見た目で判断しない、と言う世界では基準が存在しない
障害福祉で仕事をしていて
大変な事もたくさんあります。
私がそれでも働けているのは
私の働く法人には幾つも愛すべき理念があり
その一つに
『見た目で人を判断しない』と言う考えがあります。
障害と言っても
目に見える障害もあれば
見えない障害もある。
時には見た目の障害によって
個人の性格や気性まで
好き勝手に想像され、敬遠されてしまう。
顔にアザがある、
骨の形成による難病の為
見た目が著しく異なる…。
時には『ETだ!』と揶揄われ
『触るとうつる!』と邪険にされた過去。
それはどれほど理不尽な事だったか。
障害とは全く違いますが
私には身体中にtattooがあります。
小さいもので、基本黒一色、
唯一グリーンのものがありますが
日常生活では全て隠しています。
今でこそtattooは
若い人のオシャレ、みたいな感覚があります。
その感覚は日本にも広がりつつありますが
見る人に寄っては
入れ墨と言われ、眉間に皺寄せられることでも
あります。
日本と言う国の文化や過去、
世代間の価値観の違い
様々な要因がありますが
まだまだ抵抗感が強く有ると思います。
私は温泉にも行きませんし
(行っても家族風呂)
プールもラッシュガードを着て行きます。
それはtattooを良しとする私の考えと同じ様に
良しとしない人も間違いなく存在するからです。
公共の場で
誰もが不愉快にならない様に
私が出来る最善策を取ります。
tattooには後悔は一切微塵も無く
私が今まで生きて来た
乗り越えて来た過去を記しています。
しかし日本で生きていくと決めた以上は
私にはやるべき事があると知っています。
それは時に私自身や
子どもたちを守ることでもあります。
しかしルッキズムの障害は
そう簡単ではありません。
彼らが望んだ訳ではありません。
しかも隠せるものと
隠せないものがあります。
障害は彼らにとってスティグマでもありません。
ホクロや
髪の色
目の色と同じく、その人自身の何ものでもありません。
身長も体重も然りで
自分で管理出来る事
遺伝のもの
疾病の影響があるものと様々です。
人を見た目で判断しない
法人の理念にもある、その考えが私はとても好きです。
大切な事は人の中身です。
見た目の美しさと心の美しさは
時に比例していません。
富の豊かさと心の豊かさも
時に比例していません。
もっと人はシンプルなはずなのに
悲しいかな、人は見た目の美しさや
持ち物、肩書き、お金の有無で
人に対して
勝手に個人の基準を当て嵌めてしまいがちです。
何故ならそれは
内面を見るよりとても遥かに簡単だからです。
深く人を知るより
見た目でふるいにかけた方が楽なのです。
自由な職場に甘えて
今の私はピンク髪です。
就労移行と言う部署柄
企業さん達とお会いする事も多いのですが
その時はあまり見えない様に
髪を結って行きます。
自由は無限に自由ではありません。
好き勝手に何でもやって良いと言う事で無い事を
私は知っています。
それに
見た目が相手に与えるイメージも想像します。
私は私の世界では
どこまでも自由ですが
人の世界にお邪魔する時は
それなりに考える必要があります。
基準はあくまで私の基準であり
第三者のそれとは別。
ただシンプルに大切にしたいのは
自分の基準で相手を見ない事。
それは障害だけでなく
tattooだけでも無く
肌の色
言葉の違い
食べ物の違い
いろんな違いを知り認める事も含みます。
自分と違うものは敵、
そう思うのは悲しく勿体無い。
違いは新しい事の発見だと
そんな視点を持って生きてほしいと
2人の子どもたちには思います。
今日、ある企業さんに訪問したのですが
髪の色を褒めて貰いました( ´ ▽ ` )
これ、カラーじゃ無いんです。
髪が痛むので
カラートリートメントで、
一ヵ月くらいで落ちちゃうんですよと話すと
興味津々で話が盛り上がりました✨
コミュニケーションも
必ずしも同意からではありませんね。
来月はどんな色にしようか
楽しみです♪♪
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