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惹かれた作品

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スキが押し足りないくらいに、心惹かれた作品たちです。
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2023年7月の記事一覧

最後の砦でありたい。

最後の砦でありたい。

昨夜、とても哀しいニュースが飛び込んできましたね。りゅうちぇるサンが亡くなったと…。

事件、事故、災害や病気などで人が亡くなる知らせを聞くたびに、たとえそれがまったく知らない人であったとしても、私たちはきゅうっと胸が痛くなるものです。

まして身近な人であったり、よく知っている人であったりすると、心が苦しくなったり頭から離れなくなったりすることも…。

保健室の先生をしていた頃、幼い小学生や思春

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先生に笑顔でいてほしい。/おやこで通う小学校⑬

先生に笑顔でいてほしい。/おやこで通う小学校⑬

「走りたい時に走りたい」

4時間目、体育。

「体育、やらない。大っきらい」
例によって、珍獣(兄)は1人だけ体操着に着替えず
むき出しの反抗心を隠そうともない。( ゚д゚)オイ
そんな彼を引きずって、ノコノコと校庭に出た。

この日の授業は【折り返しリレー】。
支援級に在籍する1〜6年生までの面々が、2チームに分かれて
コーンを折り返す形で走り、バトン代わりの輪っかをつなぐ…というものだ。

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"死は無責任じゃないよ"

"死は無責任じゃないよ"

"死は無責任じゃないよ"

わたしが死を選ぼうとしたあの日、わたしは確かにひとりぼっちだった。

誰にも助けを求められず、誰もわたしを理解してくれなくて、まるで針の山を歩いてるようなこの世界。地獄の針山なんか、この世間という地獄より、たぶんずっと甘い。

あの子も、そんな思いだったのだろうか。



「みんな違ってみんないい」

幼い頃からわたしたちは、聞き飽きるほどその言葉を聞いている。細胞レ

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