珍獣記

【好き・得意が、人生の羅針盤になる/教育、という概念はもう卒業!/子どもは自ら育つ力を…

珍獣記

【好き・得意が、人生の羅針盤になる/教育、という概念はもう卒業!/子どもは自ら育つ力を持っている。おとなはお節介せず見守ろう。自分の人生を生きよう】 我が家の珍獣ズ(♂7歳♀5歳)との、学びと行動の記録です。地元でフリースペース運営中🌻 #不登校 #特別支援教育

マガジン

  • おやこで通う小学校

    破天荒でありながら、“初めて”に対する不安感が人一倍強い珍獣・兄。地元公立小に入学したものの、「かか(母)と一緒にじゃないと学校行かない」宣言を発し、まさかの初日から同伴登校をする羽目に。ちょ待てよ…いや、待てよ。かねて特別支援教育に関心を持っていたわたし(母)は、その実態を知る絶好のチャンス!と切り替え、母子登校ライフを楽しむことに決めたのであった。 というわけで、2016年の半年間に及んだ、母子登校にまつわる悲喜こもごもを綴っています。

  • 教育のその先

    • 0本

    子どもはいままでの「教育」の枠にはおさまらなくなっている…。 これからの教育、いや、教育という言葉の外へ、 ほんとうの子どもとおとなの在り方を模索していくマガジン。

最近の記事

  • 固定された記事

“子育て”をやめてみませんか。 子どもの《生きる力》に、圧倒され続けているわたしが願うこと。

色とりどりの個性が躍動する、明るくて豊かな社会。 そんな社会を築くためのヒントが、1人ひとりの《子ども時代》にあるーー。 大学生だった15年ほど前、そう確信しました。 就活をしていた当時のわたしは、企業訪問で出会う大人たちの目が総じてイキイキとしていないことが、気になって仕方ありませんでした。 彼・彼女が語るビジョンも、上っ面の空虚さが漂うか “社会”の視点が抜け落ちた、近視眼的なものに映りました。 この違和感の背景にあるものは一体、何だろう? とつらつら考えているうち

    • ここの裏テーマは「おとな」。“野草”でみんな笑顔/フリースペース開催記録⑧

      フリースペースでは、主におとなのお楽しみとして 【吹きだまり茶会】を一角に用意し、おいしい珈琲やお茶をセッティングしています。 自由にいただくもよし、歓談するもよし。 これをお目当てに遊びに来るひともいて、今やフリースペース名物! そして3月22日(金)は、この【吹きだまり茶会】が急遽【野草をいただく会】となり、大いに盛り上がりました! ヨモギ、菜の花、タネツケバナ、ドクダミ… もともとはお茶用に用意してくれていた野草たちを 裏返した土鍋の蓋に載せ、シンプルに焼いて食してみ

      • こどもの世界を邪魔しない。/フリースペース記録⑦

        3月22日。この日は、特に賑やかで。 そんなに人数が多くないはずなのに、何でだろう?と思っていたところ よく数えたら、おとなの人数を子どもの人数が初めて上回っていました!( ゚д゚)ワオ 走り回って、笑い転げてぶつかったり、手が当たったりして大泣きして「ごめんね」のやり取りがあったのかなかったのか、気づくとまた一緒に遊んでいた。 昼過ぎにやってきた暴れん坊と、その様子にびっくりする子。 反対に動じず、暴れん坊にちょっかいを出す子。 全部ひっくるめて、そのまんまを見守るおと

        • 普通の居場所にない試み、始めました/フリースペース記録⑥

          ▷《モチコミ テシゴト》始まりました フリースペースへの、仕事や趣味のお持ち込み、大・歓迎です。 手芸などのものづくりや、絵描き、音楽系… パソコンでの事務仕事も。 一角でお好きに作業してください! (通常の参加費〈1家族300円〉以外に、別途費用は発生しません) ただ、いくつか”条件“がありまして…。 ◉騒がしくても、もちろんOK! ◉(走ってるひとたちが大勢いるので)たまにぶつかられても、スライディングされてもOK! ◉「何してるの?」って質問に答えたり、「ちょっと

