カウンセリングとは違う?コーチングの傾聴
「人の話しを最後まで聴けない」「すぐアドバイスしてしまう」
「気付くと自分が喋ってしまう」
こんなお悩みありませんか?
聞き上手の人は、感心するほど口を挟まずに相手の話しを聴いています。
また、聞き上手の人に対して、お相手は嬉しそうに話し、
リラックスしている様子が伺えます。
あんな風に振る舞えたら?
目の前のお客様や部下にも、もっと優しくできるかもしれないですよね。
そんな時におすすめなのが、傾聴です。
今日はカウンセリングとも違う、
コーチングで使う傾聴について
お伝えしていきます。
聞き上手がモテる?
傾聴は今や様々なコミュニケーションの場面で、必須のスキルとなっており、わたしが出会うお客様も一様に「聞き上手になりたい」とおっしゃっています。
なぜ今、聞き上手がモテるのでしょうか。
以前のようにピラミッド型社会で、
頂点に向かって努力すれば成果が見えた時代においては、
目指すゴールは先人達からアドバイスしてもらうのが近道でした。
しかし現代では、流行り病及び技術革新による世界情勢の変化により、
様々な変化が続いています。
そのため、ある程度成功法則が見える縦社会は終わりを告げ、
法則のない、新たな発想や仕組みをつくる
やりとりが必要となってきました。
縦社会時代は、話す力の方が注目されていました。
ある程度の成果理論が成り立っていた為、皆を納得させる内容を話せるという事に需要があったからです。
しかし現在では、その時々の状況変化に応じ、各自が連携して成果を作るので、相手の多様性を受け入れて話しを聴くことが必要になります。
変化が著しい世の中において、横の繋がりによるコミュニティが増えました。そこでは、色々な価値観を受け入れる必要があります。そのため、現在マストのコミュニケーションとして、傾聴が注目されています。
過去現在未来の傾聴
あらゆる場所で傾聴ができると
スムーズなコミュニケーションができるのはもちろんですが、主に専門分野として活用されている代表的な分野としては、
カウンセリングとコーチングです。
カウンセリングとコーチングの違いは
以前にこちらの記事で紹介しています。
記事内にもあるように、カウンセリングは
主に、過去と現在の生活に軸をおいたセッションを行います。
一方でコーチングは、現在と未来に軸をおいたセッションを行います。
そのため、傾聴のベースは一緒ですが、
コーチングでは、コーチングならではの傾聴スキルを使います。
コーチングならではの傾聴スキル
コーチゼロのコーチングにおいて、
聴き上手になるには、以下2点の傾聴スキルを順に行っています。
①🔖相手の立場に立った「寄り添い型傾聴」
②🔖第三者目線で可能性を見つける
「リソース発掘型傾聴」
この2つの傾聴を上手く使い、
アドバイスではなく、「質問」によって相手から言葉を引き出すことがポイントです。
具体的にどういう事でしょうか。
以下より説明していきます。
相手の立場に立った寄り添い型傾聴
まずファーストステップとして、
この寄り添い型傾聴を行います。
これはいわゆる一般的な「聞き上手」に近い傾聴スタイルです。
相手の立場に寄り添い、相手の気持ちを受け取るように聴きます。
ただしこの時に、一般的な聞き上手と傾聴では、大きな違いがあります。
聞き上手さんは、話の内容を全て聴いて、うんうん、わかったよ、と受け止めることが中心になります。
それに対しコーチングの傾聴では、現在と未来にフォーカスします。
そのため、「今重要視している気持ちや価値観」
を聴きとるようにします。
そうして、現状の理解と整理につなげます。
これは、社内ミーティングや、家族会議など、やりとりから成長•発展させようとする場において、非常にパワフルなやり方です。
例えば、「僕は以前はどうしても早起き出来なかったんです。けどある時、もっと毎日楽しくしたいと思って、趣味の時間を増やしたくなりました。
そこでどうにかして時間を作ろうと決心し、早起きを始めたんですよ。
今、早起きして毎日色んな本が読めてます。
その時間の楽しみがあるから、仕事もはかどってるんです」
…という話しを聞いたとき、
これをみんなまるっと受け止めるのが聞き上手さんの素晴らしい能力です。
しかしコーチングでは、「今とても重要視している気持ちや価値観」を聴きとるようにします。
そのため、会話の中の気持ちや価値観の描写に注意深くなり、「早起きに価値をおいている」「人生楽しくありたい考えを持っている」「読書で知見を広めることが喜びである」と切り取っていきます。
第三者目線で可能性を見つける
リソース発掘型傾聴
次に、リソース発掘型傾聴について説明します。
リソース発掘型は、寄り添い型傾聴により気持ちや価値観を浮き上がらせた後に、次に行う傾聴スタイルです。
これは、コーチングが着目する未来の部分に当てはまります。現状整理の後の、「未来活用できそうな思想や行動」に着目するようにします。
次の行動の動機になる材料を見出し、目標達成のきっかけを作っていきます。
先程の例で行くと、「早起きに価値をおいている」「人生楽しくありたい考えを持っている」「読書で知見を広めることが喜びである」人が、次には、どんな要素があれば幸福か?と考えていくことをしていきます。
「早起き時間で他にしてみたいことはありますか」「読書で得た知識でやってみたいことはありますか?」「人生の楽しさを広げるとしたらやってみたいことは?」
と、行動面にフォーカスする時した質問をしていきます。すると、新たな行動目標が固まっていきます。
または、「◯◯さんにとって楽しいかどうかが大切なのは何故でしょう」「早起き以外にも時間を確保する選択はあったと思いますがなぜ早起きを決断したんですか?」など、
マインドにフォーカスしていくと、
「そうですね、以前こういった活動をしていて楽しかったからですね。
そういえば自分は、確かにみんなを取りまとめることが得意で〜…」などと、
その人の隠された強みが出てくる可能性が高まってきます。
こうして、その人の中に眠っている「資源」にアプローチし、発掘するように掘り下げを行うのがリソース発掘型傾聴です。
この傾聴スタイルを行うと、行動変容を促し、生活満足度を上げることができます。
2段階の傾聴及び質問
以上、2段階の傾聴を使い、最終的に、
わたしたちがついやってしまうアドバイスではなく、
「質問」を行っていきました。
それによって相手から言葉を引き出し、
本人の納得の上で行動選択ができると、
自分の決断で決めることが出来たととても喜んでもらえます。
これができると、目の前のお客様も、
部下も、家族も、そして自分にも優しくなることができます。
まとめ
ここまででコーチングで使う傾聴についてお伝えしてきました。
コーチングの傾聴は、人の決断を押し付けることなく促すので、相手からとても感謝されます。
聴く方も型を身に付ければ自分の判断やアドバイスとは切り離して対応できるので、苦しまずに話を聴くことができるようになります。
今週行うセミナーでは、今までお伝えした内容を実際のワークを挟み、体験型講座としてお伝えします。
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