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自力で直す「E202」。

7月23日(Thu.)、海の日。
朝一番に商品の発送を無事終わらせる。

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特にコレといった予定もない4連休の始まり、少し外の空気が吸いたかった。

「とりあえず図書館にでも行きますか。」
車に乗り込み山の中にある図書館へ。

彼処へ行くのは、何時ぶりだろうか。

... ... ...

<本日は休館日です>

... ... ...

祝日なのをすっかり失念していた。

「まあ、そんな時もあるよね。」
「せっかくだからドライブでもしようか。」

駐車場の立て看板を恨めしく眺めつつ、家に戻るのも味気ないのでそのまま車を走らせる。

ぐるぐると山道をあっちにこっちに。
ダメ元で寄り道をした桃源郷も今日は休館。

意気消沈した身体が後部座席の揺れに酔い始めた時、車体は陶芸の町へ。
ずらりと列を成すたぬきたちに迎えられ、人影まばらな町を進む。

すれ違う車は他県ナンバーがちらほらと。

「Go To トラベルの効果は如何程か」と会話のためのひとりごと。
私が心配したところで、行動しなければ何も変わらない。

ふとある建物に興味を惹かれ、車を止めた。

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創作する環境独特の空間の歪み。

敷地の中央には窯場があり、壁面はぎっしりと植物に覆われていた。

遠くからこっそり中を覗くと埴輪がちらり。
製作途中を盗み見してしまった罪悪感。

自分は此処に居て良いのだろうか?

足元に視線を落とすと、観られることを目的にしていないであろう芸術品。
不要物なのか、飾っているのか。

そこに意味はあるのか。

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この決定は意図したモノか。
自然の中に佇む作品たちを目の前に、内面へと問いかける。

自分の導き出した答えが信じる道。
伏線を回収出来るかどうかは自分次第。

作品を生み出し続ける自由に、非日常の光を覚える。

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「此処から星空を見上げたら、贅沢だろうね。」

弱っていたアンテナを立て直し、また頑張れそうな気がした。

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