上書さん

うわがきさんでも、なんでも好きに読んでください。諦めてます。 映画の感想上げました。や…

上書さん

うわがきさんでも、なんでも好きに読んでください。諦めてます。 映画の感想上げました。やっぱり書いているときが一番心が豊かです。 介護士してます。副業でヌキ屋もやると面白いよと最近耳にする、気がします。 官能小説とかもいいなって思うんですけど、最近は、ホラー書いてます。

マガジン

  • 『今夜解禁のR-18』連載中

    現役JKによる長編官能小説処女作。 わずか2分のYouTubeでも飽きる世代なりの長さとテンポとなっております。 イケる話より、エッチな話。

  • 福祉に関する作文

    コンクールなどに応募した福祉に関する作文の作品箱です。 ちなみに、ヘッダーはナチュラル傷メイクです。反抗心で取得した技術。

最近の記事

【ホラー小説 予測変換】2布団の中にはまどろみがあるから悪いんだ。

朝、ぼんやり意識が体に戻ってゆきます。 それまでほったらかしにしていた私の身体に、私自身が戻ってゆく感覚。 ゆっくり、ゆっくり。 一部分づつというよりも、全体的にゆっくりと自分の身体に意識が読み込まれていく。そんな感覚です。 自分の意識が通わず、思うがままに自由に奔放に寝返りをうっていた身体に、私という操縦士が戻ってきたような、 身体というのは「体」はもちろん「心」や「脳」も含まれています。 だんだん、はっきりと まばたき ができるようになるように、 だん

    • 【ホラー小説】『予測変換』第一話(そのきっかけは俺が風俗にはまったこと)

      「来てしまった…」 そう呟きながら金子洋一はあるアパートのドアを開ける。 靴を履いたまま三歩ほど歩いたところにやっと玄関から部屋の内部に上がるところにたどり着く。 金子は靴を脱いだ。すぐに履けるように反対に直し、正面から少しずらして丁寧に置いた。 40代後半の中年サラリーマン男がこんな行動をするのはおそらくこの場所だけであろう。 * もちろんしてもらったことも、最近は本当にない。 家の玄関なんて客人が来ない限り、妻の安いブランド物の靴が5足ほど散らばっ

      • 『三国志 新解釈』あらすじと感想。感想「研究職 新解釈」映画から見る「研究」「文化」についての個人的価値観。心の余裕を大切にできないへ。

        この映画は一人のおじいちゃんがナレーションを務め、物語が進んでゆく。 そのおじいちゃんとは歴史研究家の曽我宗光(西田敏行)。 ちなみにこの方は映画監督でも、本物の歴史研究家でもないことに注意したいところだ。 俳優の西田敏行のオーラがそうさせているだけだ。ただし、つられてしまうのも仕方がない。彼の名前をGoogleで検索すると予測で「西田敏行 黒いうわさ」と出てくるのだ。これだけ黒幕のようなオーラが強いのだ。仕方がない。 さらに言うと、今回の映画監督は「今日

        • ALS女性委託殺人事件についての短大レポート書いてみた

          短大の宿題で「憲法に関するニュースもしくは課題」について、概要をまとめ法学的に検討して、コメントを加えなさい。A4一枚程度。というものが出たので、今話題のALS女性委託殺人事件に触れながら書き進めたものを投稿します。 後半では、レポートの規定から飛び出し、安楽死について私の主観的意見をちょことだけお話しします。 「憲法と現代社会における安楽死について」 皆様はALSの女性患者が医師により殺害されたニュースをご覧になっただろうか。いわゆる安楽死とされ、医師らは逮捕された

        【ホラー小説 予測変換】2布団の中にはまどろみがあるから悪いんだ。

        • 【ホラー小説】『予測変換』第一話(そのきっかけは俺が風俗にはまったこと)

