ArcangeLog

2023年夏に念願のサンチャゴ巡礼に行ってきました。その様子をマガジン「サンチャゴへの…

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2023年夏に念願のサンチャゴ巡礼に行ってきました。その様子をマガジン「サンチャゴへの道」にまとめ、更には同名で書籍化しました。好きな映画、小説、料理、旅行など様々な話題を徒然に投稿していますのでお付き合いくださればと思います。今年の目標は六甲山全縦走大会の半走出場です。

マガジン

  • エピキュリアンの食卓

    レストランで戴いた記憶に残る一皿  美味しさを求めて作ってみた記録 食にまつわる記事をまとめてみました

  • Book Review

    国内外のミステリーなどエンターテイメントを中心に読んでいます。自分の読書記録も兼ねて内容や感想を書き連ねています

  • サンチャゴへの道

    2022年春の定年退職を機にサンチャゴ巡礼の準備を始め、2023年夏にフランス人の道とフィニステレ、ムシアまで合計900キロを踏破した記録です。 【巡礼の準備】 体力づくりに年間で1000キロ歩いた記録/ 荷物の準備/ 旅の手配/ 情報収集 【巡礼の記録】出発から帰国まで、のべ46日間の巡礼の様子を現地からほぼリアルタイムで記録 【巡礼の振り返り】これから巡礼をする方に役立つ巡礼のまとめ

  • 旅行ノート

    日帰り旅行、国内旅行、海外旅行、一人旅、家族旅行…… いろんな旅の記録

  • 美術展ノート

    美術展を訪れて、見たものや感じたことを記録しています。

最近の記事

パエーリヤ トマト水煮入り

昨年夏にスペインのサンチャゴ巡礼から帰ってきて、初めてパエーリヤを作った。スペイン風オムレツの方は何度も作っているのだけれど、パエーリヤを作るのはなぜか思い切りのようなものがいる。 スペインで3回パエーリヤを食べたけれど、サフランの色より、トマトの赤の方が多かったように思う。ということで、今回は初めてトマトの水煮を入れるレシピを採用し、少しアレンジを加える。 魚介を揃える。アサリ、イカ、タラ、それぞれ150g。有頭海老は刺身用の赤足海老5尾入りのパックを使う。最近、有頭海

    • 『成瀬は信じた道をいく』

      前作『成瀬は天下を取りにいく』を読み終えて、すぐに本屋へ直行した。「成瀬」は中毒になる。もともと、気に入れば同じ作家の作品を読み続けるたちだが、今回は明らかに成瀬の先行きを案ずる保護者のような気分でこの続編を買い求めた。 さて、大学生になった成瀬あかりは相変わらず我が道を進む。大学は京都大学に通っているものの、受験以外では京都のエピソードは出て来ず、物語の中心はあくまで滋賀県、大津、膳所である。近所のスーパーでアルバイトをし、時には近辺の「自主パトロール」をこなし、びわ湖大

      • 『成瀬は天下を取りに行く』

        宮島未奈著『成瀬は天下を取りにいく』を読んだ。タイトルからして前々から気になっていた本で、本屋で最初の短編の冒頭を立ち読みして、「買おうかな」と迷っていたが、昨日「本屋大賞受賞!」の帯を見て、ついに購入した。 滋賀県大津市の西武大津店が閉店するというニュースが地域の人たちに波紋を投げかける。西武デパートに思い入れのある地域住民のひとり、中学生の成瀬あかりは同じマンションに住む幼馴染に「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」と宣言する。そして、夏休みの期間毎日西武ライオ

        • 須磨花見ウォーク

          昨日の日曜日、朝から春の陽気で暖かった。自宅マンション内の桜も満開。朝、用事で出かけても沿道の桜はほぼ満開。用事が終わり、いい天気なので、中華料理店の弁当を買い込み、屋外のテーブルで食べる。ピクニック日和だ。この天気だと須磨のあたりも満開だろうと思い、午後から花見ウォークに出かけることにする。 自宅最寄駅のコンビニでお茶を買い込んでスタート。まず目指すのは神戸女子大前に桜並木。大学が須磨離宮公園の北の山の麓にある学校だ。門の外側の道路沿いに見事な桜の木が並ぶ。緑を背景にした

