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三番目の台詞と完璧な“返し”
その日を境に森山からのLINEと電話の数が約3倍になる。
おはようのLINE、昼休憩のLINE、仕事終わりのLINE、帰宅の途で電話、寝る前に電話、おやすみのLINE。
「この人お付き合いするとこうなるんだ。ほほうほう。なるへそなるへそ」
とニマニマしていたわたしに、ふと、ある疑問が浮かぶ。
あれ?そういえば我々付き合ってるの?
わたし、大好きとは何度も言われたしわたしからも好きとは伝えたけど
わたしたちはまた傘がない
年末に忘年会。
もう何を話したかよく覚えていない。
いないけど、今度こそ、三度目の正直、割り勘で。
大晦日はお互い自宅で紅白を観ながらLINEでお話。
年越しと同時に彼から「今年もよろしくね」。
“忘年会したんだから新年会もしなくちゃね”と、仕事初めから少し経ったある日の夜、以前呼び出したバーに、今度は二人揃って顔を出した。
カウンターで少しだけ呑んでお店を後にし、近くの居酒屋さんへ。
やっ
「気に入ってるから気に入ってるのよ」
師走になり、山田から気まぐれに連絡が来る中わたしは森山との距離を少しずつ縮めていった。
この頃には森山とはほぼ毎日LINEをし、時々電話で話すような、なんとなく未来が見えるかも知れない、錯覚のような関係性になっていた。
ある日の夜、某ミュージックバーで音楽に身体を預けて呑んでいると森山からLINEが。
ほろ酔いだったわたしは「今から来れる?」。
仕事終わりに、翌日もある彼を、職場もどこだかわか
「自分なら即ブロックしてます」
前記事から数日後、「ブロックされてるんだろうなぁ…」の気持ちを乗せまくった、誰のことも傷つけない、つまらんお天気の話題LINEが森山から届く。
ええ、ブロックしてませんよ、面白かったもんw
「先日は迷惑かけてしまったので、食事ご馳走させて下さい。ひつじさんが行きたいところ、可能な範囲ならどこでも行きます!」
ほうほう、そうか。
ほんじゃお言葉に甘えてチェーン店じゃない焼肉でも食べさせてもらお
わたしのお誕生日が近づいたある日
プレゼント選びに悩む森山に
わたし「誕生石とか好き」
森山「あ、いいね誕生石。それにしようかな」
わたし「やったぁ!ダイヤモンド、ゴチになりまァす!w」
森山「えっえっ?!?」
結果、可愛らしいお花をいただきました
嬉しいな、ありがとね
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140041272/picture_pc_72102a4763195ea157ee9e4d5689fe8b.jpg?fit=bounds&quality=85&width=1280)
まるでラブコメ第一話のような
山田との因縁を乗り越え思い出にできた矢先。
先日お誕生日だったわたしの元に山田からお誕生日おめでとうLINEが来たんですよ。
全くお前ってやつは!!
ほんとそういうとこやぞ!
とはいえ心は1ミリも動かなかった。
本当に、ようやくここまで来られた。
それもこれも年明けお付き合いを始めた森山の存在が大きいです。(藤森の件には触れないで下さいw)
森山と繋がった時期はもう忘れた。
得意のアプリで
深夜2時、あの時の真意
夏に宣言した通り、山田は連日鬼残業+休日出勤していて、この瞬間もその渦の中にいる。
そんな山田が
“奇跡的に連休になった!でも暇!やりたいゲームもない!あー暇!暇ーー!!”
と、猛アピールしてくる。
わたしは骨折して休職中。暇どころの話じゃない。
スマホアプリの歩数計に“小さくまとまるな”と叱られる始末。
わたしから「行くね♡」と絶対に言わんぞと決めて、LINEで話し始めて9時間経過した頃