        • 『三国志 新解釈』あらすじと感想。感想「研究職 新解釈」映画から見る「研究」「文化」についての個人的価値観。心の余裕を大切にできないへ。

        • ALS女性委託殺人事件についての短大レポート書いてみた

        マガジン

        • 『今夜解禁のR-18』連載中
          5本
        • 福祉に関する作文
          5本

        記事

          日記。『桜の散るコロに』

          いい天気だね。さくらもきれいだ。 隣の運転席に座る、 自転車屋さんのおにィさんが言う。 今日はバイトの雇用契約のために某ファミレスチェーン店に向かっていた。 店まであと700メートルくらいの地点だった。 カラカラカラカラカラ!!!! スプリングコートの後ろについているリボンが、自転車の後輪に引っかかった。 そりゃあ、もう、地獄絵図だった。 私は急いで近くのサイクルショップに電話をして、状況、場所、名前を言った。 その店は、名古屋に来てから2、3回お世話になっている

          日記。『桜の散るコロに』

          第五章:パパのお嫁さん

          2022年3月3日。小竹楓5歳。 「カエねぇ!大きくなったらパパのお嫁さんになるっ!」 幼い身体が湯につかりながら、その遺伝子の半分を持つ父親にそう言った。 「あ、やっと上がったの。早くおひな様を片づけなさい。」 桃色のパジャマ姿ではしゃぎながらリビングに来た愛娘、小竹楓[かえで]に母は言った。 「え~嫌っ!かわいいからもっと飾っとくのぉ~!」 ぷっくりとした頬を、さらにぷくーっと膨らませ、駄々をこねる。 「カエちゃん。おひな様を早くしまわないと、その日にち分だけ結婚で

          第五章:パパのお嫁さん

          第四章:素直になってよ

          2034年2月、春の暖かさを先取りするように小鳥たちがたおやかな調べをさえずり始める。子孫繁栄のため交尾をする相手を誘っているようだ。 人間も小鳥に負けず、異性にアプローチをする。 2/14はバレンタインデー。女性から意中の男性にチョコレートを贈る日だ。この時期は昔から変わらずに、どこもかしこもチョコレート商品だらけだ。 「今年はゼロかな~笑」 小竹壮太[そうた]は女性たちが群がるバレンタインコーナを横目に、そう呟いた。壮太は去年の夏まで佐藤麻理[まり]と付き合ってた。去

          第四章:素直になってよ

          映画「AI崩壊」レビュー~おさるのしっぽ~※ネタバレ注意

          人間らしさとはなんだろうか。何をもってして我々は1%しか遺伝子配列が違わないサルとは別の生物と言えるのだろうか。各々答えはあるだろうが、ここでは仮に優れた「知性」と「心」を持つこととしておこう。 人類は「知能」を使って目覚ましい発展を遂げてきた。この映画ではAIを中心に医療現場が回っている世界にまでなっている。 発展により人は自らの発展によって人を救う。 しかし、その代償にもう一つの人間らしさである「心」が凍ってしまっていると私は思う。 縄文、いや平安、いや江戸や明治時代を

          映画「AI崩壊」レビュー~おさるのしっぽ~※ネタバレ注意

          次の小説のうち、ひとつを読み、そのあらすじと、感想を書きなさい。(800字) 選択した小説:『キッチン』吉本ばなな

          『∞』君がこの世で一番好きな場所はどこか?母校か、押し入れの中か、それとも恋人の胸の中か。この本に出てくる主人公の答えはキッチンだそう。おばあちゃん子だった幼い頃の記憶。男友達とその母親(元男性)との奇妙な共同生活の記憶。その二つ、いやその二つ以上の記憶が彼女にキッチンを好きにさせた。 モノ、特に場所を好きになる理由の大半は誰かとの思い出だ。魅力は人が作りだし、人が味わう。数年前引っ越し会社のCMでも「家は人が住まないと死ぬ」なんてことを謳っていた。家の中でも食事を作るキッ

          次の小説のうち、ひとつを読み、そのあらすじと、感想を書きなさい。(800字) 選択した小説:『キッチン』吉本ばなな

          朝食を欠食すること、そして、若い世代で朝食の欠食が多いことについて調べ、健康面と生活面から、あなたの考えを述べなさい。(800字)

