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簡単にできる自己投資

 医療系資格の範疇の違い

 整体をするんだと聞いていわゆる一般的な整体のイメージ(ボキボキする)を持たれる方が未だに多いとは思うのですが。

 本来は整体であってもカイロプラクティックであってもオステオパシーであってもマッサージやエステであっても鍼や柔整の類でも理学療法であっても、人間の身体を観るという行為に違いはありません。身体を観るのだということで言いますと医療機関も同じです。

 だから腰痛だからマッサージだろうとか風邪を引いたから病院だろうというのもおかしな話です。

 たとえば鍼の世界には瀉という技法があってこれは熱を放散させる、取り除く技法です。熱を下げるだけだったらお医者さんでおクスリをもらうだけが唯一の方法ではないのです。もちろん整体にも清熱の技法は存在します。

 そのような例もあるのですが、職種の違いによってその責任領域や許されている行為に違いはあります。もちろん国家資格取得者しか許されない領域があります。

 しかし、だからといってどのような職種でもいい加減にできるものではありません。誤った情報ももちろんいけません。それは誰もどれも同じことです。

 ちなみに、いわゆる診断という行為は医師のみが許される行為であって「これは○○でしょう」って医療機関以外の場所で言われたらあまり信用しなくてもいいかもしれません。いろいろと症状をお聞きして、これかな?って思っていても言っちゃいけませんから、法律的に。病名をつけられるのは医師だけに許された行為なのです(そうだったはず?)。

 来られた方が「先生、わたし○○なんです」って病気の名前を言うのは自由なんですけどね。ぼくの場合、病名を言われてもあまり信じてはいませんが。

 病名がついて診断を受けてからどうやって行こうか?というのはその患者さんの選択に今はなってきていますよね?整体で身体を観ていくのを選ばれるのか?それとも他のことで身体を治していくのか?といったところです。

 ぼくとしては整体を選んでくださるとうれしいなと思いますが。

 冷えと言ったらなんでしょう?

 さて、今日はほんとうに寒い一日ですね。みなさん注意して過ごしてくださいね。整体では冷えと言ったら足浴ですが、一般的には冷えと言ったら風邪をひくというものではないでしょうか?

 気温が低下してきて日に日に寒くなってきますと、風邪を引いたとかのどが痛いんだというようなお話を聞きます。

 寒くなると風邪を引くものだというふうに思っているのではありませんか?風邪を引いて風邪薬を飲むのはまだいい方で、風邪を引く前に予防として風邪薬を飲む人もおられるようで。そのようなことはお止めになった方がいいと思いますよ。

 先日、大阪のクリニックに行っていたのですがそこでも軽い風邪のような症状を言われる方がおられました。そういったときにはいろいろな評価をして、それが冷えから来ていることなのかな?って思ったときには足浴をしていただくことをおすすめしています。

 愛光流からだと心整体に足しげく通って下さる会員さまはそういった話は耳にタコができるというくらいお話ししていますから、ご自分のことではなくお知り合いの方の話をしていかれます。例えばこのような感じ。「先生、わたしの知り合いに○○のような状態で悩んでいる人がいるんですけど、この場合は足浴をした方がいいのでしょうか?」といった感じです。

 簡単にできる自己投資

 整体に来られていろんなお話を聞いて知識が増えてきますと、ご自分の周りにいらっしゃる方のことが氣になって来るものなのですね。その方がぼくにお代を支払ってまでその情報を聞きに来られる義理はないようにも思うのですが、そういったふうに何かしら周りの人の役に立ちたいという思いが芽生えてくるのでしょう。

 たしかに整体の持つ知識や整体が古来から脈々と受け継いできた技法をわれわれ現代の生活に活用しない手はないと思います。

 ちなみに整体では風邪と言えば足浴と言いました。半分は合っているんですが、半分は間違いです。それは風邪の初期の症状には足浴は効果的です。

 しかし、ある程度風邪の症状が進んでしまうと足浴だけではあまり効果がありません。もちろん足浴は身体を温める効果もありますし、気持ちがいいというようなリラックス効果もありますので全く効果がないというのも違うのですが。

 寒さを感じたら間髪入れずに足浴を。これが風邪予防には効果的です。冷えを感じた自分の身体に対する足浴。これは自己投資です。何も分厚い本を読んだりセミナーに行ったりジムに通うことばかりが自己投資ではありません。バケツにお湯を張るだけでできる自己投資があるのです。


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