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寝ても覚めても本のこと

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読書記録や感想、本にまつわるあれこれ
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#本好き

読書遍歴を振り返る

読書遍歴を振り返る

つい最近、フォロワーさんが「○○(本のタイトル)は心が柔らかい10代のうちに読んで欲しい」とツイートしているのを見てふと思った。そういえばわたしっていつから読書するようになったんだっけ?10代の頃、何を読んでいたんだっけ?と。
そんなわけで、自分の読書遍歴をざーっと振り返ってみた。

物心つく前から、絵本がとても好きな子どもだった、と聞いている。両親と保育園の先生との連絡帳に「○○を読んだらとても

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一行の衝撃

すこし前まで軽い活字中毒であったはずなのに、気がつけば一ヶ月近くまともに読書ができていなかった。先月、大きなイベントを控えていてその準備に追われていたとか、すこし体調が思わしくない日が長く続いたとか、理由はいろいろ考えられる。だけどもっと明確に、本を読むこと自体をストップさせたと思われる理由がある。そしてそれもまた、本によるものなのであった。

9月の中旬から下旬にかけて、とある本を読んでいた。作

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出会ってしまった物語

出会ってしまった物語

どうしよう。また、大好きな一冊に出会ってしまった。
本を読み終えるたび、そう思う。どうしよう、とは言うものの、心の中には優しくてあたたかい気持ちが溢れている。それが、「うれしい」という感情であることを、私は知っている。

最近そう思ったのは、辻村深月さんの「スロウハイツの神様」を読み終えた時。とてもすてきな余韻に包まれているので、感想を文章に残しておこうと思う。

作家、脚本家、漫画家など、さまざ

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読書の癖

読書の癖

本の虫、とまではいかないけれど、軽く活字中毒ではあると思う。毎日ほんのわずかであっても本を読むようにしているし(どこまで読み進めるかはその時の調子と気分による。)、振り返ってみると、子供の頃はマンガが大好きだったけれど、それも2ページ見開きの「絵!!!」というような作品より、登場人物たちの台詞や主人公の心境が文字になっているものが多い作品を好んでいた。何より、今手元にあるマンガはすべてそんな作風の

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