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今一度「日本半導体凋落の真因を考察」②~なぜ真因が重要か?今更そんな議論は必要か?~
なぜ、今頃になって四半世紀前に終了した日米半導体協定を論じているのか?
新たに日本の半導体産業を成長・拡大させようとする時、それをリードする当事者が持つべき意識が異なってくる。
従来から言われてきた設備投資判断やポートフォリオ転換戦略、グローバル化の失敗を原因とするとマーケティングや経営戦略に長けた経営者のもとで、先行するTSMCを追いかけて追いつき追い越せに注力していくことになると思われる。
今一度「日本半導体凋落の真因を考察」③~日米半導体協定とは・・・あり得ない不平等条約~日米修好通商条約以来?
日米半導体協定とは日米修好通商条約以来と言われた現在ではあり得ない不平等条約
日米半導体協定のポイントは
①ダンピング防止
②外国産半導体の日本市場シェアを20%に」引き上げる
であった。
①はFMV(Fair Market Value)制度と及ばれるアメリカが一貫して推進してきた市場経済では通常考えられない仕組み :日本の半導体デバイスメーカーが四半期ごとに原価を提出し、アメリカ政府が販売の