夏はあっという間に
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夏がもうすぐ終わる
そして紅葉の季節がやってくる
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果たして
あと何回繰り返されるのだろうか
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歳を重ねるごとに
夏への感触が変化していくのを
徐々に荒む肌で感じる
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後悔しても
過去に修正テープは引けない
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明日を良いものにしたいのなら
今、前に進むしかないのだ
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人は分かり合えないのかもしれない
空気を読んだり、相手が欲しいから
分かってる感を出しているのに違いない
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一方的な愛を抱え、追いかける時が好きだ
実るか、枯れるか、自分次第か、相手次第か
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朽ち果て、湿り気を拭い、やがて成長する
乾いた瞳に映るのは今までとは異なる景色
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人は一つの人生しか生きることができない
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いや、もしかしたら何度も同じ人生を送っているかもしれない
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前世の記憶がないだけで
何十回、何百回と繰り返しているはずだ
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もしかしたら今あなたの隣にいる人も
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時差で生きるあなたかもしれない
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自分に恋をしているのかもしれない
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自分に怒っているのかもしれない
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そんなはずがないなんて
自信を持って言えるだろうか
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あなたが生まれたこの世界は
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あくまでも仮説にすぎないのだ
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そうやって仮説を重ね
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様々なものを定義づけてきた
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この世はまだ分からないものだらけだ
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何が流行るかも予想するのは難しい
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偶然と偶然が重なって出来たのが
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美なのかもしれない
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分からないからこそ楽しめているのとも言える
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未来の自分がスポーツ年鑑を持ってきたらと
多くの人が願うだろうが
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多分つまらなくなる
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楽な道があれば無意識にそっちへ足を進めるのが人だ
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出来ることなら辛い思いをしたくないのだ
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でも山頂での食事のように
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苦労をする、しないとでは大きく印象が変わる
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だから
ほどほどに痛い目にあって
ほどほどに楽をしたい
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それが理想なのかもしれない
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なんだか暑くなってきた…
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そうか
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夏がもうすぐ始まるんだ
三番目の畳