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潮風薫る海の道 ~国道九四フェリー~

四国から九州へ続く国道197号線は、愛媛県の佐田岬から大分県の佐賀関の間が海の上になっています。国道の中でも海を渡る区間を海上区間もしくは海上国道といい、日本には5つの海上区間が存在します。
その中のひとつである国道九四フェリーに乗り、愛車とともに九州へ渡りました。

佐田岬側のフェリー乗り場。30分毎にフェリーが出ています。

大洲I.Cから1時間弱下道を走り、四国の付け根である佐田岬を目指します。なお、途中の八幡浜からは別府行のフェリーが出ています。

船着き場に到着です

フェリー乗り場の目の前にはレストランなどが入った施設、「はなはな」があります。フェリーまで時間があったので、昼食を兼ねて立ち寄りました。

海鮮を中心としたレストラン「しらす食堂」が2階にあります。ここの生しらす丼が絶品です。
テラス席も用意してあって、海を見ながら食事できます。
岸壁では海鳥が餌を求めて忙しく行き交います。
港では時間の流れが穏やかに感じます。
フェリーが近づいてきました
受付に行って乗船券を発行してもらい、待機列に車を移動させます。

フェリーに車を乗せる時のワクワク感は、何度経験しても途絶えることはありません。フェリーも旅の一部なのです。

あいにく私は運転者なので、車を乗せるまでの過程をのんびり撮れないのが玉に瑕です。

出港です

フェリーに乗ると誰しもが必ず行う儀式があります。

それは「船内ウロウロタイム」です。
どこに何があるのか、どんな設備があるのか、宛もなくとりあえずみんなウロウロします。
船内図で確認はできても実際見てみないことにはわからないですからね。フェリーの醍醐味です。

景色に目を向けると、岬の峰に建てられた風車の多さが目立ちます
佐田岬の先端です。船からもバッチリ見えます。
夕方近くの便だったので、甲板に西日が差し込みます
遠くの方では多くの船が行き交います

季節は春でしたが、ずっと甲板ににいると吹き付ける潮風がまだ冷たく、時折船内に戻らないと寒いぐらいです。

船内ではカーペット敷のスペースで雑魚寝したり、展望席で旅情を感じたり、みな思い思いの時間を過ごします。

対岸の港が見えてきました
佐賀関では物資や燃料を積んだ船をたくさん見かけます
佐賀関の堤防では釣り人の姿がちらほらと
そろそろ下船の準備に取り掛かります

日本は島国なので、車を載せられるカーフェリーが数多く運航されています。移動も旅の一部にさせてくれるところが、カーフェリーの魅力です。

潮の香りを感じつつ、のんびりと船旅を楽しむ時間も旅情を感じていいものです。

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