三番目の台詞と完璧な“返し”
その日を境に森山からのLINEと電話の数が約3倍になる。
おはようのLINE、昼休憩のLINE、仕事終わりのLINE、帰宅の途で電話、寝る前に電話、おやすみのLINE。
「この人お付き合いするとこうなるんだ。ほほうほう。なるへそなるへそ」
とニマニマしていたわたしに、ふと、ある疑問が浮かぶ。
あれ?そういえば我々付き合ってるの?
わたし、大好きとは何度も言われたしわたしからも好きとは伝えたけど、“付き合って”みたいな、今後についての具体的な言葉はもらっていないし、渡しても