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「子どもの努力」と「大人の努力」は違うんだよ

努力と言ってもいろいろある。
これから大人になるあなたたちには、
子どもの努力と大人の努力には違いがあることを知っておいてほしい。

まず、子どもと大人を知識や身体の成長率で比較してみよう。
子どもは知識も身体も今から伸びてゆく時で可能性が無限だけど、
大人は子どもの伸び率と比べると飛躍的な成長は見込めない。

じゃぁ、目標達成までに要する時間はどうだろう?
子どもの頃の目標は「次のテストで100点をとる!」とか「運動会で1位をとる!」といったすぐに結果が出る目標が多いけど、
大人の目標は達成までに時間がかかるものが多い。

こうやって見比べてみると将来がまだまだ未知数な子どもは
「やればやるほど伸びる」といった「万能感」を持つ必要があって、
出来る出来ないより、まずは上を目指す時期。

一方、大人の努力は「諦観」だ。
「やって出来ないこともある」ことを知ること。

「やれないこともある」
「やれない時もあることを知っている」
「やれない自分にもOKを出す」努力


大人の努力って、
自分が「スーパーマン」になることを手放す感じかな。
自分が「スーパーマン」になれないことを受け入れる感じ
とも言えるかもしれない。

裏を返せば、
「万能感」を大人が持ち続けているとなると、幼児性が残っていることにもなる。
やれないことがあることを認め、受け入れる努力が大人の努力。

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と考えると、
やれないことなんてないはず!
何でも出来るはず!!!
やってみないとわからない!

と万能感を持てるのは若さの特権なんだよね。
そういう時期にも必ず終わりが来るし、やれるうちにどんどんやった方がいいってことだよ。

自分の可能性を信じれるっていいもんだよ。実際、未来はどうにだってなる!
あなたたちの可能性は開花どころか蕾にもなってない。
まだまだ未知数なんだよ。だから恐るな!振り向かずに進め!

と書くと、諦めてもいい年齢はある意味、大人の特権なのかもしれないね。
ただ、人生100年って言われるようになったから「大人」の期間も随分長くなった。だから、大人にも鍛錬が必要で、幼稚な万能感は捨てつつ、本当にやりたいことを選択し、努力していく力が要る。

そういった成熟した大人になるためにも、「万能感」を存分に発揮した子どもの頃の努力をやったかどうかは大事になるんじゃないのかな。

いつの時代であっても、
そのとき必要なことを精一杯やった人に次のステージへのチケットが来るから。

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*『ひよこ豆(娘と息子に伝えたいこと、面と向かってはなかなか伝えられないこと)』は、『未処理の感情には気づけば、問題の8割は解決する』と交互に毎週金曜日に更新します。



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