最後の切り札“福ちゃん”
父の長きに渡る闘病生活を語る上で欠かせない存在の医師が虎の門病院にいます。間脳下垂体外科にいらっしゃる福原医師です。
父は頭の手術だけでも4回しましたが、医師は違えどその全てを虎の門病院で執刀していただきました。振り返ると福原医師がご専門にされている脳下垂体腫瘍をとる手術は4回の内で1番重症度は低くあまり心配せず手術室へ送り出しました。他の3件はいずれも突発的でリスクも高く、生死が危ぶまれるものでした。福原医師にご担当いただいた手術は父の闘病の中で最も軽かったため、12年に及