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【キングスマン・ファースト・エージェント】感想 鑑賞後にヴィクトリアサンドを焼いた話

※映画にでてくる料理のネタバレあり
ヴィクトリアサンドイッチケーキがでてきて、ロウソクの刺し方とかデカさが衝撃的だった。
なんだろうこのケーキは?!

舞台は1914年。この時代に、こんな風に、このケーキがでてきたら嬉しくてたまらないでしょ。

スマホではなく、映画館の大画面で観たヴィクトリアサンドには目を見張った。キングスマンを観てこんな感想しか言えない自分の感性を疑ってしまうけれど、本当にすごいケーキだ。

帰宅時に調べてみる。

ヴィクトリア女王が愛したケーキらしい

イギリスではメジャーなサンドウィッチケーキという事が分かった。

時代背景を表す美術・小道具や衣装が大好きなのだが、さすがに衣装を自宅で作って再現する事はできない。料理なら(全然似てなくても)作ってみる事はできるかな。

本来なら深さが浅い専用のケーキ型があるようで、別々に焼くのがポイントらしい。しかし当家には型が2つも無いから100円均一で紙の型を購入。これを2つ使おう。


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イタリア製スポンジケーキ型って書いてあるけど気にしないで欲しい。
当時の高貴な貴族の家には大きなオーブンがあったのだろうか。現代のジャパンではあのサイズを別々に、しかも同時に焼けるオーブンを持っている人はあまりいないのではないか。

‥小型で良しとする。
たぶん一度しか作らないからコレでヨシ。年始に家族が肥えると予想されるから、小型でヨシ。
いざ作ってみると、普段ケーキなど焼かないからバタバタした。

粉はちゃんと2度ふるった。

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恐ろしいほど砂糖の量が多いけれど、こちらも2度ふるいにかけた。

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粉、砂糖、バター同量で、60gに対して卵1個くらいが定番っぽい。
映画ではクリームみたいなのがサンドしてあったように思うが、保存はどうしていたんだろう。

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あぁ、外は極寒で冷蔵庫より寒いし、オッケーなのか。

本来はラズベリージャムをサンドするらしい。

自宅にないからブルーベリージャムでヨシ。

みんな大好きソントンのリーズナブルな価格のジャム↓

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もはや19世紀に君臨したヴィクトリア女王から愛されたケーキではなくなっているが、それもヨシ。

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焼いたらこうなったよ。↓

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ロウソクの数がコンラッドの年齢分だったかな。私の場合は40本以上になっちゃうからまずいぞ。
息子の誕生日が近いから、お祝いのトライアルとして子供の年齢の数だけ準備しよう。

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こんな風になったけど、どうだろう。

なんにせよ、

ポリー(ジェマ・アータートン)がとても良かった。もはやこの人が一同を仕切っているのでは‥。
的確なサポートができて、素敵だったな。

コンラッドの為にケーキを焼いた、ポリーの気持ちが少しでも理解できたら嬉しい。

美味しいか美味しくないかなんて、実はどうでも良い。自分の為に、手間隙をかけて作ってくれる人がいるという幸せを感じてくれたらいいな。

思春期の息子にはまだ無理かな?

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余談だが、ミシェル・クランプトン手がけるキングスマンの衣装が最高に良かった。衣装製作スタッフは、とてつもない努力をしただろう。時代背景、当時の流行、生地の重量感や色、靴や小物に至るまで徹底的に調べて俳優達にフィットするよう何度も作り直した事だろう。努力の賜物をみせてもらい、感激である。

妥協だらけのサンドウィッチケーキを作った後に、徹底的にこだわった完璧なものを作る大変さを学んだ。

ありがとう。キングスマン。

家族は喜んで食べてくれた。

私は摂食障害治療中&克服を目指しているから今は食べられないけれど、いつか治ったら自分の為に焼いてみたい。

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