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みんなで考える産後ケア

みんなで考える産後ケアのこれまでとこれから2020.10

みなさんこんにちは。
8月中旬に「みんなで産後ケアについて考えたい」とFBにPOSTしたところ、大変多くの方にコメントをいただきまして嬉しかったです。
それとともに「あー、みんなも考える機会が欲しいと思っているんだ!」と知り、私一人ではないと勝手に勇気を頂きました。

早速みんなで考える機会を作り、9月に
「みんなで考える産後ケアお話し会 -おもう・つながる・つくる-」を全7回開催させていただきまして延べ110名の方にご参加いただきました。

また、10月3日(おさんの日)には
「みんなで考える産後ケアお話し会のまとめの会だけどこれからの会」と題しましてSpeaker5名にお集まりいただき、各方面から産後ケアについてお話しいただきました。

理学療法士として院内及び地域において女性特有疾患やママ達のケアをされている美保さん。
産後ケア施設を立ち上げられとてもハートフルなケアをされている助産師のかおりさん。
かおりさんと同じ産後ケア施設でママ達を栄養面からサポートされているひとみさん
県議会議員として国や行政の視点からお話しいただいたともえさん。
産休育休のママパパたちが親になるを支える場を作っているちえさん。

急なお願いにも関わらずご快諾いただきましたSpeakerの皆様には改めて感謝申し上げます。貴重なお話をありがとうございました。

また、このまとめの会だけどこれからの会開催に向け
「みんなで考える産後ケアグループ」を作りました。

このグループも多数の方にお集まりいただき、またたくさんの方々のお力添えをいただきまして10月29日現在で364名の方にご参加いただいております。

正直、こんなにも多くの方にお集まりいただけると思っていませんでしたので、大変うれしく感じるとともに、これだけ多くの皆様方が産後ケアについて思いを寄せていることを知り、皆さんとともに何とか「産後ケア」をより良いものにするべくこれからも考えていきたいと思っております。

さて、このみんなで考える産後ケアについて少し私の気持ちをお話しさせていただきます。

産後ケアについて考えるときにどれか一つの職種あるいは業種のみで話すのって何か違うなって思ったんですね。

産後ケア、あるいは産後を支える支援者って誰?と考えたときに、医師、助産師、保健師、看護師など頭に思い浮かぶと思います。

また、私も作業療法士として日々周産期リハビリテーションに従事しているのですが、理学療法士や作業療法士の方々も産前産後に従事する方が増えてきています。

その他に、心理士、栄養士、保育士、行政関係者など本当に多くの方々が関わっていらっしゃると思います。

だけど、産後ケアを支えるのって医療者や行政の方々だけではないと思っています。

妊婦さんや産後のママ達に何かしら手を差し伸べたい、ケアしたい、サポートした、力になりたいと思っている方みんなが支援者だと思います。

インストラクターとしてヨガやピラティスやバランスボールや体操などを通してケアされている方、栄養面からケアされている方、サロンでママ達に癒しやリラクゼーションを提供されている方など民間資格を活かしながらママ達のサポートをされいている方もたくさんいらっしゃいます。

また、赤ちゃんのケアを通してママ達のサポートを行っている方もいらっしゃいます。

または、直接的にケアを提供していないけれどママや赤ちゃんそしてその家族にエールを送りたいと思っている方々もいらっしゃいます。

支援者というと少し言葉が硬くなるかもしれませんが、ママ達のサポーターと考えると、ママ自信であったり、ママ友、パートナー、両親、親族、先輩ママ、職場のスタッフや上司など、見渡してみると本当に多くのサポーターがいると思います。

職業が違えば、フィールドが違えば、組織が違えば、もちろん個人によって「産後ケア」の捉え方や考え方は違ってくると思います。

ですが、その先にあるものは
「ママを助けたい、笑顔にしたい、元気に過ごしてもらいたい」という共通の気持ちがあると思います。

そこで、職業や立場の垣根を超えみんなで「産後ケア」について考える機会を持ちたいとおもいこの「みんなで考える産後ケア」を立ち上げました。

37de35と略しておりますがこれは、みんなの37とさんごの35です。

医療だからこそできること、民間だからこそできること、公的機関だからこそできること、それぞれに強みがあると思います。

たとえば、お産で入院した場合、母体の状態や乳房のチェック、育児手技やメンタル面のチェックなどが行われます。

産後の生活や栄養、運動、食事まではお伝えする機会が少ない現状にあると思います。

やはり時間もマンパワーも限られておりますのでなかなかそこまで充実したケアができないといった現状があるのではないでしょうか。

しかしながらこれらもママ達にとりチア切な要素であり、地域だからこそできるケアもあると思います。

医療の視点、民間の視点、どちらも大切ですし医療から地域につながる切れ目のないサポート体制の構築が求められていると思います。

それぞれのエンパワーメントをシェアし、支援者自身が広がりを持った社会を作っていきたいです。


つぎに「おもう・つながる・つくる」のつながるについてです。

全国にたくさんの支援者様がいらっしゃいます。
このようにこのグループにも本当に多くの支援者さんにお集まりいただき、大変心強く感じているところです。

ただ、私が感じる課題が2つあります。
支援者同士のつながりと、支援者とママのつながりでが脆弱であるという点です。

いつかのFBにもPOSTしましたが、産後エアも(もちろん産後ケアに限っていうことではありませんが)竹や糸を編んでいく感じだなと思うんです。

何本も何本もおり合わせながら交わらせ器を作る。

産後ケアも何人も何人もが織りなし支える器を大きくする。
支援者と支援者がつながり産後ケアの受け皿を大きくできると思うんです。

たとえば、支援者同士が繋がっていると私にはできないけれど支援者を紹介することができる。
など、あると思うんです。
そうなると目の前のママを直接わたしはケアできなくとも、ケアを出来る人につなぐというケアバトンができると思うのです。

そう、このケアバトンをすることも産後ケアの一つの形だと思ういますし、バトンをつなぐ仕組み作りを行っていきたいと思っております。
そしてまた、それぞれの知識や情報を共有する場を提供していきたいと思っています。

私にできることをする。
小さな小さな力でもやってみる。
常に発展的に自分を高める。
そして横のつながりを作る。

ただ支援者同士がつながったとしてもそれを本当にケアを必要としているママに届かなかったら意味がありません。

このようにたくさんの支援者がどこにどんなことを専門としている支援者がいるのか、それが分かりにくい現状にあります。

この部分についても支援者同士のつながりを作ると同時に大切なことと認識しています。

最後につくるについてです。

おもうからはじまりこのようにつながったご縁はやがて新しい文化を作る一助となると信じています。

ありがたいことにこの思いに共感くださり、一緒に考えてくださる方々がいらっしゃいます。

私一人の力ではこのようにたくさんの方にご参加いただくことは難しかったでしょう。

これもひとえにお力添えを下さる方や、こうしてお集まりいただいている皆さんお一人お一人のお気持ちと行動です。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

まだまだ誕生したばかりの「みんなで考える産後ケア37de35」でございますが、これからも皆様方のお力添えを頂戴しながら、今よりももっとよりよい産後ケアが当たり前に受けられる日が来るよう皆さんとともに歩んでいきたいと考えています。

支援者の皆さまぜひみんなで考える産後ケアグループにお越しくださいませ。


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