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#5 始まりは「モテたい」だった|WEBマーケター・里芋太郎 〜モテ編〜

新潟のデートスポットを紹介している
インスタメディア「新潟デートNii」を、
みなさんは知っていますか?

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新潟県内のおしゃれなお店が
たくさん載っていて、
今年の7月に出来たばかりなのに
フォロワーはすでに4700人。

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この「Nii」の仕掛け人であり、
自身でモデルも務めるのが、
WEBやSNSのマーケターとして
活躍する、里芋太郎さん。23歳。

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「こんな仕事があったのか。in新潟」
Vol.3 WEBマーケター・里芋太郎

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1.切り口は「デート」ただそれだけ

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Niiの特徴は
ただのおでかけスポット紹介ではなく、
「デート」という切り口に
振り切って発信しているのが特徴。

お店の「商品」だけでなく
「空間」ごと切り取っていて、
そこで何を食べられるかという「モノ」よりも
どんな体験ができるかという「コト」に
フォーカス
しています。

なので、載せられているのは
デート中の二人の写真ばかり。

男性モデルは里芋さんで、
女性モデルは、
毎月違う方にお願いしているそう。

Niiでは、
二人がテーブルに座った時の距離感や、
照明の明るさなど、
その場の「雰囲気」を含めて
紹介することを心がけています。

「新潟って、遠いんですよ。車で1時間もかけてお店に行ったのに、狭くて、暗くて、床がぬるぬるしてるとか…そうなった時の面目の無さがすごいんです。なので、そのお店に行ったら2人の空間がどうなるのかを、事前に知れるメディアがあったらいいなと思って。」

”今月は上越エリア!”といったように
毎月ひとつのエリアから、
約5店舗のお店が紹介されています。

Niiが独自で作ったハッシュタグ、
#新潟デートはNii
#行ったよNii
は、現在2000件以上投稿されていて、

特に新潟の若い世代に人気を集める
「デートメディア」なんです。


2.力を試すために始めた「Nii」

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そもそもNiiは、
里芋さんが、メインのビジネスで
やっていることではありません。

里芋さんの趣味であり、
仕事の延長線上なのだそう。

というのも里芋さんの本業は、
WEBのマーケター。

県内の中小企業を相手に
WEBサイトを扱うマーケティングの
コンサルから、
企画の制作・実施までを手がけています。

例えば、住宅メーカーの
「ホームページからの集客を増やしたい」
という相談だったり、

ダンボールメーカーの
「もっと受注を増やすのにはどうすれば…」
というお悩みだったり、

それぞれの企業に対して、
「Webを使ってどうしたらもっと儲かるか?」
を考え、提案し、実施していきます。

そんな里芋さん、いままで、
「Webサイト」の実績はあったものの、
「SNS」を使ったマーケティングは
自分自身で試したことがありませんでした。

そこで、SNSの実績作りのために
「実験的に」始めたのが「Nii」。

「自分のSNSマーケの知識を試すために始めました。よく、自分のTwitterのフォロワー増やせばいいじゃん?と言われるんですけど、自分の紹介をするのは簡単なんです。でも、誰かの紹介をするのは難しい。僕の仕事は『クライアント様を勝たせてあげる仕事』なので、他の何かを紹介するメディアが作りたかったんです。」


3.「モテたい」マーケを始めた理由

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里芋さんは、
ビジネス系の専門学校を卒業してから、
新卒で新潟県内のマーケティング会社に就職。

そこで培った
WEBマーケティングのスキルが買われ、
新しく「WEB事業部」を立ち上げる
広告制作会社から話を受けて、転職。

社会人2年目の21歳で、
「部署の立ち上げ」を任されました。

現在23歳。今年の夏からは、
その事業部の「部長」に就任。

マーケティングの仕事について
里芋さんは、
「得意先の利益を増やすために
どの手段をとるのが最適かを考える仕事」

と話します。

そんな里芋さんが「マーケティング」の
道に進んだ理由は、ふたつ。

「モテたかったから。」
「ゲームっぽい仕事がしたかったから。」

「社会人になって合コンをした時に、『マーケティングやってます』って言ったら、モテそうじゃないですか。それに僕、RPGゲームが好きなので、戦略立てて考えることが好きなんです。だから、自分の頭で考えて、いくばくかは自分の力量が関係する仕事がいいなと思いました。」


4.想像と反した、過酷な1年目

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マーケティングの基礎知識もないまま
社会人になった1年目。

入社してすぐ、WEB担当の先輩が
辞めてしまったことがきっかけで、
いきなりWEBに関する全ての案件を
任されることに。

わからないことだらけで、
得意先との打ち合わせに行っても
あいづちしか打てず、
専門用語ばかりの会話に
ついていくことすらできませんでした。

打ち合わせ中は、
わからない言葉を必死にメモ。
会社に帰ってから、Googleでひたすら検索。

それでもわからないことは
協力会社のWEB制作会社に電話し、
「これってどういう意味ですか…?」
と、恥を忍んで聞いていたそう。

担当している仕事以外にも、
エクセルの資料作りや
アンケートの収集など、
細かい業務もこなさなくてはならず、

毎日、朝8時から夜10時まで働き詰め。

間に合わない自分の知識を埋めるため、
帰ってからも、休日も、勉強勉強勉強。

休日は、
マーケティングやWEBに関する本を読むか
寝るかしかしていなかったといいます。

「モテたかったのに、本末転倒ですよ。モテるもなにも女の子と会う時間なんてない。合コン行ってる暇があったらエクセル作らなきゃいけないし。結局この時、一人も彼女いなかったですからね…。」



「モテたい」という思いから始まった、
WEBマーケティングの茨の道。

そんな辛い日々を乗り越えられたのには
里芋さんの「揺るぎない信念」が。

次回は、その里芋マインドと、
これからの目標について!
〜マインド編〜 に続きます。


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里芋太郎(さといも たろう)
Twitterinstagram
1996年生まれ/新潟県 五泉市出身
※五泉の特産が「里芋」里芋太郎は愛称
アド・ファクトリー WEB事業部 部長
最近買ったゲーム「ポケモン剣盾」

2019/12/23

〜マインド編〜 公開しました!


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