見出し画像

好きを仕事に?そんなの間違ってる!


人生を幸せに送るには?


「人生のほとんどを仕事にあてるのだから、好きなことをやった方がいい」


こういう言葉を就活の時はよく聞いた。
このような言葉を聞くと、ヒリヒリと胸がざわつく。確かに正論だ。正論なんだけど違和感だけが拭いきれない。

仕事は楽しい方がもちろんいい。
そして好きなことを仕事にできたらさぞいいだろう。だが好きなことを仕事にできる人はどれだけいるだろうか?そもそも仕事をしたくない人だっているはずだ。

私はサッカーが好きだ。
ただサッカー選手になれなかった。
サッカーは好きだけど、プレイするのが好きなだけ。

早い話が、サッカー選手になれないなら、サッカーに関わる仕事をしても、それはもう好きではないのだ。さらに付け加えるとサッカーをして、仲間と過ごす時間が好きなのだ。
要するにサッカーは好きではなく楽しい。そしてサッカーをすることで、見ている観客に影響を与える、試合に臨むまでの過程、ピッチ外で仲間と過ごす時間、これらが私は好きなのだ。

過程が好きかどうか?
これがまず一つ目の答えだ。

好きなことをした方が幸せになる。
それはそうなんだけど、これだけだと腹落ちしないなぁ。 

じゃあ好きの正体ってなんだろう?

この好きの正体は私が先日見た映画にヒントが隠されていた。

画像1

この作品はホームレス少年をスター選手に育て上げたという実話だ。
ホームレス少年のマイケル・オアーの里親になった主婦リー・アンの頑張りには心を打たれた。
作中にリー・アンが、友人から情けを言われるようなシーンがある。

情けを言う友人
「あなたは偉大だわ」
「あなたは彼の人生を変えてあげているんだもの」

リー・アン
「ちがう、彼が私のを変えてるの」

私はこの言葉がまさに確信をついているなと感じた。
マイケルのために行動したことが結果としてリー・アンを幸せに導ていたのだ。つまり他者貢献こそが、人が幸せになる重要なファクターだと私は考えている。


実際に以前読んだ「あなたの人生を変える感動の条件」という本の中でも、

あなたの人生を輝かせてくれるのは、実はあなた自身ではなくて「あなたの大切な誰か」です。
そしてその人を喜ばせようと思った時、あなたの中にある力は最大限に発揮されるのです。

こう綴られている。

つまり頑張れるときというのは他者貢献している時なのではないか?

そうすることで幸せになれるのではないか?

好きなことをするということは他者貢献することなのではないか?

他者貢献しない仕事を私は知らないので、基本的には幸せになれる。
ただ、その他者貢献の実感が得られるかどうかが重要になると考えている。
誰かのために頑張る。これが簡単なようで難しいのだ。

以上が【好きを仕事に?そんなの間違ってる!】に対する説明だ。


これは私の考えを述べているだけなので、正解かどうかも分からない。
ましてや仕事選びには少なからず給与所得、ワークライフバランスなど、様々な要因も絡み合ってくるので一概には言えない。

ただ1つ言えるのは、仕事以外でも他者貢献できるということ。

「あなたのためになら頑張れる。」


そう言えるような、人だったり、チームだったり、クライアントをこれから先の人生で見つけていきたい。

幸いすでにそういうコミュニティはあるので、私は今頑張れる。


S君.

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?