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taker(テイカー)を排除し、giver(ギバー)の精神で技術を提供する会社、4th UP DATE UP DATEを設立。

【ご報告遅れましたが…】
最近息子が産まれましたが、3カ月前に産声をあげた物がもう一4th UP DATEてもう一社会社を興しました。

社名 株式会社4th UP DATE
(社名の意味はホームページ見てね♪)
https://4thupdate.com/

この会社のテーマはLife changeになります。


今まで人材派遣会社さんと業務提携で行っていた、「CG技術者育成」をより広めていく為に設立しました。
4年近く「CG技術者育成」にコミットしてやって来ましたが、そこでの経験はかなり貴重なもので、沢山の気づきを得る事が出来ました。

当初は単純に技術を教えるだけの取り組みだったんですが
「教え方が良くないのか?」
「こちらの熱量が足りないのか?」
と色々試行錯誤しましたが一向にこちらが目標とする成果に達する事が出来ず、何度も折れかけました。

強制ではなく希望者のみ受講出来る講習で、事前の面談で「人生を変えたい」や「必死にやります」という発言をしていた子達が、「何故教えた事を覚えてないのか?」を考えたときの一つの結論として「教わる側の土台が出来ていな状態で何を教えても意味がない」という結論に至りました。


若手ポテンシャル採用を行っているクライアント(コールセンターや携帯ショップ店員等)への派遣をする事を主軸とした派遣会社にいる20代の特徴として

・未だに誰かになんとかしてもらおうと考えているので、学習習慣や努力をしようとする気持ちが希薄で、自分が理解し難い技術や講義にぶつかると、簡単に「自分には向いていない」という程の良い言葉で逃げる。
もう「考えないでも出来る単純作業」なんてものはAI全盛の時代では近い将来無くなっていくのに、「ちょっとやってみてダメならそこに戻ればイイや」的な考えの人間がかなり多い。

・「時給換算」と「単純作業」で働く事に慣れ過ぎているので、クリエイティブの「自分の制作物に責任を持つ」という考え方や「時間に追われる」という仕事に耐えられない人間が多い。
そもそも仕事で使う為の技術であり、生半可な覚悟では身につきません、貪欲に技術を自分でリサーチして取り入れ続ける努力(学習習慣・リサーチ能力)がなければ、スタートが遅い分既存の制作業にいる人達に追いつく事も追い抜く事も出来ません。

・人材派遣会社の採用を強化する為の耳心地の良い宣伝文句で吸い寄せられているので、自分達が「仕事を選べる側にいる」と大きな勘違いをしている。
「若手ポテンシャル採用」のフィールドにいる人材は、そもそも何処にも正規採用されなかったからそのフィールドに行き着いたわけで、その事実を見て見ぬフリしているので、現実に改めて正面から向き合ってもらう行為が必要。


人材派遣会社側にも問題は大いにあって、弊社の育成を導入する前の打ち合わせでよく挙がる質問が

・技術を付けた子達は逃げていってしまうんじゃないんですか?

っていう質問良くされるんですが、そもそも人材派遣会社って登録させて速攻他社送りなので一人一人の社員とのコミュニケーション足りてないし、離れていくって事は「その会社にいる価値」が提供出来てないって事なんで
技術を身につける努力をした若者の努力と、経営陣が会社をより良くしようとする努力が釣り合っていなければ離れていくんじゃないですかね?

派遣業だけで成立してる会社って、「その子達が出してる利益で食ってる」っていう自覚が足りてない。

定期面談するにも本社勤務してる人間がその子達の派遣先の近くに行ってあげればいいのに日々働いてる子達をわざわざ本社まで呼びつけたり中には毎日登録社員に日記つけさせて、会社への感謝を書かせるみたいな事を強制してる企業もありました。

派遣でしか利益上げられてないなら感謝すんのはむしろ会社側の方だから
「彼等が所属していたい」っていう環境作りが経営者や役員の仕事であり
それは待遇なのか、会社としての大義なのか別で実業設けて本社勤務出来る様にするのか、各々で考えて努力すれば良いだけ。

人間をずっと縛り続ける事なんてそもそも出来ないし、その子達がキャリアアップしたいと考えた時にそこを後押しする事も事業にすれば良い。
個人で転職活動するより、エージェントがサポートした方が効率も条件も良い環境は見つかりやすいので。


