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『デュラララ!!』という神アニメを布教する
みなさんは、『デュラララ!!』というアニメをご存知でしょうか?
私が散々口にしてるので名前くらい知ってるという人もいるかもしれませんが、大手サイトで配信されてない本作品をこれまで見る機会が無かった人も多いはず。
というか、この令和の時代に自分からデュラララを見に行く人間は多分いない。もはや古オタクの黒歴史ともなりつつあるこのアニメを、今更紹介する人間もいないだろう。
そこで! なんとかフォ
『世界でいちばん透きとおった物語』を読んで
大して期待はしていなかった。
梅田からの帰りがけ、なんとなく本が読みたくなって、予定の電車を見送り紀伊國屋書店にふらりと寄ったときのことだった。いつの間にか出ていた『ブルーピリオド』の新刊と、前から欲しかった凪良ゆうの『すみれ荘ファミリア』を手に取って、レジに並んでいた、まさにそのときのこと。
「ネタバレ厳禁」
蛍光のピンク色で大きく書かれたそのポップに、思わず目がいった。視力がそこまで良く
ネットミームについて考える
はじめに
「思想が強い」と、この人生の中で度々言われたことがある。自分としてはまったくそのつもりはないのだが、周りから見ればどうやら、偏った思想を頑なに譲らない人間だと思われているらしかった。
そもそも思想が強いとはなんぞやと思い友人に尋ねてみたところ、「(7molは)苦手なものに対しての考え方が過激なんだよ」との言葉が返ってきた。苦手なものは誰にだってあるだろうし、そこまで矢鱈と口に出している
『オツキミリサイタル』への愛を語る
以下、ボカロサークル「まちか音」でボカロ"一選"を募られた際、私がその選考理由の欄に記載した文章です。
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「信じ続ける未来の話」。
そう題されたこの楽曲を、私が初めて聴いたのは小学生のときだった。兄にこの楽曲の存在を教えられたとき、こっそりと親のパソコンを拝借し、心躍る気持ちでニコニコを開いたことを今でも鮮明に覚えている。そんな思い出のこの楽曲『オツキミリサイタル』を、私が一選に取り上
『推し、燃ゆ』宇佐見りん
推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。
あまりにも簡潔で苦しい書き出しに心を掴まれ、この本を手に取ったのはちょうど1年前のこと。実際に推しが燃えたことをきっかけに、再び読んでみることにした。
まず、何よりも読みやすく綺麗な文章だった。どこまでもまっすぐに推しを推す主人公の心の描写が、自然に入り込んでくる。普通なら言語化できないような推しへの感情がなだれこんでくる感覚はちょっと不思議だった。
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『君のクイズ』小川哲
いやらしい終わり方だったと思う。
かねてから気になっていた本だった。クイズ大会の決勝で「ゼロ文字押し」をしたライバルに敗れ、優勝を逃した主人公の話ーーという、題材も筋書きも過去に類を見ないもの。ミステリーは苦手だったけれどクイズを扱った小説は初めてで、絶対に面白いんだろうなという根拠のない確信をもとに手に取った。
読む手が止まらなかったという点では、確かに面白かった。こんなに読み易い本は久々で