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男の子4人ってどんな感じ?

質問者がどのような回答を期待しているのか、よくわからないのだがこれはよく聞かれる。

毎日が修学旅行のようで、家の中はなぜかいつもジャリジャリで、息子たちは常に汗ばんでいる。と言うと大抵の人はとても嬉しそうな顔をしてくれる。

彼らとの日常はまたの機会に触れるとして、私が4人の息子を育てていて感じるのは2人兄弟の育児を2回やっているような気がする、ということである。

3人きょうだいに関してはよく目にする機会があり、よく書かれているのは長子はのんびり屋さん、中間子は要領が良く、末っ子は甘えん坊ということである。
しかし、4人の場合それはどうなる?なかなか参考になる記事などを目にする機会はなかった。

我が家の場合、中間子が2人いる。よそのお宅の事情もぜひお伺いしたいが、男ばかり4人兄弟の我が家は上に書いたように2人兄弟育児×2だった。

長男と三男はすぐ下の弟の面倒をよく見てくれていたので、未だに次男と四男は人に頼りがちである。
不思議なことに次男はすぐ下に弟がいるにも関わらず、面倒をみようとはしない。そのくせ小さい子の相手をするのが大好きである。これは個人の性格によるものなのか。
一方、三男は負けず嫌いであまり上に頼ることをしない。そして責任感が強く下の面倒をよく見てくれる。三人目の割にはそこまで要領が良いとも言えないように思うのだが、これも個人の性格によるものなのか。

2学年差兄弟で育った次男は、幼い頃2年ごとに自動的に弟が増えていくと思っていたようで、四男が2歳になったとき「あれ?なんで次の弟産まれへんの?」と聞いてきた。
それを隣で聞いていた長男は「もうアカン。無理や…」と言っていた。

「アンタは私の夫か?」とも思ったが夫が単身赴任をしている間、長男は誰よりも私を手伝ってくれていた。風呂上りに湯冷まし代わりの授乳をしている半裸の母親を尻目に弟たちの体を拭き、パジャマを着させてくれたり、用を足し終えた弟の尻を拭いてくれたりと相当な戦力だった。よく寝ぼける彼は夜中にむっくりと起き出し、「四男のお着替え…。四男、お着替えさせなアカン…」とゴソゴソとタンスを引っかき回していたこともあったことを思うとそのような発言があっても納得である。

家族という最小単位のコミュニティからそれぞれが違うコミュニティの中で活動を始めて結構な時間が経つが、どこに属しても基本的には幼少の頃の彼らの性格のまま過ごしているように見受けられる。

これからもっともっといろんな人に出会い、影響を受けるであろう彼らがどのような人間になっていくのか、母はとても楽しみにしている。

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