        パエーリヤ トマト水煮入り

        マガジン

        • エピキュリアンの食卓
          25本
        • Book Review
          12本
        • サンチャゴへの道
          126本
        • 旅行ノート
          25本
        • 美術展ノート
          11本
        • 退職ノート
          18本

        記事

          『サンチャゴへの道』ペーパーバック版販売開始

          先日ペーパーバックの校正本が届き、息子に校正をしてもらった。自分できちんと目を通したつもりなのに、校正箇所が20箇所以上あった。やはり自分の書いたものを思い込みで読んでしまうのだろう。指摘された所を見ると明らかな間違いを見逃している。 表記のゆれが結構ある。「お昼ごはん」と「お昼ご飯」や「せっかく」と「折角」などの漢字とひらがなの使い分け。「家内」、「嫁」、「妻」と呼び方を変えていたのもあった。一番多かったのが、数字。アラビア数字と漢数字とひらがなの問題。例えば、「ひとつ」

          『サンチャゴへの道』ペーパーバック版販売開始

          校正本到着

          先日より「電子出版」の投稿でもご報告している「サンチャゴへの道」のAmazonペーパーバック版校正本が届いた。手に取ってみると、思いの外サイズが大きく、260ページあるので、重みもある。サンチャゴ巡礼の記録として、本の形で一冊を手元に置いておきたいという願いからペーパーバック版を作成することにしたが、あと少しだ。 電子書籍は既に販売中 既に完成している電子書籍の原稿を元に、サイズを出版する本用に変更し、ページを点検しながら体裁を整え、写真を確認して調整し、ヘッダーをつけて

          校正本到着

          最後の晩餐 レオナルド・ダ・ヴィンチ

          この夏、兄夫婦と2週間のイタリア旅行に行く。ミラノ、フィレンツェ、アッシジ、ローマの順に北から南へ移動する。漠然とした思い込みかもしれないが、イタリアは南に行くにしたがい、混沌とするイメージを持っている。北部のミラノは初訪問だが、その意味では洗練されたイメージを持っている。楽しみだ。 楽しみなのは、もう一つ。「最後の晩餐」を見ること。ただ調べてみると、容易ではないようだ。開館している時間帯を15分ずつに区切り、それぞれ40人の受け入れに制限されている。鑑賞できるのは15分間

          最後の晩餐 レオナルド・ダ・ヴィンチ

          電子出版(4)

          先日KDP(Kindle Direct Publishing)より電子書籍を発行したことを報告した。ペーパーバックも併せて出そうと、本のサイズを決め、レイアウトを確認した上で、最終チェックを3日かけて行った。 wordの校閲メニューには文章を読んでくれる機能がある。この音声化がとてつもなく有益だと気がついた。通常校正作業では文章を丹念に目で追う。だが、目で追うだけでは気がつかない間違いや不自然さが音声で聞くことにより明らかになる。 おかげで訂正箇所が数をお知らせするのが恥

          電子出版(4)

          電子出版(3)

          先日、「電子出版」の中で、このnoteのマガジンで120本の投稿がある「サンチャゴへの道」を電子書籍として出版したいとの希望を書いた。また、「電子出版(2)」の中では、作業が大変で、そんなに簡単にはいかないと書いた。実際、大変だ。そして、この「電子出版(3)」である。 結論から言おう。既に電子書籍が出版された。あっけないほど、すんなり審査に通り、Amazonで「新作」として販売されている。「完璧を目指せば、いつまでたっても完成しない。電子書籍は出版後も簡単に訂正、改定が出来

          電子出版(3)

          鹿児島旅行 4日目

          鹿児島旅行3日目の投稿はこちら。 最終日 3泊4日の鹿児島旅行の最終日は桜島だ。前夜にホテル下のコンビニで買ったパンと部屋のコーヒーで朝食。なぜだか朝食なしの宿泊プランを選んでいたらしい。まぁ、食べに行くと時間もかかるし、部屋着のまま食べるのも楽ではある。 桜島 市電で水族館前まで行き、フェリーに乗る。大人一人200円は安い。15分と短い時間だけれど、景色は素晴らしい。前回桜島に来たときは、フェリー乗り場から3キロ程度の歩ける範囲を見て回った。今回は桜島アイランドビュ

