でぃーしゃん

天然少年・長男、格好付け次男、哲学的で負けず嫌いな三男、天真爛漫末っ子気質の四男と主婦…

でぃーしゃん

天然少年・長男、格好付け次男、哲学的で負けず嫌いな三男、天真爛漫末っ子気質の四男と主婦力の高い夫との6人の生活。 関西から南国へ1年半駐在、その後関東へ。 日本と南国、関西と関東のカルチャーギャップ、息子たちの奇行… 想定外の出来事が起こる私のまわりのお話

最近の記事

ラブレターをいただいた息子の話

四男の学級懇談会。「整理整頓や掃除の段取りのレベルが格段に上がっています。帰りにお子さんの机の中を見ていってください」と先生がおっしゃった。 プライバシーも何もありゃしなねぇな…とも思ったが、整理整頓も指導の一環だからということなのだろうか。 恐る恐る四男の机の中を見ると、思ったよりもずいぶんキレイだった。 私はその中にナゾの折り紙作品に紛れた、ハートマークのいっぱい描いてある女の子の名前が書かれたカードを発見した。 どうやらラブレターをもらったようだ。 母は少し動揺し

    • 次男の解答

      日本で生まれ育ち、両親ともに日本人なのだから日本語は放っておいても勝手に身につくだろうと思っていたらそうではなかったウチの息子たち。次男は日本の小学校も経験しているので三男ほどではないだろうと思っていたが、彼は彼でそこそこ大変なことになっていた。 当時3年生の次男の解答をご覧いただこう。 まずはこちら。 一見すると字が汚い以外は特に問題ないかな、と思いきや、いやいや、例文中にメインの「内」があらへんがな。 そして、次。 先ほどと比べるとしっかりとした字で丁寧に書かれて

      • 体操の隊形に開け!ヤー!!!

        我々夫婦は関西の出身である。夫は主に阪神間で育ち、私は大阪市内で生まれ育った。 子どもたちは南国に移るまでの間、夫の出身である阪神間で育ち、南国から帰国してからは関東に住んでいる。なので長男・次男は阪神間の小学校で数年間日本の小学校生活を体験しているのだ。 昨年、こちらの小学校に移り、初めて関東の運動会を経験した。 6年生だった長男はこんなタイミングで前庭神経炎という病気を発症し、急遽入院することになったので残念ながら小学校生活最後の運動会に参加することはできなかった。

        • お受験を控えた長男と、そんなことは全く関係ない四男

          息子たちはみんな2歳差なので長男が6年生の時、四男は年長さんだった。 6年生の長男は南国にいた1年半の間、英語の学校に通い英語を身に付けることに重点をおいていたので、ほとんど日本の勉強はしてこなかった。 夫と長男、私で色々相談し、中学受験をすることに決めた長男はそれはそれは苦労した。元々お勉強は得意ではないので、それならばいっそのこと帰国子女枠で入れて高校受験スキップできたらラッキーじゃね?という思いもあったが、それはそれで決して簡単なものではなかった。 だいたいのお受験

        ラブレターをいただいた息子の話

          浦島太郎ノンフィクション説

          ついに日本に帰国した時に思ったこと。 ついに、と言っても1年半しか外国暮らしをしていないので大したことはないのだが、やはり生まれ育った場所は安心する。 私がいた国は四季がなく一年中夏、そう、常夏の国であった。 年中夏ということは冬服が不要である。 1年中、夏服で過ごす。 これは私としては大変ありがたいことであった。 なぜなら私の大嫌いな年中行事・衣替えをしなくて良いのである。 6人分の衣替えを年に2回もスキップできる。常夏バンザイである。 同時にそれはずーっと同じものを

          浦島太郎ノンフィクション説

          夜、四男が見たもの

          ある日のこと、四男が神妙な面持ちで私にこう言った。 「でぃーしゃん、四男見たねん。昨日の夜、とと(夫)がiPadで動画見てた」 「そら、そんなこともあろう。それがどうした」 そう返事をすると、彼は不思議そうな表情でこう続けた。 「大人のヒトが二人おってな、ほんでな…」 ???…!!! 待て待て待て。 待ちたまえ。 母は、いや、妻はまだ心の準備ができておらん。 -私が今まで見ていた夫は仮の姿で四男が見たものが夫本来の姿なのではないだろうか- -結婚して10年以上経過し

          夜、四男が見たもの

          小学校に入る前に日本を離れたらこうなった三男②

          以前「日本語での作文はしたこともなかったが、両親ともに日本人だし、日本で育ってるし、その辺は勝手に身につくだろうと思っていたらそんなことなかった」というお話をした。 今回はその後の三男の様子である。 彼はどんどん新しい単語をスクールで習ってきた。そのうち、英語の単語は知っているけど日本語で何と言うのかわからない単語も増えてきた。 ある日、スクールから帰ってきた彼は興奮した様子で「あんな!今日な、スクールでMs.Murphyがvolcanoの話をしてくれてん!volcano

          小学校に入る前に日本を離れたらこうなった三男②

          Butter、ブトゥア、バラー 兄弟でアクセントが違ったことに気付いたお話

          我々は1年半ほど南国で生活していた。息子たちの通っていた学校・幼稚園の先生は様々な国からやってきており、見た目も国籍も様々だった。 どの先生も英語を母国語として話す方々だったので、とてもキレイな英語を話していたのだが、やはりその国独特のアクセントがある。 1年目、長男の担任はドレッドヘアの恰幅の良いアメリカ人女性、次男の担任はブロンドで鼻の先が少し上を向いたアメリカ人女性、三男の担任は真面目なアイルランド人女性、四男の担任はおしゃべり大好きな韓国系カナダ人女性だった。 4

