「元気~?今日明日休みなんだけどぉ」
昼と夜程違う二人が話をしてる。

「バック買ったの~」
「今度デートだからワンピース2着買ったの~」
「着物モデルをまた頼まれちゃった~」
「前の着物モデルの時の着

もっとみる
俳句幼稚園 衣替え

俳句幼稚園 衣替え

結婚式に参列。両親と参列はこれで終了。
母の末の弟がやっと結婚したから。

兄は両親にべったり付いて回る。処世術に長けているのでお小遣いを貰うためならおべんちゃらも平気。

姉は社交性が高いので親戚の子と松の木に登って
服を汚す。母はカンカン。

自分居間の本棚からそっと本を抜き取ると
ひっそり静かな場所を探す。
小さな和室があるのでそこで壁に寄りかかって
本を読む。隣の和室がうるさい。覗くと祖母

もっとみる
俳句幼稚園 ああ、そうそう

俳句幼稚園 ああ、そうそう

法事があり、親戚の家に久し振りに行くと
あれだけ贅を尽くした庭はやや荒れて
玄関の飛び石も汚れ
どうにも気が滅入る。

ぬっ、と出てきた叔父さんは
随分雰囲気が変わり
とてもとても小さくなった。

昔は仕事でかなり名をはせていたけど
その面影は潜めて
ちいさなちいさな煮豆のよう。

「どこちゃん」と呼ぶ声は少し震えているけど
元気は良く、目はしょぼしょぼしているけど
知的さは残っていた。

まだ古

もっとみる
俳句幼稚園 日銭で暮らす

俳句幼稚園 日銭で暮らす

大きな花束があった。
開店の花なのかリニューアルなのか
何周年記念なのかわからない。

待ち合わせの時間にはまだ早いけど
とりあえず入る。
日差しの明るさに窓側に座る。

メニュー表を差し出されると
コーヒーの欄を見て結局ブレンドを頼む。

慣れた感じで入る男性が居た。常連客かな?なんて思ったら
「悪いね!それ取って」と指さす先には
開店祝いの花。
「え?」と言うと空いた席の椅子をずらして
花かご

もっとみる
俳句幼稚園 捻り無し

俳句幼稚園 捻り無し

まだ松坂屋(只の)だった頃、
店の前の歩道を人混みが塞ぐ。
急ぐ自分は邪魔邪魔とかき分け急ぐ。

どこかでみたような
なまっ白い男性が居たけどどうでもいい。
周りの人混みに押されてぶつかり、
すみませんねと言いながら目的地に急いだ。

家に帰り
テレビを付けたら

あのぶつかった男性がいた。
ウド鈴木さんという人だった。

独活を喰みゆらり手酌の一夜かな
うどをはみ ゆらりてじゃくの ひとよかな

俳句幼稚園 名を名乗れ

俳句幼稚園 名を名乗れ

村上(新潟県)に住んで居たけど、海側じゃない方だった。
今地図を見れば海まで遠くないのに少し離れれば
山間だった。だから海辺が近いって認識は無かった。

お留守番を頼まれた。
どうしても夜に出かける事になった親はどうしよう?
答えはお留守番だった。本を読んで、帰りを待つ。
優雅なひとときだったのが

そうはいかなかった。

なんと停電?なのかヒューズが飛んだのか。真っ暗が怖くないというかあまり気に

もっとみる

俳句ミステリーツアー むちゃぶりw

恋ダンスが上という・・・( 一一)ふぅ。

※注意書き

えー俳句ミステリーツアーに拉致されましたので、参加となりました。

散々悩んだ末・・
真ん中をと指名があったので自分が上の言葉から書くであろう句を
元に真ん中を作成致しますのでごゆるりとご想像ください。

それでは、ツアーバス出発!('◇')ゞ

知らないよそんなの、と思う。
実際知らないし。
あーなんか、楽しそうに踊っていたよねなんか。

もっとみる
俳句幼稚園 大昔みたい

俳句幼稚園 大昔みたい

すっかりとは言わないけど、
街もあちこちざわついて
繁忙期の自分には別の民族に見える。

