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「3度目の夏日と、感染者10週連続減少」。2024.4.20。

 目的地へ行くのに、そこへの地図も連絡先も忘れ、いろいろな人に聞きながら、そこへ向かうのに、なかなか着かない。そんな夢を見て、重い気持ちで目が覚める。

 今日は気温が上がると、天気予報で何度も聞いた。

 それでも、ワイシャツにカーディガンを着た上に、ジャケットを着たのは、朝9時前はそれほど暑く感じられなかったからだ。


小走り

 駅まで、すれ違う人はほとんどいない。

 前を女性が歩いていて、その速度が早い。

 もうすぐ電車が来るので、小走りをして駅の改札に近づいたら、電車の姿が近づいてくるのが見えて、そこからまた少し走ったので、ホームにどれくらいの人がいたのか、よく分からなかった。

終点

 電車に乗り込んだら、いつもの土曜日くらいの混み具合だから、満員には程遠い密度だった。駅に着くたびに、車両の中には人が増えて、いつものように終点には、最も人が多い状態で向かっていく。

 終点の駅に着く。

 人が一斉に降りる。いつもよりも、少し人が少なく感じる。

 それでも、同じように、習慣のように歩いて、改札を抜けて、また改札に向かっていく。

足音

 そのとき、後ろから大きい足音が聞こえてくる。走っているのはわかる。

 思わず自分の歩くコースを譲るように避けたら、かなりのスピードで若い男性が改札も通り抜け、階段も降りて行った。

 次の電車までまだ時間があるはずだけど、もしかしたら、まだ前の電車が止まっているのかも、と思い、こちらも小走りになって階段を降りたら、まだ次の電車は来ていなかった。

 あと数分ある。少し静かな時間が流れた。

花粉症

 今週の土曜日は、電車や駅で見かけるマスクをしている人は少し増えてきたような気がする。3割くらいになってきたようだ。

 考えたら、今度は花粉症の季節だから、そのために増えてきているのかもしれない。

 電車は、パラパラと人が立っている程度の混みかただった。

 ドアの上の小さい画面の中では、「時短のレシピ」を紹介し、料理をつくっていた。

マスク

 大きい駅で人がどっと降りた。

 空席も増えて、座れた。

 向かい側の座席に親子らしき二人が並んで座っている。娘と思われる若い女性がマスクをはずして、顔をあおぐような動きをする。

 多分暑いのだろう。もう、マスクをしていられないのだろう、と思う。

 その二人の女性は、しばらく話を続けていた。柔らかい表情だった。

ポンプ

 目的の駅に着く。

 ホームを歩いて、エスカレーターを通り過ぎ、階段を上がる。

 その階段の途中ですれ違った年齢が分かりにくい男性は、濃い色のサングラスをしていた。

 それから改札を出て、通路の向こう側の、もう一ヶ所の改札のそばの机の上にある除菌のアルコールポンプを目指して歩く。

 ポンプは、もうテープで貼り付けられていない。急に守りが薄くなり、もしかしたら、もうなくなるのかもしれない。ポンプを押したら、先が取れているせいか、勢いよくまっすぐ横にアルコールが飛び出して、両手できちんと受け止められたなかった。一部が破損しているのに、修理もされていない。やっぱり、来週にはここにはないかもしれない。

 駅から出ると空中廊下のような場所があって、そこから、またあちこちに動線が伸びている。そこを歩き、左に曲がろうとする場所に、マスクが落ちていた。

 階段を降りると、人通りの少ない道路につながる。

 並木の桜は、すっかり緑色になっていて、他の樹木や、低木には、桜ではない花々が咲き始めている。

 自分が無知のせいか、その名前は分からないが、咲き始めの花々は太陽の光を受けて、きれいだった。



コロナ感染者、10週連続減少

厚生労働省は19日、全国に約5千ある定点医療機関に4月8~14日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は計1万8297人で、1定点あたり3・71人(速報値)だったと発表した。前週(4・26人)の約0・87倍で、10週連続で減少した。

(「朝日新聞」より)