          鹿児島旅行 4日目

          鹿児島旅行 3日目

          鹿児島旅行2日目の投稿はこちら 知覧へ 鹿児島旅行3日目は知覧へ。武家屋敷と特攻平和記念館を見学する。鹿児島中央駅前から知覧武家屋敷入り口までバスでおよそ1時間。バス停前の商店でチケットを購入。別にチケットをチェックする受付があるわけではないが、きちんと支払う。 知覧武家屋敷 端から端までゆっくりと1時間ほどで見学する。通路の両脇には石段があり、その上に綺麗に刈られた生け垣が並ぶ。その様子がいい雰囲気を醸し出している。公開されている屋敷には美しい枯山水の庭園を備えたも

          鹿児島旅行 3日目

          鹿児島旅行 2日目

          鹿児島旅行1日目の投稿はこちら。 鹿児島市へ 鹿児島旅行の2日目、まずは霧島から鹿児島へと移動する。ホテルからJR隼人駅まで徒歩13分。列車に揺られて鹿児島中央駅、そして駅前のホテルへ。荷物を預けて、市内の観光に出かける。鹿児島市は2回目。前回は職場の人と来た。だが、運悪く市民マラソン当日にあたり、交通制限のために思うように観光できなかった。 城山 前回来た時には途中の義士の碑やら西郷洞窟などを見学しながら歩いて登った。今回は鹿児島中央駅前から「鹿児島シティビュー」に

          鹿児島旅行 2日目

          鹿児島旅行 1日目

          空路鹿児島へ 久々に家族三人で旅行に出る。行き先は鹿児島。初日は神戸空港から鹿児島空港へ飛び、バスで霧島のホテルに向かう。神戸と鹿児島は新幹線で行くと4時間くらいがかるが、飛行機なら1時間余り。空港から市内までバスでさらに時間はかかるが、それでも飛行機の方が早いし、神戸から鹿児島までスカイマークが就航していて、値段も新幹線より安い。 上野原縄文遺跡 1日目は霧島の上野原縄文遺跡の見学がメイン。早朝に出発、鹿児島空港からバスでホテル京セラへ。まずは荷物を預けて、ホテルの縄

          鹿児島旅行 1日目

          電子出版(2)

          このnoteで書き溜めた160本の投稿をまとめたマガジン「サンチャゴへの道」を電子書籍にしようと思い立った、と先日投稿した。 それ以降、結構時間をかけて、整理をしてきた。なにぶん思いつくまま、散発的に書いたものなので、一つのテーマについて様々な投稿に中に散りばめられている。繰り返し書いていることも多い。秩序だてて本の体裁にするだけでも骨が折れる。 取り敢えず章立てをしてみた。まず「サンチャゴ巡礼路とは何か」という短い解説を序章とする。次に「第1章 サンチャゴ巡礼の基本を知

          電子出版(2)

          ホワイトデーはチーズケーキ

          3月14日はホワイトデー。バレンタインデーにチョコレートケーキを作っていた息子が、今度はチーズケーキを作ると言って、レシピを持って買い物に出かける。 無塩バターやらチーズの塊やらを買ってきて作業を始めたと思ったら、いつの間にか出来ていた。 その息子に、夕食は洋食にするように言われ、ミネストローネとサーモンのソテーにグリーンサラダという組み合わせにした。 食後にいよいよチーズケーキをいただく。レモンジュースを大匙3杯使ったとかで、しっかりと味がする。あれだけのチーズやバタ

          ホワイトデーはチーズケーキ

          トリュフの香り

          昔、一度だけだと思うけれど、レストランでいただいた料理が「トリュフ風味です」と言って出されたことがある。名前は知っていたけれど、どこにトリュフがあるのかわからないし、香りも嗅ぎ分けられなかった。恐らく目視出来るほどの量でもなかったのだろうし、初めてでは香りも判断できなかったのだろう。 7、8年前、家内がトリュフ塩を貰って帰ってきた。何度か使うとようやくトリュフの香りにも慣れてきて、いい香りだなと思える様になった。その後、近所のデパートの食品売り場でたまに販売されている「トリ

          トリュフの香り