「梅の花と、“コロナ2019”」。2023.2.18.
眠っていて、なんだか体が熱くなって目が覚めて、もしかしたら発熱かもしれないなどと思って、起きてから熱を測ったら、熱もなかったので、なんだか気温が高めなのかもしれない。
道路
午前9時前に家を出る。
駅までの道路では、今日は、スポーティな格好をして、走っている人が目立つ。
駅近くになったら、向こうから、電車を降りたらしい人たちが、固まって歩いてくる。ちっちゃなオフィス街のような風景。牛丼屋には、お客が1人、食事をしていた。
道路に面した小さなベンチのようなところに荷物を置いて、立っている女性がいると思ったら、マスクを外して、静かに鼻をかんでいた。
冬
電車に乗って、終点で乗り換える。
今日もアルコール除菌ポンプを使っているのは、私1人だけだった。
階段でも、ホームでも、スーツケースや、スノーボードを持っている人が目立つ。
冬を取り戻すんだ、といったコピーを、この冬は何度も目にしていて、そのことを思い出す。
人がちょっと多くて、先週よりも少し活気があるような気がする。
電車
ホームで待っていると、予定の時刻を過ぎたのに、乗る予定の電車が来ない。
今日は、あちこちの路線で遅れが出ているから、もしかしたら、何かあったのか、さっき、乗れそうな電車に無理をしても乗った方が良かったのだろうか、と1〜2分来ないだけどでも、焦りが出てくる。
と思っていたら、アナウンスが聞こえて、電車がやってきた。
なんだかホッとする。
自転車
目的の駅について、構内から外へ出ようとすると、その角で、ベビーカーを押して走ってくる女性と、ぎりぎりですれ違った。
外は、とても青い空だった。
道路は人が少ない。
後ろから、若い父と、幼い娘と思われる2人が、大きさの違う自転車に、それぞれが乗って、走り去っていく。
男性は、両手を離して、ゆっくりとペダルをこいでいく。
そういえば、子どもの頃、何度練習しても、両手離しで自転車に乗ることができなくて、諦めたことを思い出した。
コロナ2019
おそらく、何度も書いたような気がするけれど、「平時への移行」を本当にするのであれば、まだ感染が収束していないし、決定的な治療薬もできていないのだから、少なくとも、いつ誰が感染しても、適切な治療を素早く受けられる医療体制を整えるのが、「名称変更」より先だと思う。
だけど、「平時への移行」という強制力が伴う言葉を、何度も聞くようになると、そんなことを思う人間は、それこそ強引にでも減らされていくのかもしれない、と思う。
夕方
午後4時過ぎに、用事が終わる。
朝降りた駅に、また歩いていく。
1週間が経つほどに、普通の夕方、という気配にどんどんなっていくような気がする。
少しずつ陽が伸びているのもわかる。
電車
電車に乗ったら、人が多い。
先週よりも立っている人がたくさんいて、向こう側がよく見えない。
あちこちから、会話が聞こえてくる。
ニュース
ドアの上の小さい画面にニュースが流れる。
それから、スポーツニュースが流れ、さらにしばらく経ってから、スポーツと一般のニュースが混じったような映像が続く。
駅ビル
久しぶりに駅ビルの中にあるアパレルショップに行った。
コロナ禍の最初の頃は、出入り口にスタッフがいて、検温をして、アルコール除菌をしていたのに、今は、ポンプも、検温のための小さな画面も設置してあるけれど、ほとんどの人が素通りしていっている。
まだ収束していないのに、そのうちに、このポンプも小さい画面も撤去されるのではないかと思う。
梅の花
また電車に乗る。
車窓から、外を見ていると、あちこちに梅の花が見える。
紅梅も、白梅もある。
季節が移っていくのだと思った。
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