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吃音の記録

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3番目の子は言葉が出はじめの1歳から吃音があったような気がします。3歳から相談機関へ出向き、4歳から訓練開始。 「吃音があっても本人が気にしなければそれで良し」と思う自分と、「…
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#通級

隠れ家のような場所  (吃音通級指導)

隠れ家のような場所  (吃音通級指導)

3番目の子、ミコは吃音指導のために、週に1回通級指導教室に通っている。

私の懸案だった「抜けた分の授業はフォローがあるのか」という点においては、1年生はまだ授業時間が短い上に、通級の先生も午後に空きが会ったため、帰りの会を省略する程度の早退で済んでおり、これは大変ありがたい。

学年があがると、徐々に授業時間も長くなっていくので、今後もずっと、というわけにはいかないかもしれないけれど、まあほんの

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吃音の通級指導、続き。のびしろしかない親として。

吃音の通級指導、続き。のびしろしかない親として。

来年小学一年生になる3番目の子、ミコを、通級指導に通わせるのが不安という記事を書き、その後の話。

私がひっかかっているのは「通常授業を休まなければいけない」という点だけであって、じゃなんで通常授業を休ませるのが不安なのか?という考えに至る。

その不安はまさに、私が「普通」の呪いから抜けきれていないことの表れだった。



二番目の子、ニンタは知的障害があるから普通のレールから外れても良い。

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吃音と生きていく (療育から通級指導へ)

吃音と生きていく (療育から通級指導へ)

吃音がある三番目の子、ミコの記録。

三歳からお世話になっていた療育センターの言語指導は、就学と同時に卒業しなければならないのがこの地域の決まり事である。

なぜなら、療育はとても混んでいるので。人口が多い都市部の多くはそうであるらしいし、また逆に、体力がない小さな自治体でも起きることらしい。

私もミコも、言語指導の先生をとても頼りにしていたので、この強制卒業はつらい。けれども決まり事であるので

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適、である。 〜不登校と知的障害と吃音〜

適、である。 〜不登校と知的障害と吃音〜

吃音のある3番目のミコ。小学校入学と同時に通級指導に通うための申請を出し、面接や書類提出を経て、教育委員会から「通級指導、適、と判断する」という書類が9月に届いた。

これでようやっと通級指導に通えるわけだけれども、もったいぶらないでくださいよ、というのが正直な感想だったりする。

吃音の対応施設があるのは有り難い。だって学校だけでは、自分の吃音をどう取り扱っていくのか、自己流でやりくりしていくし

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