好きなことを「スキ」と言える技術
おはようございます。皆さん、休日はいかがお過ごしでしょうか。
先日、私は長年の夢であったエレキギターを背負い、ギター教室の無料体験レッスンに行ってきました。
その時、講師の人と好きな音楽についての話題となり、「moroさんはどんなアーティストが好きなんですか?」と聞かれました。
実はこの質問、私の頭を長年悩ませてきました。
そもそもの話として、私は音楽を聴くことが死ぬほど好きです。1日音楽のない環境で過ごせと言われたら、夕方辺りにはおそらく手が震えだすでしょう。
そんな私なのですが、好きな音楽はどんなものかと聞かれると、目が泳ぎ、言葉が出てこなくなるのです。
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他人の目
なぜ目が泳いでしまうのでしょうか。
この現象が現れだしたのはたしか、私が音楽にのめりこみだした高校生のころです。部活帰りには駅前のTSUTAYAへ直行し、海のものとも山のものともつかぬアーティストのCDを借り漁っていたのを思い出します。
そんな日々を送るにつれ、私はいわゆる「マイナーなバンド」にはまっていきました。
しかし、周りに私と音楽の趣味が合う人はなかなかいません。そんな中で「好きなバンド」の話題になっても、自分が今本当にハマっているバンドについてはあえて触れませんでした。というか、触れられませんでした。
要は、場が盛り上がらないんです。
「俺は○○最近好きだな。」と、その場の誰も知らないようなバンドを言ったところで、反応は「あーーっ。。。。」と微妙な感じになるでしょう。さらに言えば、心の中で「あーあれだ。音楽知ってますよマウント取ってくるんだなこいつは。」と思われてしまう可能性もあります。
そんなことを思うと、むやみに自分が本当に好きなバンドの話ができなくなってしまうのです。そしてこの感情は大人になった今でも残っています。
そう、他人の目が気になってしまうのです。
私の場合音楽だったわけですが、皆さんは自分の本当に好きなことを堂々と周りに伝えることができますか?
もし私と同じで、どうしても人の目が気になるような方がいらっしゃれば、次章にお進みください。
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自分を抑えつけるとストレスになる
自分の本当に好きなことに言及しないというのは、一種の自己防衛本能なんだと思います。
しかし、自分を抑えつけるのはそれなりのストレスを伴います。
好きなこと、嫌いなことという類のものは、自己表現の代表格と言っても過言ではありません。
自己紹介を1分でしてくださいといきなり言われたら、あなたなら何を語りますか?おそらく、好きな食べ物だったりそういうものは、比較的早い段階で頭の中をよぎると思います。
それだけ「好き嫌い」というものは、自己のアイデンティティを表現するのに便利なトピックとされています。
しかし、好きなことを「スキ」と言えないよう自分を抑えつけてしまうと、せっかくのあなたの自己表現の機会が奪われてしまいます。自分を表現するというのは、コミュニケーションにおいて相手との仲を深めるには重要な要素です。自己を開示をすることで相手も「らしさ」をさらけ出してくれるからです。
コミュニケーションにおけるギブ&テイクは、好きなことを「スキ」ということから始まると言っても過言ではないでしょう。
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「スキ」と言う技術を身につける
では、私のように素直に好きなことを語れない人はどうしたらいいでしょうか。
私も自分でできていないので何とも言えませんが、こればかりはやはり日々の鍛錬でしかないでしょう。つまり、「表現力」です。
相手にとって、あなたの好きなものは未知のものである可能性があります。もしかすると嫌いなモノかもしれません。
そこで、あなたの表現力が試されるわけです。
一度あなたの好きなものを頭の中で思い浮かべてみてください。それを周りの人に紹介するとなった時、あなたならどのような話の構成で、どのように抑揚をつけて話すでしょうか。
初めからうまくいくことはなかなかありません。身近な人に好きなモノを伝える来るべき時のためにネタを仕込み、いざその時が来た時にはアウトプットしてみてください。それを繰り返すうちに、相手に伝わる表現力が身についていくでしょう。
そしてなによりあなた自身が、その好きなことをより愛せるようになると思います。
noteを書いている人だったら、noteに書いてみるでも良いと思います。
表現力を鍛えて、あなたという人間を目一杯表現してみましょう。私もがんばります。
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冒頭の話に戻りますが、この前のギター教室では「一周回ってスピッツが好きです」と答えました。
反応はいまいち、まだまだ修行が足りないようです。
本日もご覧いただきありがとうございます。
それでは、今日の一曲。
私の一番好きなライブ動画をのせます。解説はまたいつかどこかで。
https://www.youtube.com/watch?v=GJIYZGs4iJs
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