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【トンボから人間と学問を考える】


「学ぶこと、知ることは楽しい」
数十年生きてきた中で、「人間に生まれて良かった」と思える
理由はこれだ。


今日は「赤とんぼ」に気づいて、ある習性を知ることができて、
それだけで私は今日という日に感謝できた。

雨上がり、日差しが出てどんどん暖かくなるので日向ぼっこをしていたら、
頭上をたくさんの赤とんぼがつがいになって(交尾をしながら)
同じ方向に飛んで行った。
あまりに多くのトンボたちが飛んでいくので、
明日何か災害でも起こるのかと不安を抱いたくらいだった。
群衆のトンボ、これまでの人生の記憶になかったからだ。

飛んできた先の野原を見ると、まだパートナーを探しているトンボもたくさん見えた。

飛んでいくたくさんのつがいトンボを見ながら、
小学生か中学生ごろの
「ペアを作った人からダンスの練習をしてくださいね」という先生と、
あの微妙に気まずい「ペア作り」のきもちを思い出した。
次いで浮かんだのは、
婚活会場でパートナー合致した人から会場から消えていくイメージ。

トンボも人間も似てるもんだなと思いながら

「トンボ、つがい、同じ方向」で検索してみた。

俗に言う「赤とんぼ」だけが、トンボの中でも群衆で飛ぶらしい。

確かに、もっと夏の暑いときに見かけたオニヤンマは、
孤高に一匹でとんでいる。(やっぱり大きいから今でも見かけると興奮する)

もう少し前の季節で見たシオカラトンボは、つがいはよく見かけても、
つがいの群衆は見たことがない。

今回のトンボに違和感を感じたのは、災害予兆でもなく
この時期の赤とんぼ特有の習性だった、ということ気づくと、
だたのトンボでも、いろいろと人種みたいな文化みたいなものを
感じ、面白いと思えた。

なんで赤とんぼだけ群衆をつくるのか?って、そこまで調べなかったのが
自分らしいけどきっとそこにも面白い理由があるんだと思う。


また、トンボが一番力必要なく飛べるのは「向かい風に向かって飛ぶこと」
なんだそう。これを知っていれば、風がどこ向きかがわかるかもしれないと思うと、万が一の万が一の時はこの知識が役に立つかもしれない。
シオカラトンボとか好きな方向にあちこちと飛んで行ってる気がするから、もう少し調べないといけない気がするが…

さらにトンボの飛び方は飛行機の設計にも使われていたりするんだって。

ただのトンボと思っていたけど、トンボもすごい。


これは自分の記憶メモにしたい今日のの出来事だが、
テレビで芦田愛菜ちゃんがクイズに答えるシーンで、
「期せずして…」という言葉を使っていたのが今日一番の感動であった。

恥ずかしながら、私は「期せずして」のちゃんとした意味すら知らなかったし、(前後の流れで、見ているときは偶然にもというニュアンスなのはなんとなく分かった程度)
たとえ知っていても使いこなせない、美しい日本語だ。
きちんとした日本語が身になじんでいるその姿に感銘を受けた。

期せずして、って普段から使えますか…?
スピーチの時なら使えそうだが、スピーチ以外で出てくるかな…
いや、意外と大人はみんな使えるのかな…

とりあえず私はあんな人間になりたい、日々精進しようぞ。

久しぶりにnoteに今日の発見と気持ちを綴ったが、
浅くて広い、私の知識欲のアンテナは、現在も感度は強いらしい。

学びなんてそんなすごいもんじゃなくていい。
興味があったことの、理由がわかるだけでとても楽しい。
なんでも、どれでもいい。

興味があって、とことん深堀していって、
世のため人のためになるまでいくと「学問」になるのではないかと思う。
さらに、世の中で知られていないことを見つけたり、アウトプットできる人が「発明者」や「第一人者」「専門家」になれるのだろう。

私にはそこまでの忍耐力はなく、少し知れるだけで満足してしまうので
そんな学問を日頃から愛でている人々にはあこがれを抱いているが、
小さなことをネットで調べて「今日はいい日だ、今の時代に生まれてラッキーだ」と思える自分も嫌いではない。

トンボと芦田愛菜ちゃんからの小さな学びで
今日も生きててよかったと思える、そんな能力作ってくれてありがとう。
学ぶ力は素敵だ。

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