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別れを感じると悲しくなる

 ここ何日か続けて秋のことを書いてきましたが、今日も秋の話題です。

 まあしかたないですね。だって秋なんですから。季節と共に生活を営んでいるわれわれとしましたら季節を無視することはできません。季節第一主義と言うと言い過ぎかもしれませんが、ほんとうは季節からの影響を受けているのです。

 オフィスで年中お仕事をされ、空調のばっちり効いた場所に四六時中いるのだ、という人と外で雨の日も風の日も現場でバリバリと身体を使ってお仕事をしているのだ、という人では確かに違いはあります。そういった環境の違いによる季節の影響はありますが、たとえオフィスで空調の効いた場所でいるという人でも秋の影響は受けます。秋という季節を体感で感じることが少なくなったのは事実なのですが、

 たとえば心情としてはいかがでしょう?秋の心情。秋になると人間はもの悲しく感じるのです。秋になると妙に人恋しくなったりしませんか?秋になるともの悲しい、寂しい気持ちになるものなのです。そして急にポエムを書き出したりして。そういったことも秋の影響なのです。

 秋というのは五行で言うところの金行の季節です。この金には命を絶つという意味合いがあり、そこから別れ、という意味が生まれます。秋になるとなんとなく別れた気分になるのです。実際に別れたわけでもないのになんとなく別れを感じた気分になる。それゆえになんとなく悲しい気持ちになるのです。

 こういった心情に流されないように注意しましょう。たまたま今あなたが抱えている悲しみは秋がその理由なのかもしれないのです。たとえば昨年の秋はどうだったでしょうか?さらに一昨年の秋はどのような心情で過ごしておられたでしょうか?振り返ってみますと案外秋になると意味もなくもの悲しい、悲しみを感じていたりするものです。

 ある女性がいました。その女性は「先生、わたしは冷たい女なのでしょうか?お付き合いした男性とあまり長く続かないんです」と言いました。その女性が冷たいかどうかはよくわかりませんが、冷え性だということはよくわかります。その女性のお話をよくよく聞いてみるとどうもこの秋という季節になにかトラブルが起こるらしい。それも言い争うという感じではなく思い違いとかの部類のトラブルのようです。「相手の方がなにを考えているのかわからなくなるのがつらいんです」と。それでいつも何となく別れてしまうそうです。秋の心情であるもの悲しさは時折こういった悲劇を生むのかもしれませんね。100%そうだとは言い切れませんがこの女性は何となく別れを感じ、もの悲しさを感じ、それを実行してしまったのでしょう。秋という季節がそのようにさせてしまったのかもしれません。

 ということは秋の対処をするとこのもの悲しさは軽減するのです。もの悲しさが軽減するというのもおかしな表現かもしれませんが、そうなのです。

 秋の対処法のひとつをご紹介致しましょう。たとえば足浴です。秋には朝一番の足浴がおすすめです。足浴をして足を温めるだけでもの悲しさは軽くなるのです。通勤や通学前に行うと一日のテンションが違うかもしれません。なんとなくもの悲しい気持ちがやわらぎ今日という一日を快活にスタートすることができるかもしれません。

 さらに秋は肺の季節です。五行で言う金は肺をも現わします。ということはあまりに悲しみすぎると肺を病むということです。秋になると咳をしたり風邪から肺炎なったりと肺を病む人が比較的多くなります。

 秋になって乾燥した冷たい空気が肺に入ることで咳や肺の病などを引き起こすと考えられがちですが、それだけではありません。秋特有の心情から肺を病むこともあるのです。

 どんな人間も四季に影響を受けているものです。そりゃ昔に比べたら空調設備の発達で季節の影響を受けることも少なくなったと思います。エアコンのなかったころの夏や冬はほんとうに過ごしにくかったことでしょう。空調設備の発達でわれわれ現代人は季節や気候の影響を感じにくくなっていることは確かです。しかし、その影響をまるで受けていないか、と言えばそうではありません。やはり多かれ少なかれ季節の影響を受けながら生活をしているのです。

秋とはもの悲しさを感じる季節。そして肺の影響を受けやすい季節です。秋の対処をしっかり行って、秋という季節を楽しみましょう。


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