kaponoah みちこ
小学生の夏。 泳げない私はプールが恐怖で、夜な夜な天を仰いで雨乞いしてました。 「明日大雨が降ってプールの授業がなくなりますように」 朝、キラキラの青空を見て、 憂鬱。恐怖。 学校に行くのがコワイ 水に入るのがコワイ 泳ぐのがコワイ 竹刀持って怒る先生がコワイ からかう友達がコワイ 親も味方じゃなくて、 逃げ出すことも出来ず、 勇気もないから、 抜け殻の自分になって学校に行きました。 本当は、 親に学校行きたくないって言いたかった。 竹刀を持っ
今年は家族と向き合う一年となりました。 私は長女です。 母も長女です。 母は７１歳なのに、いまだに良い姉でいようとしています。 だから良い姉として振る舞えないと、 落ち込みます。 自分を責めます。 私は自分を見ているようです。 だから、母のことが嫌いでした。 未来の自分を見せつけられているようで。 母は、認知症の祖母の介護について叔母と話し合うときも、気を遣いすぎて、思うように、素直に自分の気持ちを伝えられません。 そんな母を見て私は苛立ち、 私は叔母
風邪をひくのが怖い私でした。 だっていつも そろそろ風邪が治るかなーと思うと、もれなく喘息がやってくるから。 風邪は3日で良くなるのに、喘息は1ヶ月かかるなんて。 苦しくて、しんどくて、体力がなくなっていく。 滅入って、こわくなって、 風邪をひきそうだと思うだけで怖くなるようになりました。 だから、手洗い、うがいはもちろん、 大きな声を出してのどに負担をかけない。とか、 夜更かししない。とか、 休みの日に体力を使いすぎない。とか、 風邪をひかないように守
卵焼きが好きです。 食べるのも、作るのも。 料理は得意とは言えないけれど、卵焼きを作るのは好きです。 お弁当のおかずに入っていると、 甘い卵焼きは幸せな気持ちに、 だし巻き卵は贅沢な気持ちになります。 で、 この完成した卵焼きを切り分け、お弁当に持っていくにしろ、朝自分が食べるにしろ、 どこを食べるか。 真ん中か端っこか。 葛藤。 結局いつも 家族に喜んでもらいたくて、私はいつも端っこを選びます。 いつも。 そして 私はいつも端っこだって思います
そこそこ元気です。 よく食べ、よく寝て、体も動く。 だけど最近なんだか落ち着かないのです。 やりたいこと、やらなくちゃって思うことで頭がいっぱい。 元気なんです。 だけど、 本当は やっぱりこの時代の大きな変化に平気なふりをしているけど、 ちょっと疲れている。 だけど明るくいたい。 明るく生きたい。 試しに 今日は〇〇をお休みしますって言ってみました。 家事をすること、 仕事すること、 仕事のことを考えること、 明るくいること。 そうしたら
バッチフラワーをお伝えしている私が言うのも何だけど 初めてバッチフラワーの存在を知ったとき なんだか怪しいって思いました 植物のちから？ 湧き水に花を浮かべて太陽の光をあてて作る？ 看護師をしていて、何かあったらいつも薬のお世話になっていた私は そんなもので変わるの？ 変わるわけないって思ってました そうして風邪をひいたらお薬 熱が出たらお薬 胃の調子が悪かったらお薬 眠れなかったらお薬 って使い続けていたら、 身体も心もバラバラになっていくような感じになっ
いつもビクビク生きていました。 ハリネズミをみると 私みたいって思います 小さくて からだ中トゲトゲで まるくなって 身を守る ビクビクの世界の住人は すべてがびくびく 小さくて狭い世界です ビクビクの世界にいると みんなが怖くみえます みんながいじわるに見えます みんなが悪口を言っているように見えます みんなが裏切るように見えます みんなが嘘をついているように見えます みんなが悪者に見えます そうして 怖くて 疑り深くなって 信じられ
