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ずっと好きだった。 3
気づいたら柔らかくて
マシュマロみたく甘くて溶けそうな
彼の体の一部が私と重なっていた。
こんなに好きな顔がこんなに近くにいるのに
目を瞑るのはもったいないなとおもって
私は白川くんの顔をずっと眺めていた。
それに気づいた白川くんは
ちょっと照れたけど
そのあとも、何度も私にキスをした。
そうだ、私恋人がいたんだった。
でも私はこうしていたい。
ずっと好きだったんだもん。
なんの罪悪感も生
ずっと好きだった。 2
卒業してちょうど1年が経とうとしていた。
仕事にも慣れ、恋人もできて
私は学生の時とは違う私になっていた。
なのに、白川くんからの電話は
私をあの頃に引き戻した。
もしもし白川です。
うん、びっくりした。
どうして?
ちょっと三葉さんに話したいことがあって
今度会えるかな?
私はドキッとした。
なにも起きてないのに、
恋人にひどく悪いことをした気がした。
でも私は白川くんと会う約束をし
ずっと好きだった。 1
学校を卒業して1年が経った頃
知らない番号から電話が鳴った。
ちょうどその時私は友達と
知り合いのオープンしたてのお店に出向いていて
22時を回った頃
お酒も入って気分も良くなっていた時だった。
もしもし、
三葉さん?
知らない男の人の声だった。
どんなに記憶を辿っても
思い出せない声だったけど
確かに電話の向こうのその人は
私の名前を呼んでいる。
そうですけど。
私の返事に安心したのか