しかも会社のサポートで技術と実務経験を手に入れた子達が離職していく確率って4年やってみて分かりましたが、もの凄く低いですよ。

各々にアンケートをとった結果は
「自分がもらったチャンスを会社に返したい」
「自分の技術力は市場ニーズを見てみると、まだ経験年数足りていない」

等の理由だったり、現実を知った若者は目線も変わります。
そういった人材派遣会社さんへの新しい事業の創出や経営的サポートも新しい会社の事業になりました。


大方予想はしていたものの偏見だけではよくないので、4年ガッツリ付き合ってみて、改めて派遣フィールドの子達が「正規採用されなかった理由」と派遣会社の実態がよく理解出来ました。

上記の気づきを得て、土台の教育(スタンス教育)を徹底し「自分達の現状に危機感を持ってもらう」事からスタートして、それまでの「受講者全員を技術者にする」という考え方を捨て、「ふるい落とし型」の講義と課題に変更して、耐えられる人間のみ残すという形式にしたところ、短期間で技術を習得してもらう事にも成功して、僕らの教育した人材が、大手制作会社様で多数正規採用して頂けたり、大手広告代理店様でもクリエイティブ部署で有用な人材として正規採用して頂けたりとLife changeを起こすメンバーを大量に輩出出来るようになりました。

クライアント様の評価も、僕らの期間にして半年に至らない教育の成果を、「既に専門卒のクオリティを技術・仕事への向き合い方、共に大きく超えている」という評価を頂けました。

もちろん教育で成果を得られた事も大きく今回の会社を興した要因にはなりますが、この会社の設立の意図は、「僕が違和感を感じた業態に無くなってもらう」事も含まれてます。


若手ポテンシャル採用をメインとした派遣会社さんは自社の業態をSESと呼んでる会社さん多いです。

このSESを行ってる企業って本当酷い会社多くて、何も技術の無い20代を「うちの会社に来れば新しい技術が習得出来る」みたいなほぼ虚偽に近い内容の宣伝文句で大量に集めて、採用したら速攻で積み重ねのできない業種に送り込んで、若い人達の本来であれば成長に繋がらないといけない貴重な時間を搾取出来るだけして年齢が高くなって利益が取れなくなったら捨てる。

もちろん将来に繋がりにくい業種が現状の世の中に必要なのも理解しているし、経験や技術がない人材がそういうフィールドで働かなければいけないのは本人の「努力の仕方や調べれば分かることを調べても来なかった」という事にも責任はあると思いますが、そこを利用して商売にしてるのは全く別の話。

その子達も「そういう事を教えてくれる人」との出会いがなかっただけで、ちゃんと教えてあげたり、ちょっとした後押しをしてあげるだけで劇的に変わる子も一定数いる。

企業側も中途採用を「即戦力」という言葉で縛って、チャンスさえも与えない世の中になっているので、実務経験のある人間を企業間で取り合っているだけ。

以前うちで育成した人材に興味があるって言って挨拶に行った企業は人事の人出てきて「即戦力」っていう言葉を連呼してたので「即戦力の定義を教えて下さい」って言ったら、すげー考えて「担当の者を連れて来ます」って言ってた。

よっぽどその人事の人に「あなたって即戦力なんですかね??」って質問したかったけどねw

それじゃあ業界全体の若い人材も一向に増えていかない事に気付いているのかいないのか、増やす努力もせずに「慢性的な人材不足」なんて言葉をよく聞きます。

育成するにしてもコンプライアンスで言いたい事も言えなかったり、すぐに離職していってしまうので、そこに割くコスト無駄って考える企業側の事情も、僕も会社10年経営してるので十二分に理解出来ます。


なので、この会社でそこの役目全部背負います

こういう歪んだ仕組みを正していく役目と、人材派遣会社さんへの経営的サポート、「戦力」としてカウントされていない人材を「戦力化」して企業へ繋ぐ役目を3つ同時にやっていきます。

貴重な時間搾取への「対価」(将来的に役に立つ技術や知識)も与えずに人間を物みたいに扱って、一人が出す利益が薄いのでスケールかけて「気がついたら取り返しのつかない年齢」になっている被害者を増やし続けているSESをなくす為の挑戦です。

この考え方に共感してもらって良き仲間やクライアント様も順調に集まってくれています。

・僕らの提供する育成を導入している派遣企業は「登録している社員の未来を考えている企業」という業界的には「Pマーク」(安全な企業であるというマーク)的な存在になる

・将来に不安を抱えている若者にとっては、技術が手に入れられるチャンスを与えられる企業になる

そういう企業にしていくので今後ともよろしくお願い申し上げます。


若くて真摯なクリエイティブ人材が欲しい企業様、自社のメンバーにクリエイティブの技術を習得して欲しい企業様、自社の派遣社員を高単価人材に変えていきたい企業様は是非ご連絡下さい。

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