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9品目:名店コラボのスタミナモテうどん

三代目くぼた 店主で
日本酒のソムリエ
唎酒師(ききざけし)の窪田です。

ここ最近、19周年記念コースで
お出しするお料理を毎日
ご紹介してきました。

一品一品、どれも思い入れがある
メニューばかり。

それを1日でお出しできるのが
本当に嬉しく思います。

ぜひ、最高の味をご堪能下さい。

それでは、本日は、
〆の一品をお伝えします。

今までご案内してきた
お料理については
以下のリンクからご確認下さい。

それでは、
〆の一品を発表いたします。

『煮穴子・とろろの冷たいおうどん』

です。

実は、私、三代目くぼたを
オープンするまで、
東京、神田にある
うどんの名店で働いていました。

とにかくうどんが好きで、
いずれ、うどん居酒屋を
始めようと思っていたので
その修行ということで。

そこでは、うどんの打ち方を
1から10まで伝授して頂きました。

満足できるうどんも打てるようになり、
自分が打ったうどんを店で
出せるようにも。

そして、三代目くぼたの
開店準備のために退職。

念願の三代目くぼたを
オープンさせてからは、
ランチや〆などで自分のうどんを
振る舞っていました。

お客様からも

「ここのうどんは美味い」

と評価を頂いていましたが、
もっと美味しいうどんにするには
何が必要なのか、と研究を続ける日々。

ただ、自分のうどんを
進化させようと思っても
今まで得てきた知識と
スキルしかありません。

なので新たな発見が必要だと思い、
うどんの食べ歩きもよくしていました。

5年ほど前のことです。

赤レンガ倉庫で行われたイベントに
あるうどん屋さんが出店していました。

聞いたことのない店の名でしたが
いくらか行列もできていたので
10分ほど並んで実食。

「こ、これは!」

よくあるコシの強い
讃岐うどんではなく、
コシを残しつつも
やや柔らかめで弾力があり
麺自体が伸びるような新食感でした。

出汁も丁寧に取られていることが
よくわかり、とても調和の取れた
美味しいうどん。

イベントでは、
イベント用のメニューを
出している店もあるので
実店舗でも食べたいと思い訪問。

そこで頂いたうどんは
更に感動したことを覚えています。

やはり、実店舗には
設備も整っているので
100%の実力を出せるのだと
思います。

その店の名は、

「讃岐のおうどん 花は咲く」

うどん天下一決定戦2017で
東日本一位を獲得し、
食べログ百名店も常連、
東京、中野の名店です。

店主の相方(さがた)さんと話もでき
お土産でうどんを一玉
もらって帰りました。

これは、今まで話したことが
なかったんですが、
安定して100%の旨いうどんを
打ち続けるのは不可能なんです。

天候や湿度によって
水の量やうどんを打つ力加減を
調整する必要があるので。

これは、どこの店も同じ。

調子が良い時は
100%のうどんが打てますが
日により70%や80%にもなる。

うどんを打つのは、
かなり手間のかかる作業ですし、
居酒屋メニューの仕込みもあります。

なので、それから当店は、
常時90%以上の
クオリティを出す製麺所から
うどんを仕入れることに。

うどんを変えてもお客様には
評価を頂いていましたが、
コロナの影響で2020年から
仕入れが難しくなりました。

そこで思い出したのが
讃岐のおうどん 花は咲くさんです。

あの店のうどんを
うちの店で使うことは
できないだろうか...

そう思い、店主の相方さんに
花は咲くのうどんに感動したこと、
当店の仕入れの状況などを伝え、
うどんを卸してくれないか
頼み込みました。

すると、快くOKを頂けて、
それから当店のうどんは、
花は咲くのうどんを使っています。

そんな、東京、中野の
名店から仕入れるうどんを
19年記念コースの〆で頂けます。

うどんに合わせる出汁は、
鰹、鯖、かたくち鰯の煮干しで
丁寧に取ります。

うどんの上に乗せるのは
じっくり蒸して、ゆっくり焼き上げ
ふっくら仕上げた蒲焼の
三陸産近海あなごと
青森県産の長芋をすりおろした
とろろです。

ねぎとごまもトッピング。

初夏の季節にぴったりの
〆の一品をお召し上がり下さい。

スタミナの充電により
翌日からまたフルパワーで
活動する男性を見て女性はビクんと
反応することでしょう。

ということで本日も
つるりんMAX!(謎)

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