ナースなので、 患者さんに何かあったら 即座に動きます。 ナースなので、 自分のことより患者さんの安全を優先します。 ナースなので いざとなったら、捨て身の覚悟、できてます。 だって、もう患者さんが苦しむ姿を見たくないから。 救いたい。 だから、体調が悪くても仕事に行きました。 だけど、もう一人の私は、 職場に迷惑をかけてはいけない その程度で仕事を休むのかって 言われることが怖かったから だから、体調が悪くても仕事に行きました。 帰ってもいいと言われる
無くなるのが怖いもの お金 健康 時間 家族。 例えば、 家のリフォーム代 娘の大学の学費 正社員からパート収入になって コツコツ貯金していたお金の底が見えたとき 喘息になって 動けない身体になって 働けなくなったとき ペットの寿命が近づいた時 自分や、親の 老いを感じたとき それが無くなると思うと怖くて、 怖くてたまらなくなって 受け入れられなくて 逃げ出したくなったり 怯えて 立ちすくんでしまったり ぶつけることのできない怒りを感じたり
デイサービスのナースをしています 今日、９０歳を超える女性のTさんと、音楽についてお話していた時、 Tさん「あなた、ウクレレ習ってるなんて素敵ねー。聞いてみたいわ。」 私「まだ全然弾けないんですよ。左手の指が思うように動かなくて。小さいころにピアノを習っていたから、少しは役に立っているのかもしれませんが」 Tさん「ピアノも習っていたなんて、いいわねー。」 私「それが、そうでもないんです。母がとても厳しくて。練習しなくて頬っぺたをビンタされてから、怖くて楽しむことがで
小さいころから、人前で発表するのは大の苦手 冷や汗、吐き気で気が遠くなる 言いたいことを言葉にすることに慣れていない 伝えることって難しい。 なのに、 そんな私だけど、 どうしても伝えたいと思うことができた。 だからこんな動画を作ってみました。 簡単では決してなく 時間をかけて 想いを 文字にして 映像にして そして祈りを込めました。 https://youtu.be/G02hs-uH_5U
最近すごくイライラする。 母を見てると。 耳が遠くなって、一回で伝わらない。 もう一度最初から話す気になれなくて はー、ってため息をついちゃう。 会話が続かない。 きょとんとした顔をされて 終わり。 あー、イライラする。 あー、悲しい。 あー、さみしい。 あー、私は母の老いを受け入れられないんだなー って気づく。 イライラは大人の反抗期なのかもしれない。母がいつかこの世を旅立つ、 私が本当の親離れするための道。 そう気づいたら、イライラも 愛おしい感情
世界を揺るがすほどの時代の変化を前に、今までの人生をちょっと振り返ってみた。 必死で生きてきたけれど、 あきらめたこと、 挫折したこと、 くじけたこと、 逃げたことが盛沢山。 だから、 「我が生涯に一片の悔い無し！」 とまではいかなくても、 何か一つくらい自分の経験や知識を形に残してみたいとオンラインコースを作ってみようと思った。 思うのは簡単。 実際に形にするにはいくつもの工程がありました。誰に何をどんなふうに伝えるか。構成、シナリオ、動画撮影、編集。 使い
久しぶりにだし巻き卵を作りました。 レシピには茅乃舎のだしを水100ccで煮出して冷ましたもの、卵とみりんを混ぜて焼くと書いてあります。 更年期で長女の私は、その工程すら面倒くさい。なので「煮出して冷ます」は読まなかったこととして、茅乃舎のだし1袋、水100cc、卵、みりんを混ぜて作ってみました。 結果は、美味しい。 甘い卵焼きも好きだけど、だし巻き卵もいい。 だけど水が多いせいか、いつものように卵液がうまく固まらなくて、じたばたしてしまう。いつもならこういう時、「
今日はお味噌を作りました。 きっかけは 5年前、看護師の仕事で身体が疲弊し、よろよろになり、虚弱体質になったから。すぐに熱が出る。喘息が治らない。そして更年期デビュー。 朝食のお味噌汁を手作りお味噌にしたら、お味噌汁がとてもやさしい味で、身体に温かく染みて幸せを感じられたから。 一時は添加物や加工食品に過敏になって、体にいいものを食べなくては、体に悪いものは食べてはいけないと、こだわった時もあったけれど、ふと気が付いたこと。 食べることが楽しくない。 だからこだわる
