銀塩浪漫04 LeicaIElmar付き✖️初夏の京都・宇治①
今回のレンズは1920年代の《エルマー50㎜/F3.5》なので『オールドレンズ沼02』としてアップするべきかどうか迷いました。
しかし、今回のカメラ《ライカI型》はエルマー3.5/50レンズが固定装着されており、レンズ交換できないモデル。ゆえに、私が勝手に決めた「1960年代以前の交換レンズ」というオールドレンズの条件から外れることになります。
つまり、I型ライカは「100年近く前のレンズ付き銀塩カメラ」であるということから『銀塩浪漫04』としてアップすることにしました。
I型ライカを使ったのはこのときが初めて。加えて、50㎜レンズでのノーファインダー撮影もこのときが初トライでした。
2mほどに置きピンしていたと思いますが、上がってきたプリントを見て、あまりにボケボケだったことにショックを受けたことを覚えています。
しかし、後にこの個体の精度に問題があったことが判明。自分の撮影技術以上に不自然に大きくボケていた謎が解けるとともに、オーバーホール代●万円が財布から消えていったのでした😅
ところが怪我の功名と言うべきか、この整備不良による不具合のおかげでひじょうにおもしろい画が撮れました。
とくに上にアップした「川畔で鳥と戯れる母子」3枚などは、ボケボケが功を奏して油彩画のようなファンタジックな描写となり、とても気に入っています🖼️
『オールドレンズ沼01』でご紹介したズマール5㎝/F2と同様、今回のエルマー3.5/50もまた戦前のノンコーティングレンズです。どちらも「とても現代とは思えぬレトロな空気感を醸す、コントラストの強い油彩画のような風合」といった点で共通しています。
このような画づくりができるのがオールドライカレンズ。いちど使ったらやめられない、私の大好きなレンズです。(了)
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