          Butter、ブトゥア、バラー 兄弟でアクセントが違ったことに気付いたお話

          ママがオカンになる瞬間

          息子たちに"ママ"と呼ばれるのは私のキャラには合わず、どうもくすぐったいので私は息子たちにはずっと名前に"さん"付けで呼んでもらっている。変声期を迎えた長男もすっかり低くなった声で相変わらず私の名前を呼んでくれる。 それぐらい自分は"ママ"ではない!と思いながら子育てをしてきた私だが、昔は少しながらもキレイでいたいという願望があったように思う。自分が"ママ"であることを認めるのは癪に障るが、そんな風に思っていた頃の私はきっと"ママ"だったのだろう。 あれは長男の卒園式を迎

          ママがオカンになる瞬間

          2本目以降の抜けた乳歯の行方

          以前"我が家では初めて抜けた乳歯はトゥースフェアリーが買い取ってくれる"というお話をした。 皆さんは2本目以降の抜けた乳歯はどうしているのだろう。不思議に思い、色々調べてみたが屋根の上に投げたり縁の下に投げ入れたりとマンション住まいだった我々のことを全く考慮してくれない方法ばかりがヒットした。 そんな時、ふと「この子たちが大きくなるころには医療が発達してこの歯の細胞が何かの役に立つかもしれない!」と素人ならではのことを思いついた。 それから2本目以降の長男の乳歯はジップ袋

          2本目以降の抜けた乳歯の行方

          兄弟によるチームプレー

          確か、三男のおむつが外れて間もない頃だったと思う。 とあるショッピングモールで「オシッコ!!」と申し出た三男に対し、私は長男と次男に「頼んだぞ!」と言いトイレに送り出した。 私はグズっていた四男を胸に抱きながら、「付き添いが2人もいるからどうにかなるだろう」「いやまだ少し荷が重かったのではないか」「間に合わなかったときの着替えは持ってきているはず…」など色々なことを考えながらトイレの前で彼らが出てくるのを待っていた。 ほどなくして彼らはとても自信に満ち溢れた誇らしい表情で

          兄弟によるチームプレー

          四男から夫が手渡されたもの

          ある日のこと、洗い物をしてくれていた夫のもとに四男がトコトコと駆け寄り、「ハイ、ドーゾ」と夫に小粒の何かを手渡していた。 夫は洗い物の手を止め「お?ありがとう!何をくれたんや?」と手渡されたものの確認作業に入った。 「おやつに食べてたレーズンか?いや、違うな。何日か前に遊んでた粘土か?いや、違うな…」と色々想像を巡らし視覚・触覚で確認したていた。しかし、思い当たることがなかった夫は「なんやろな。ちょっとネチネチするな」と言いながら手渡されたその小粒のなにかを最後に嗅覚で確

          四男から夫が手渡されたもの

          「兄弟が多いっていいなー」長男談

          我が家では基本的に洗濯物の取り込みと畳むまでは夫か私が行っている。畳まれた洗濯物を自分の引き出しにしまうのは各自の仕事である。 ある日、私に代わって洗濯物を取り込み、畳んでくれていた長男が「洗濯モン畳んだからはよ直せよー」と弟たちを呼んだ。 6人分の洗濯物の量はご想像の通りけっこうなものである。長男はその結構な量の洗濯物をせっせと畳み、次男のもの、三男のものという風に分けてくれていた。 小さい山々となった洗濯物は弟たちの手によって一瞬でその場からなくなった。 それを見た

          「兄弟が多いっていいなー」長男談

          部分肺静脈還流異常と心房中隔欠損の手術をした三男

          三男は生後三か月ぐらいの時に心臓の手術をしている。幸い1度の手術で済み、その後はカテーテル検査で入院した他は大きな病気もせず健康に過ごしている。他の兄弟が肺炎や胃腸風邪で入院していても、彼だけは心臓関係以外での入院はしていないのではないか。 長男4歳、次男2歳、夫単身赴任中に発覚した三男の先天性心疾患。手術までの日々は3ヵ月ほどだったが、とても長く感じられた。 定期検査の結果も問題なく、「運動制限も必要ないので普通の子と同じように過ごしてもらって大丈夫ですよ」と医師からは

          部分肺静脈還流異常と心房中隔欠損の手術をした三男

          給食室の改修工事に伴う息子4人分のお弁当作り生活が始まるのが嫌で仕方ない

          恐れていたことがついに現実となった。昨年度のPTA総会で突然校長先生から「給食室の改装工事を行います。業者が決まっていないのでまだどうなるかはわからないのですが」という報告がなされ、その場にいた数少ない出席者に激震が走った。昨年度は引き受けてくれるところがなく改修工事は見送られたのだが、今年度晴れて工事の運びとなったそうだ。 その悲報を受けてから私の心は曇天である。8月末から今年度いっぱい、たっぷりと時間をかけて工事をしてくれるそうだ。 昼食は自宅から持ってくるお弁当か、

          給食室の改修工事に伴う息子4人分のお弁当作り生活が始まるのが嫌で仕方ない

          男の子4人ってどんな感じ?

          質問者がどのような回答を期待しているのか、よくわからないのだがこれはよく聞かれる。 毎日が修学旅行のようで、家の中はなぜかいつもジャリジャリで、息子たちは常に汗ばんでいる。と言うと大抵の人はとても嬉しそうな顔をしてくれる。 彼らとの日常はまたの機会に触れるとして、私が4人の息子を育てていて感じるのは2人兄弟の育児を2回やっているような気がする、ということである。 3人きょうだいに関してはよく目にする機会があり、よく書かれているのは長子はのんびり屋さん、中間子は要領が良く

          男の子4人ってどんな感じ?