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このブログで掲載している怪談は99%フィクションです。
2022年7月6日 14:34
私の知り合いのEさんから聞いた話。 Eさんの上司のAさんはかなりの競馬好きだった。AさんほどではないがEさんも競馬が好きだったので、職場でよく競馬の話をしたし、大きなレースがあると二人で競馬場に観戦に行ったりもした。そんなAさんが事故で亡くなった。急な別れでかなりショックを受けたEさんは、何日も会社を休んでこのまま辞めようかとも思った。そんなある日、夢見た。会社でAさんがニ
2022年7月8日 22:07
ある夏の夕方。仕事おわりに歩いていると、後ろから背中を叩かれた。振り向くとコーラの缶を片手に持った女の子が立っている。「え、なに?」女の子に声をかけると、悪戯っぽい笑顔で持っていた缶を私に差し出した。「覗いてみて。」言われるがままに缶の中身を覗いてみると、中にはカブトムシがいた。この大きさの虫は普通なら入れない筈だ。手品かなにかだろうか。「え、すごい。どうやって中に入れた
2022年7月15日 17:27
4月ごろからこのブログを書き始めて早3ヶ月が経った。現時点で公開している記事が48個。マニアックな皆様の応援のおかげで続けられている。この場を借りて感謝を伝えたい。1から私が考えたフィクションが7割。私が実際に遭遇した話が1割。残りの2割は取材のような真似をして集めたものになる。今日はその取材の際に遭遇した怪談について話す。誰かに習ったわけでも仕事にしているわけでもなく、完全
2022年7月15日 23:29
だいぶ前に「心理瑕疵なし。」という話を書いたが、その際に怪談を提供してくれた友人から、「お前が好きそうな話がある」と連絡を受けた。友人の働いている不動産屋にクレームが入った。そのクレームの主は最近アパートの一室に入居した客だった。「幽霊が出て住めたものじゃない。」その部屋は死人が出た訳でもないし、前の入居者が5年間住んでいた部屋だ。結局クレームを入れた客は違うアパートに引っ越し