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【Schooでの学び】遺伝子の存在感は、どこまでも。

■はじめに

新型コロナ、最近では国内でも確認された急性肝炎といった感染症・病気と暮らす日常生活です。mRNAワクチン等、生命科学用語を聞くことが多くなってきました。「遺伝子検査」も浸透しつつあります。
そこで、感染症や病気と過ごす不安定な毎日に遺伝子と社会、生活、病気との関連性についてご紹介します。
医学・医療に興味関心ある人にはもちろん。健康に意識している方にもおすすめの記事だと思います。

1.今後、ますます発達していくであろう遺伝子検査

遺伝子検査は病気になる前の予防策になります。方法としては遺伝子検査キットを使います。自分がリスクの高い病気をチェックして予防の為にできることを実践する手助けをしてくれます。
株式会社ジーンクエストの検査キットではアルコールに対する強弱体質についても調べられます。さらには、「自分の祖先がどこの大陸から来たのか」も調べられます。まるで、考古学の世界にも浸透してくるような感じですね。

2.パーソナルゲノム事業のメリットと課題

事業内容は、個人に合わせた治療法を提供することです。それぞれ3つのメリットと3つの課題があります。

メリットと課題は以下の通りです。

パーソナルゲノム事業の3つのメリット
①個人の遺伝子や体質に合わせた治療法を提供する。
→治療効果を高めて医療費を下げられる。
②疾病リスクを回避できる。
→病気になる前にリスクを知って回避する。
③適性を知れる。
→自分の遺伝子で自分の適性を知ることができる。
パーソナルゲノム事業の3つの課題
①知ることへの恐怖感
→人によっては、なりやすい病気に対する結果を知ることで精神的負担が重くなってしまうこともある。誤解のない情報を届けることが大切である。カウンセリングを設置することが求められる。
②差別の助長
→遺伝子差別禁止法を制定するかどうか検討中。
③疑似科学ビジネスの横行
→現時点で個人の遺伝子解析サービスが増える為の技術進歩があまりない。今後は、遺伝子解析サービスが増え、科学技術がさらなる発展を遂げる予測がある。


一番下にもある通り、Schoo:生命科学思考の授業を一部抜粋したもの

3.個人向け遺伝子解析サービスジーンクエストによる研究の取り組み

株式会社ジーンクエストは、他業界・企業と共同研究を行っている企業です。

代表的な取り組みを2つご紹介します。

①藤田保健衛生大学総合科学研究所との共同研究
→うつ病と遺伝子に関する研究している。
②伊藤園との共同研究
→食品と遺伝子の関係について研究している。
「お茶に含まれるカテキンを摂取しすぎると肝臓に悪い」との研究結果もある。

一番下のにもある通り、Schoo:生命科学思考の授業を一部抜粋したもの

■さいごに

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
おまけとしてコロナと遺伝子の関連性についてご紹介します。
遺伝子解析をすればコロナの重症化リスクがわかります。つまり、自分がコロナに感染した時に重症するか、しないかがわかることです。
また、HLA(すべての細胞と体液に分布しているもの)のタイプによってコロナワクチンによる副反応が出やすいのか、出にくいのかがわかるそうです。詳しいことはワクチン接種時にお医者様に訊いてみるのも良いかと思います。

今回の記事内容を全体的にまとめると以下の2点が言えることだと思います。

  1. 遺伝子はいろんな要素や物事とかかわりがあること。

  2. 自分の頭で考えることが大切。生命科学分野や医療・医学分野の知識を持ちながら感染対策と日常生活・経済社会活動について考えること。




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