 「5類移行」後は、全数把握や調査がなくなって、「定点観測」という方式になって、もう1年くらい経つのだけど、その数値をどのように考えたらいいのか、今もわからないままだ。

 だから、10週連続減少は、やはり安心材料でもあるのだけど、それが、どの程度、コロナ収束に近づいているのかよく分からない。

 14日までの1週間に定点医療機関に報告された新規入院患者数は1611人で、前週(1809人)から198人減少。集中治療室(ICU)に入院した患者は68人で、前週(80人)から12人減った。

(「朝日新聞」より)

 新規入院患者数は、全国での実数は、うまくイメージできないけれど、1000人を超える人が、1週間で入院するというのが、どれだけの出来事なのか、といったことが分かりにくい。

 2020年のコロナ禍以来、この季節は感染者数が減少し、5月の連休や、夏休みという、人が多く移動する季節のあとは感染者が増える、という繰り返しになっているので、今年は、このまま増えないとありがたい、と願うしかない。

 ただ、淡々と10週連続減少、という数字だけが発表されるのだけど、それが、どういう意味を持っているのか。専門家による分析があってもいいのにと思うのは、重症化リスクがある人が身近にいるせいだろうけど、同じようなことを、今も考えている人は、高齢者を家族に持つ人たちも含めて、想像以上に多いのだとも思っている。

 だから、もう少し詳しく報道してくれると、ありがたい。


夕方

 午後4時頃に用事が終わり、朝降りた駅に再び向かう。

 なんだか、あたたかい。

 今日は、夏日になったようだ。

 駅に向かう人の流れも多く、しかも、少し早いようだ。

 穏やかな夕方だった。

電車

 駅に着いて、少し待っていたら、電車が来る。

 ホームには、人がちらほらいて、その人たちと一緒に、車両に乗り込む。

 車両の中は、人が少なめだった。

 大きな駅で、いつもの土曜日のように人が多く乗ってくる。

スムーズ

 電車はスムーズに走って、駅に停まって、また出発して、を繰り返す。

 ドアの上の小さい画面では、ニュースは流れない。ただ、楽しげな映像が映っている。

 そのうちに目的の駅に着く。

スロープ

 違う路線に乗り換える。

 車内から見た、2両目に乗るホームの様子がちょっとかわっていた。

 ホームと車両のすきまが、ほぼなくなるくらい、スロープが固定されている。

 いったん外へ出て、他の車両のホームの部分を見たら、今までと同じだったので、車イスマークがついていて、そのためのスペースがある車両の、この一つのドアの部分だけ、ベビーカーや車イスが車両に乗り込むやすくしているようだ。

 ただ、どこかで、それならば、全部のドアの部分に同じスロープをつければいいのに、その方が、どこでも乗り込むやすいのに。3両あるのなら、全部の車両に車イスのスペースをつくればいいのに----と、自分が介護をしていて車イスを押して電車に乗った時と、同じようなことを思った。

 それでも、少しずつバリアフリーは進んでいる。

ベビーカー

 電車が走るまでの時間に、そのドアから2台のベビーカーが乗ってきた。

 それだけで、車イスのスペースはいっぱいになる。

 電車が出発し、次の駅に着いた。

 1台のベビーカーが降りていく。

 その駅のホームの、この車両のこのドアのところには、スロープができていた。そこを降りていくのだけど、以前と比べてどれくらいスムーズになったのか、見ている側には分からなかった。

 いくつかの駅を過ぎて、自分が降りる駅に着く。

 もう1台のベビーカーも降りていく。この駅にも、このドアの部分にだけ、ホーム側からのスロープがついている。

 車イスも、このスロープがあれば、スムーズに降りられるのだろうか。そうなれば、これまで駅に着くと、駅のスタッフがケアスロープという板を持ってきて、車両にかけていた作業が必要でなくなる。

 そうなったら、駅のスタッフにとっても、おそらくは車イスユーザーにとっても、これまでよりはいいのではないだろうか。

 もしかしたら、これは「合理的配慮」の一環だろうか。




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