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給食室の改修工事に伴う息子4人分のお弁当作り生活が始まるのが嫌で仕方ない

恐れていたことがついに現実となった。昨年度のPTA総会で突然校長先生から「給食室の改装工事を行います。業者が決まっていないのでまだどうなるかはわからないのですが」という報告がなされ、その場にいた数少ない出席者に激震が走った。昨年度は引き受けてくれるところがなく改修工事は見送られたのだが、今年度晴れて工事の運びとなったそうだ。

その悲報を受けてから私の心は曇天である。8月末から今年度いっぱい、たっぷりと時間をかけて工事をしてくれるそうだ。

昼食は自宅から持ってくるお弁当か、業者に頼む仕出し弁当かが選べるようになっている。ただ、残念なことに業者さんが作ってくれる仕出し弁当の評判がすこぶる悪い。息子たちは冷え冷えで美味しくないだの、味が薄いだの、箸が折れるほど固いだの、食べたこともないお弁当をさもそれっぽく熱く語る。残念ながらこのご時世、試食の機会もなくなったので反論しようにも本当のところは私にもわからない。

小学生はこの手の話が大好きだ。そして絵に描いたような単細胞アホ男子代表のような我が息子たちは見事にその噂を信じ、「弁当持参か業者のお弁当注文、どちらにしますか」と問うお手紙と一緒に「仕出し弁当はイヤだ。でぃーしゃんがお弁当作って」と口を揃えて申請してきた。
次男に至っては弁当持参の項目に自分で丸を付けた状態のお手紙を私に提出してきた。私に選択の余地はないようだ。

ちなみに現在中学生の長男はすでに毎日お弁当である。彼には1合ほどのご飯を詰めている。
来週から息子たち4人分のお弁当を作ることになる。朝から何合ご飯を炊くことになるのか。

そしてそれと同じぐらい苦痛なことは持ち帰ってきたお弁当を洗う行為である。四男1人がお弁当を持参していた頃はさすがの私でも「あら、今日は全部食べてくれたのね。母さん、うれしいわ」と思っていたが、4人分の弁当箱を洗うとなると、これはもう違う次元の話だ。
そしてそれと同じだけの水筒もある。4つのお弁当箱と4つの水筒だけで我が家の水切りカゴはてんこ盛りである。ついでに言うと取り外して洗ったパッキンもおびただしい数である。まぁ、上のチョンボリと輪っかを合わせてもたったの8個しかないのだが。それでも相当ややこしいので我が家の水筒はサーモス一択である。

どれだけ愚痴を並べても来週からの私は仕出し屋・でぃーしゃんなのだ。
学校側には4人以上子どもがいる家庭には家庭科室を開放するなどの柔軟な対応を求めたいとけっこう本気で思っている。


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