          『ハッピーエンド』 朝食には様々な効果がある。今回はその中の一つ、体内時計の調整について述べようと思う。 体内時計の周期は24時間15分。そう、外界とズレが生じているのだ。これの調整に深く関係するのが朝食である。 朝飯を食べることで、末梢の体内時計がリセットされ動き始めるという仕組みになっている。その鍵となるのがインスリンだ。食後に血糖が増えると膵臓から分泌されるこのホルモンは、血液中のブドウ糖を細胞に取り込んで血糖値を一定に保つ働きをもつと同時に、時計遺伝子にシグナル

          朝食を欠食すること、そして、若い世代で朝食の欠食が多いことについて調べ、健康面と生活面から、あなたの考えを述べなさい。(800字)

          「一名様、ご案内です」

          お客様が入られた後、我々スタッフはお客様の五感にたいして熱烈なアプローチを致します。まずは「視覚」「嗅覚」「聴覚」から。 「視覚」にはお店の内観を、 「嗅覚」にはお店に漂う料理の香りを、 「聴覚」にはホールスタッフの声、厨房から漏れる調理音を。 たっぷり刺激したあと、お冷と共にメニューにお目に通していただき、選ばせる。 そこから5~10分ほどの焦らしプレイ。 料理を運び、そこからさらにアプローチ。 而して、カトラリーによってお客様自身の手で運ばれたソレは、五感の残り

          「一名様、ご案内です」

          第三章:ボンノウ

          「はぁ…」 杉谷[すぎや]公孝[きみたか]はいつもに増して疲れた表情で家のドアを開けた。それもそのはず、同時に二人の女を失ったのだ。本命には絶望され、浮気相手には失望された。「私、他人のモノじゃなくなったアナタになんて興味ないわ」本当にそう思う女がこの世にいるなんて。 電気をつけ、清潔で広々とした部屋が照らされた。その広さが今は、自分の寂しいという感情をあおる…はずだった。 「ん?」 公孝の視界に異様な光景が飛び込んできた。 目の前に女のサンタが倒れているのだ。 2034

          第三章:ボンノウ

          パンケーキ140字食レポ【性的表現を含みます】

          出会い頭、君はいつも芳醇なバターの香りを漂わせる。少し硬い表面を切り裂くと、柔らかでフワフワした生地が僕を出迎えてくれる。甘露な蜜で濡らしてしまうのはもったいないと思うのは必然だろうか。 梟のさえずりを聞きながら君を待つ20分という時間。それは、僕にとっては朝飯前ならぬおやつ前だ。

          パンケーキ140字食レポ【性的表現を含みます】

          「『共に生きる社会』を目指して」出展作品2019

            『限界を見た』  ※一部編集有り    前に見たときは眠っていた葉が生き生きと茂っている。分厚い窓ガラスの向こうから聞こえてくる冷たい木枯らしの音とは変わり、今日はセミの声ともに。 「**(本名)ちゃん、診察だよー。」  私は精神科に二度入院を経験した。病名は付けられたことはないし、今は薬すら処方されていない。だが、家出や自殺未遂など、当時はこのような選択肢しかないように思えるほど辛かった。私にとって入院病棟はすごくありがあたい逃げ場だった。    病棟には様々な患

          「『共に生きる社会』を目指して」出展作品2019

          第二章:光のおまつり

          12月といえば、クリスマス。読者の皆様はこのクリスマスの由来をご存じだろうか? 約二千年前の古代ローマ帝国。 北半球では一番日が短くなる冬至。冬至を境に、太陽の出ている時間が長くなる。太陽神ミトラを信仰するミトラ教はその日に祭典を催した。 のちに、イエス・キリストを「光」に例えていたキリスト教の文化に吸収され、冬至に近い12月25日が「イエス・キリストの降誕祭」つまり「クリスマス」として定着した。 そして、2034年の12月25日。 ここ栃木県足利市のフラワーパークでは4

          第二章:光のおまつり