出勤時間なのに子供連れが居たり。

ああ、流行り病の前ってこんなだったなぁ。
なんだか大昔に感じるなぁ。

子どもの情操教育とか言いつつ
子どもにダッシュさせて座席取りとか
軽い失笑もいつもだね。

帰り道もさっきまで人が沢山居た
なんだろう人ののこりが
まだまだあって。

相変わらず自分は関係ない一人。

もっとみる
俳句幼稚園 まあ、ね。

俳句幼稚園 まあ、ね。

人生に気をもんでいた相手に
スタバのなんちゃらフラペチーノをごちそうするという。

自分は冷たいものはなかなか飲まないし。
相手のフラペチーノの大きさに合わせると
グランデ位飲まないと、と
注文するものの重さと熱さに紙袋を貰う。

たらたら歩いて話を聞く。
「へえ、そうなの?」と適当に相槌。

ごそごそ紙袋から取り出して
カフェラテを飲む。
ベンチを見つけたので座って話をしようと
提案する。

もっとみる
俳句幼稚園 バスはゆく

俳句幼稚園 バスはゆく

一人旅が全く苦痛じゃない自分。
交通会社主催のバスツアーに一人参加。
割と一人が増えているので参加しやすい。

名古屋駅新幹線口はそんなバスが沢山並ぶ。
この日は菜の花見学をして
ホテルでビュッフェという、お決まりのツアーに参加した(・ω・)

駅前で案内旗とツアー名を叫ぶ添乗員。
バスはやや後ろよりの席だった。
お一人様のよい所はバスツアーは独りの場合
2人掛けを一人で使える贅沢。

自分の席を

もっとみる
俳句幼稚園 あんた信じるか?

俳句幼稚園 あんた信じるか?

川崎で仕事をした。

早い時間に仕事が終わったので
夕ご飯どうしよう?駅弁でも買うか?と悩んだ。
駅に向かうけど
止めて、居酒屋さんに入った。

ハッピーアワーだった。
得々晩酌セットとかそういうのがあった。
それにするか、と決めて
待つ。

すこし離れたところに
コントから抜け出したような人がいた。

グレーのジャンパー
ストライプのポロシャツ
スラックスとサンダル
無精ひげのおじいさん。

もっとみる
俳句幼稚園 も〜何してるの。

俳句幼稚園 も〜何してるの。

どーしても
頭が働かないって時があるし
そういう時は
なんじゃそりゃって事を
とても自然にやっちゃう。

コーヒーが無い。
買うか。
最近できた
パン屋も行こうか。

玄関ドアをしめて気付く。

しまった!と
下駄箱の上のスマホを手に取る。
場所がイマイチわからないからね。

エレベーターホールで
財布を玄関に置いていたことに気付く。

アホアホと、玄関に戻ると
エアコンが付いたままだから
消す。

もっとみる
俳句幼稚園 ダジャレ人

俳句幼稚園 ダジャレ人

印象ひたすら薄いんですよ、自分。
存在感も良い感じで無い。

ただね、いきなりロックオンされて
嫌われるとか、神の悪戯か?

いつもどこかしら溶け込めないので
なんとなく浮いた感じで。

入学式とかさ、みんな
キャーキャー言ってはしゃぐけど友達落ちちゃったし。

入社式もさ、同じ学校から来た人は独りも居ないし。
自分の知らないところで入社前からの研修で
仲良くなってるグループが居たり。
いつの間に

もっとみる
俳句幼稚園 飲み会

俳句幼稚園 飲み会

抱卵季ってさー
書ける?
無理でしょ?
って思いながらぼんやりこの時期ってと
思いを馳せる。

昔は自慢も込めて、社章を付けると言うのが
大会社ではデフォルトだった。

電車に乗るとスーツに輝く社章を見る。
あーあの人ホニャホニャかぁ〜とかね。

会社帰りのコンパなんて
まず社章見てた子もいたなぁ。

飲み会がこの時期続く。なにせ新卒の歓迎会とか
定年退職のお疲れ様会とか、異動してきた人と親睦会と

もっとみる