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無職が、無職に発注する。

そういえば私たち、無職だったよね。
無職のコピーライターが、
無職のデザイナーに仕事を発注しました。
まぁ、それだけの話です。

彼は、無職を満喫中。

発注先は、元同僚のデザイナー。
わたしと同じくリストラ対象となり無職です。
が、わたしとは真反対の反応を見せ
「どうせ沈む船。解雇されてよかった。万々歳!」と
いまは無職生活を心底楽しんでいます。

デザイン案件が、発生するとは想定外。

冷静になれば、そらそうや。
コピーライターとデザイナーは「ニコイチ」。
わたしにデザイン案件が入ってくることもあり得る。

コピーライターとしての独立を控えて、
コピーワークの案件獲得ばかりを想定していました。
フリーランスとして、わたしひとりで完結することを前提にしていました。

ある案件で「コピーもデザインもまるっとお願い!」と言われ
恥ずかしながら、気づきました。

コピーもデザインも受けたらいいし、受けられる!

心強い、元同僚の無職たち。

幸か不幸か、リストラにあったのはわたしひとりではなく。
しかも、その多くはデザイナー。
頼めばいいし、一緒に仕事ができたら、わたしもうれしい。

広がる、無職の輪。「辞めた組」のコネクション。
辞めた者同士の紐帯、連帯感が生まれたように思います。
そこには、妬みや嫉みなどネガティブな感情は意外とありません。
無職の彼に発注し、快く受けてもらい、
新しいつながり方に心機一転わくわくする気持ちも生まれてきました。
無職を楽しんでいる彼がまとうポジティブな空気のおかげでしょうか。

リストラにあっても、無職になっても、つながれる。
そういう仲間であったことに、じんわり胸があたたかくなる無職でした。


もう、どなたか太陽に休めと言ってほしい。
今日も暑い中、お疲れさまでした。
マスクをしている方が少し増えたように思います。
皆さまどうぞ、体調管理には気をつけて。
しっかり食べてぐっすり眠ってくださいね。

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