見出し画像

百貨店の上階は

 父に散歩に誘われた帰り道、百貨店についた。そうだ、と思って寄ったのは美術品売り場である。インフィオメーションで聞けばよかったのだけれど、通り過ぎてしまったから、壁のフロアガイドで確認した。行きたかったのはアートギャラリー。ギャラリーとは書いていなかったから美術品売り場に来てみた。あるある。何度も来たことのある百貨店だったけれど、考えてみればアートギャラリーに来るのは初めてだった。やっていたのは藤田嗣治素描展とバルビゾン派絵画展。美術館のようだけれど、ここは画廊。これらの美術品は買うことができる。つまり、きっちり値札が付いている。見ていくと、どんどんすごい。値段にすごいと思っているのか、絵にすごいと思っているのかわからなくなってくるほどだったけれど、普段美術館では見れないことだけに、それも面白かった。入れ替えなどで百貨店の営業時間よりも少し早く閉まることはあるみたいだが、基本的には曜日に関わらず百貨店の営業日に準じているようだ。身近に美術作品を見るのにはとてもいいように思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?