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#フィールドレコーディング
30分間の信越トレイル
飯山市の地域おこし協力隊として制作した風景映像、『30分間の信越トレイル 沼の原湿原〜希望湖』が公開となりました。山の映像はどうしても「画+音楽」になりがちなのですが、映画やオーケストラの録音経験を活かし、“現場の音” で仕上げています。
また、習作である『小菅の里 冬から春』は、甘露池の微細な雫音を捉えた意欲作です。併せてご覧いただけると嬉しいです。
協力隊を卒業後は、このような「環境音をい
小菅神社【甘露池】の音を録る
飯山市は小菅の里にある、小菅神社・奥社の【甘露池】の音を録りに行ってきました。本殿の小窓(?) に耳を押し付けると、御神体とされている【甘露池】に滴る水音がかすかに聞こえます。
この、「耳を澄ましてようやく聞こえる音」を捉えるのは非常に難しく、初回の録音では簡易な機材だったこともあり、「サー」というノイズが大きすぎて使い物になりませんでした。いわゆる「s/n が悪い」ってやつです。
そこで、s
3泊4日 【あまとみトレイル】 スルーハイク
2023年6月、あまとみトレイルを歩きましたので、今後歩かれる方の参考になればと思い、行程や装備などについてまとめました。なお、「あまとみトレイルマップブック2022(初版1刷)」の参照を前提として情報を記します。「発見の楽しみ」を残しておきたいので、写真は少なめにしました。
計画編はコチラ↓
行程、水場の抜粋Day-1
SoBo(斑尾山 → 長野駅)です。0745長野駅発のしなの鉄道で黒姫
グラサン・マイクロフォン
あまとみトレイルの音をどうやって録ろうかと試行錯誤した結果、サングラスにマイクロフォンを仕込むことにしました。信越トレイルや熊野古道と同じアプローチでは面白くないので、今回は「歩きながら録る」をテーマにしたのです。
まず思いついたのは、帽子にマイクロフォンを仕込む方法。
……と、良い線まで行ったのですが激しい動きに耐えられないようで、マイクロフォンを安定させる方法を考えること数年(いや、数分w
音のzine 『熊野古道の静けさ』 発売
音の zine をこさえました。
信越トレイルはCDですが、こちらは SDカードを冊子に封入しています。詳しくはストアにてご確認ください。
初回10部発行、2023年5月8日発売です。
↓ あわせてご覧ください
なんと、熊野古道を「無音の道」として捉えた記事に出会いました!
併せてどうぞ。
Diffusion of Nature 2023 浅草
雲ノ平山荘「アーティスト・イン・レジデンスプログラム」の展示会を、散歩がてら見てきた。入場料は500円。立派な冊子をいただく。
やはりいちばん興味があったのは、アナイス・カレニンさんと村上達郎さんのユニット。雲ノ平でフィールド・レコーディングした音を素材として、制作を行ったとのこと。
その制作過程を上映していた。
どこにでもあるようなハンディ・レコーダーで録っていて、録音に関しての専門性は高
【74分間の信越トレイル】 長野県立美術館ミュージアムショップにて販売
長野と新潟県境の里山を巡る「信越トレイル」を歩きながら録った音風景をまとめたCD、『74分間の信越トレイル』が信州に初上陸。善光寺からほど近い、長野県立美術館にあるミュージアムショップにて販売となりました。
年始に帰省の折なんとなく美術館に入り、ミュージアムショップでなんとなく『小屋番三六五日』を買い求め、「あ、この山関連の棚にCDを置いてもらえたら嬉しいな」と思い、なんの準備もなしに店員さんに
Listening Journy 今後の課題
「旅をしながら、各地で出会った音風景や音楽を届けたい」と思ってスタートした「Listening Journey」、第一弾は會田瑞樹さんを録りました。そこで見えた課題を、頭の整理がてらまとめます。
今回は、機内持ち込みサイズのキャリーケースに録音機材をおさめ、バックパックにはかんたんな撮影機材。ちまたの録音屋さんがハイエースでホールに乗りつけることを考えれば十分少ない荷物ですが、“旅をしながら”
約200g【iPhone + DPA MMA-A】ULレコーディングに最適! MMA-A 専用アプリの使い方もざっくりご紹介します。
「フィールド・レコーディング機材を軽量化したい」という思いから始まった様々な試み……
「頭にマイクロフォンをつけてみたけど、夏はツラそう」
https://youtu.be/TcHrX0AspG4
https://youtu.be/nGdZd_pdA-8
「ZOOM F6 は案外重い。なら、 F3 に買いかえる? 軽くはなるけど、機能が似たものを買うのも芸がないかぁ」
「そうか、サコッシュに もっとみる
手作りのダミーヘッドをフィールドテスト@槇寄山
以前ご紹介した、プロトタイプの装着型ダミーヘッド。
こちらを、槇寄山登山の道中でフィールドテストしてきました!
ご興味ある方は、ぜひイヤホンで聞いてみてくださいね。
(YouTube 概要欄にインデックスありますので、気になる項目のみ聞くこともできます)
動画の内容・遠くに聞こえる川、通過する車
・鳥のさえずり
・バス車内
・時々喋りながら歩く(オマケ)
テストから気づいたこと・急登のあと
バックパックに ZOOM F6 を取り付けてみた
「歩きながらのフィールド・レコーディング」を想定し、ZOOM F6 をバックパック「Kumo 36」に取り付けてみました。
使ったツールはこちら。
お値段は、ピークデザインの約1/3。
まず、Kumo36のチェストストラップ(パッド有りの部分)に、クイックリリースクランプを取り付けます。Tシャツ1枚だと、金具が肋骨のあたりにぶつかって痛いかも……フィールドテストが必要ですね。
そして、ZO
ダミーヘッド?【プロトタイプ】登山動画の音をもっと良くしたい!【バイノーラル録音】
登山動画の音を改善したい。でも、マイクロフォンを手で持つのは大変だし……そんな悩みから始まり辿り着いたひとつの答えが
「頭にマイクロフォンをつける」
でした。せっかく頭に着けるなら……と、「ダミーヘッド」ならぬ「ダミーイヤー」に挑戦。プロトタイプが出来上がりました。
除夜の鐘、録るなら浅草寺? 寛永寺?
新年あけましておめでとうございます。
寒空の下40分、録ってきました除夜の鐘。
「どこで録ろう?」と、住処から近いところを調べたら、候補は次の3つ。
1.浅草寺・弁天堂(浅草)
2.寛永寺・鐘楼堂(根本中堂前)
3.寛永寺・時鐘堂(上野公園内)
選んだのは「3」の時鐘堂……なぜかわかりますか?
それは、「ノイズから距離を置けそうだから」です。
録音は、対象(音源)に近づくことはもちろん