私を退職へ追い込んだ経営者への反撃
■人生2度目の転職からもうすぐ半年
結論から言うと、この度の転職は成功したようだ。
働く環境が変わるだけで、こんなにも居心地が違う。
3ヶ月も経たずして限界を迎え、退職した2社目。
それから働く気力を取り戻せなくて、自己回復に努めた半年間の無職生活。
(詳しくは過去のエントリーを参照)
そして、今の会社に就職してからあっという間の半年間。
■前職との違い
前の職場では、「お前の代わりなんていくらでもいる」と言われた。
それが今の職場では、「あなたなら天下取れる」
とまで言ってくれる人がいる。
ひとえに、
「居心地のよさ」=「職場で一緒に働く人との相性」だと痛感している。
今の会社には、突然大声をあげて怒鳴りだす人はいない。
理不尽に不機嫌や、根性論を振りまく人、
定時外に業務連絡をしてくる人もいない。
中途の受け入れ研修がしっかりプログラム化されており、有事の際の社外相談窓口もある。
知名度と事業規模がそこそこある企業なので、そういったコンプライアンス意識があるのだと思う。
いきなり音信不通になって、退職する人もいない。
予め、転職エージェントにそのあたりを事前に質問していたのは良かった。
募集部署の離職率を聞くと、ここ2年で1人も辞めていないとの回答を得た。
入社を決める大きな判断材料になった。
■前職の経営者へ
私の人格と能力と人生観すべてを否定した、あなたへ。
見てるか。
私は今こんなにも素晴らしい環境で、素敵な人たちに囲まれて、楽しく働いているぞ。
「君たちには無理だよ」とあなたが言った、ホワイト企業に勤めているぞ。
年収も上がったのだから、驚くことでしょう。
私を退職に追いやったことを後悔するがいい。
後悔したところで、遅いけれど。
最高の仕返しをしてやった。
こんな言葉を吐けるようになるくらい、新しい職場は、すっかり枯れていた私の自尊心を再び与えてくれた。
■就職してよかったこと
・働いて自分の生活を成り立たせること
・同僚や上司にありがとうと言われること
・正当な評価をされること
・新しい知識や能力を身に付けられること
・日々の充実感や自己肯定感が上がったこと
そりゃ無職の時も楽しかったし、私には必要な時間だった。
あの期間に比べたら、自由な時間は格段に減ってしまったし、
朝は早く起きないといけないし、
電車もメイクも面倒だけれど。
今日も働いたという達成感を得て、
天気予報をチェックして、
明日は何を着て行こうか、
帰ったら何を食べようかと考える帰り道。
金曜の夜にお疲れさまー!と味わうアルコール。
(本当にたまらなく美味しい)
1日・1週間・1ヶ月とやれることが少しずつ増えていく充実感。
その自覚が自信になる。
週5も働いてえらい。お弁当まで作ってえらい。
すごくえらい。
■謝辞と決意
私が私の味方にならずに、誰がなってくれるというのか。
今まで築いてきたもの、これまでの自分を、自分だけは信じてあげなければ。
自分の存在を認めてくれる環境を大切にして、自分を蔑ろにしない。
大変だったけれど、転職条件を妥協しなくて本当に良かったなと思う。
よかったね~私。世界は案外やさしい。
ありがとう、採用担当者。
ありがとう、転職サイトのエージェント。
ありがとう、見守ってくれた家族と友達。
たまたま、同い年で同性の同僚と仲良くなれたことも大きい。
趣味が似通っていて、最近ではすっかり意気投合して、社外でも遊んだりできる存在だ。
一緒に過ごすランチタイムも楽しい。
正直、半年勤めたら会社のよくない所も少しずつ見えてきた。
たとえば亀の歩みのようなペーパーレス化。
今の時代にそぐわない考え方をもつ、おじさん社員が一部いるのも事実。
そういったひずみに、全社的に少しずつ取り組んでいるものの、整備にはまだ時間がかかりそうだ。
ただ私は、
私がいまやれることを、誠実にやるだけ。
同僚たちと、これらの課題解決に向けて日々働いている。
この企業には長くお世話になりそうなので、貢献したい。
適度に頑張っていく。そう思える職場だ。
■メンタルをやられて今の職場がつらい人へ
その職場でストレスの原因を取り除くことができないならば、とっとと逃げていい。
体も心も、耐える時間が長いほどに回復には時間がかかってしまうから。
踏ん切りがつかない、
辞めたあとどうする、
悩む気持ちは痛いほどに分かる。
それでも、
心身を壊してまで働くのはやはり違うと思う。
確かに、不本意な退職は落ち込むけれど。
不安もあるけれど。
せっかくの人生だから。
自分の働く環境を、あきらめないでほしいと思う。
つらいことが無くなれば、次は良いことが舞い込むようになっているから。
私がたまたま上手くいったとかではなくて、(むしろアンラッキー体質の)私でさえ、いい機会が巡ってきてくれたから、本当に人生はそういう風にできている。
■凹んでいる時期におすすめしたいもの
最後に、私が落ち込んだ時に効いたおすすめのメディアを紹介したい。
体質に合いそうなものがあったら、騙されたと思って摂取してみてほしい。
・竹脇まりなさん(youtuber)
…宅トレyoutuber。いろんなフィットネス動画を見たけど、まりなさんの動画が一番続く。ポジティブになれる言葉のセンスもいい。体を動かし始めると、気持ちも本当に前向きになってくる。
・Queer Eye(Netflix)
…5人のプロ(インテリアデザイナーやスタイリストなど)が、イケてない大人を変身させるリアリティー番組。プロたちは全員ゲイ、もしくはノンバイナリー。一週間かけてターゲットに寄り添い、外見も内面も見事に変えていく。
リアリティーショーは普段見ないけれど、これは別。毎回号泣必至。
人間の尊さや、思いやりや、セルフラブの大切さを教えてくれる。
・叶姉妹のファビュラスワールド(Spotify)
…リスナーからの質問に対し、叶姉妹が独特の価値観で答えてくれる。ぶっ飛んだ回答を聞けることも多く、知らず知らずのうちに自分の視野が狭まっていることにハッと気付かされる。人間や、人生の本質をよく見抜いているな〜と毎回感心してしまう。
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