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#1 田芋って何?

お久しぶりです。
大学を卒業し、4月に沖縄に移住し、田芋農家と一緒に働いてます。🌱

そこでよく聞かれる『田芋って何?』について答えていきたいと思います。

→田芋(たいも、たーむ)とは?


沖縄の伝統野菜であり、シーミー(4月に行われるお墓参りを兼ねた宴会?のようなもの)やお盆で欠かせない食材です。

砂糖と水でつぶした「でんがく」やしょうゆと砂糖でからめた「素揚げ」などが重箱に入ってます。

田芋(小芋)


→似てる野菜は?


サトイモ科作物であり、1番近いのは里芋ですが…あまり似てません。

田芋→田んぼで育つ芋
里芋→里で育つ芋
  っていうイメージ。

里芋は白っぽくてほっくりして、少しもちもち。イメージは煮物。
田芋はもっっっっっちもちしてて、他にない香りがあって、惣菜よりスイーツ系が美味しい。

里芋と外見は同じ

→どこで作られてる?


田芋は南西諸島のみで栽培されていて、暖かいところ尚且つ水田でしか育ちません。

つまり…南西諸島しか栽培できないし、流通していない!!!!レアモノ。

国内1の生産地は私が今農家として田芋栽培している場所『沖縄県金武町(きんちょう)』。

金武には広大な田芋畑が広がります。おそらく、国内でこんなに広い田芋畑が残っているのは金武町だけ。この景色は日本を感じさせなくて、唯一無二。

住宅街を下れば田芋畑が広がる

→どうやって食べる?


沖縄では伝統料理として、素揚げやでんがくやタームパイとして有名。

他にはぜんざいの白玉の代わりにしたり、お汁に入れたり、クレープのあんとして食べたり、炒め物もいける。美味しい。

そして田芋は芋だけじゃなくて茎(むじ)の部分も食べれる。

ムジも伝統料理として祝い事の際にムジ汁として出される。鉄分が豊富であると言われることから出産祝いなどに出される。

むじも唯一無二の食感で例えられないけど超美味しい。一度みんなに食べて欲しい。知る人ぞ知る沖縄料理って感じ。

金武にある田芋スイーツ屋さんで食べれる田芋アイス

→どこで買える?

南西諸島とか沖縄では直売所とかで手に入るケースが多い。

だけど田芋の最大の特徴として『一度煮てから』でないと商品にならない。生の芋はほとんど流通することはない。

つまり、一度煮てあるということは火を通してるので惣菜と変わらない。そう、賞味期限はたったの4日。4日でカビる。

今私のまわりの農家さんは真空パックで販売することで賞味期限を4日から2週間に伸ばすことができるようになったので、県外発送が可能になりました!そしてふるさと納税にも出てます。ぜひ食べてみたい人、連絡ください😉  
insta→taimo_manami(田芋農家📍沖縄)

真空パックになった田芋
ふるさと納税にも出品中!


→いくらぐらい?

実は高級品1000/kgはするようになっている。。こんなに単価の高い野菜はなかなかない…。

まだまだ私たちにも見つけきれてない魅力しかない。そしてポテンシャルが私が見てきた野菜の中で1番高い…。もっと色んな人に食べて欲しい!!!


今回は消費者から見た不思議を書いてみました~。次は生産者から見た田芋の魅力を書きます✍️

insta→taimo_manami (田芋農家📍沖縄)
大好きな田芋の写真と農家さんをアップしてます。

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