        • 固定された記事

        “子育て”をやめてみませんか。 子どもの《生きる力》に、圧倒され続けているわたしが願うこと。

        • ここの裏テーマは「おとな」。“野草”でみんな笑顔/フリースペース開催記録⑧

        • こどもの世界を邪魔しない。/フリースペース記録⑦

        • 普通の居場所にない試み、始めました/フリースペース記録⑥

        マガジン

        • おやこで通う小学校
          34本
        • 教育のその先
          0本

        記事

          小学5年生も、やっぱり◯◯!/フリースペース記録⑤

          2/23(金)。実験的?に、祝日に開いてみました。 まぁ、そんなに人は来ないだろうなぁ…しかも雨だし。こぢんまりになりそうだな、と思っていたら なんと、フリースペース史上(って2か月だけど)最多の参加者数となりました!( ゚д゚) 初回から来ている子に加えて、平日は学校に毎日通っている子たちも集まり 賑やかな1日となりました。 撮った写真は相変わらず、ほぼブレておりました。(←皆、常に動いてるか走ってる それから、小学校高学年の人々の参加も初めてありました! さすが高学年と

          小学5年生も、やっぱり◯◯!/フリースペース記録⑤

          『スキ』のちから/フリースペース記録④

          2月9日(金)は、初回から来ている子が、お家からたくさんの【スキ】を持ってきてくれました。 自分の【スキ】を持っていきたい、と思うのって そこに安心感がないと、できないことのような気がする。 ということは、ここを安心できる場所だと思ってくれているのかな。 いつもいる1人として、とても嬉しくなりました。 紹介が遅れましたが、彼女の【スキ】は、お母さんと一緒にフェルトと折り紙で作った野菜や果物、フード。 よくよく見ると…ちょ待てよ。 野菜や果物は、包丁で半分に切れるように出

          『スキ』のちから/フリースペース記録④

          勇猛なる走者たち/フリースペース記録③

          フリースペースを地元で立ち上げて、8か月が経ちました。 1人で思い立ちましたが、ありがたいことに一緒に運営してくれる仲間が増え 珍獣とわたし含め、子どももおとなも毎回はちゃめちゃに遊んでいます。 日々慌ただしく、note更新が途切れてしまっていましたが、せっかくなので 8か月間の開催記録をここでも残しておきたいと思います。 ******* 2月9日(金)は延べ20人の人たちが、まったり・賑やかに過ごしました。 午前中はおとな4人、子ども3人。 子どもたちはじゃれ合った

          勇猛なる走者たち/フリースペース記録③

          どんな知能検査の、どんな数値よりも大切な指針とは。【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング⑧

          プラモデルを買うとすぐ、珍獣とわたしはモノレール乗り場へ直行。 予定の時間が迫っていたので、小走りで向かった。 「自分のなんだから、自分で持ってね」というわたしの言葉を、素直に受け入れ 珍獣はプラモデルの入った薄紫のビニール袋を手に提げていた。 ホームの末端で、ちんまりと(?)おやつを頂いた後、快速急行に乗車。 何駅か通過したところで、ぼーっと車窓を眺めていた珍獣は いかにも「ハッ」とした表情を浮かべて私に問いかけた。 「プラモデルは?」 ( ゚д゚) プラモデルは?って

          どんな知能検査の、どんな数値よりも大切な指針とは。【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング⑧

          “脳の個性”にぴったり。運命の出会い【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング⑦

          心ゆくまで飛行機を見物した後、夕方にわたしの用事もあるため、帰途につくことに。 ところがどっこい。( ゚д゚) 珍獣・兄が、またも奇跡のアクシデントを引き起こした。 モノレールに乗る前に、空港施設も少しだけ回ることにして まず、行きがけに気になっていた本屋さんへ。 空港内の本屋さんなら、飛行機関連の専門書が置いてあるのでは?と考えたのだ。 予想は当たり、珍獣・兄は「航空機のひみつ」なるマニアックな本に興味を持ち、ページをめくり始めた。 字は読めずとも、写真と図解に魅せられた

          “脳の個性”にぴったり。運命の出会い【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング⑦

          “フリーランス小学生”仲間がほしい。【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング⑥

          そんなこんなで、たどり着いた羽田空港。 「いろんな種類の飛行機が見られるかも」と思い、国際線ターミナルの展望デッキに行ってみた。 屋上に出るなり、漫画の一コマのように、フェンス目掛けて駆け出す珍獣・兄。 アメリカン航空、ルフトハンザ、大韓航空、中華航空… 各国の飛行機が待機したり、ゆっくり移動したりしている様を 望遠鏡も活用しつつ、飽きることなく1時間以上眺めていた。 私は、飛行機たちが戻っていく国自体に興味がわき 「今、あっちは気温何度くらいかな?」「あの飛行機の中には

          “フリーランス小学生”仲間がほしい。【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング⑥

          “ワーキングメモリ”を気にする必要がない理由【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング⑤

          当日、わたしは早起きして、せっせとお弁当を準備。 畑で摘んできた野草を煮出したお茶で、水筒も満タンに。 妹の珍獣・オケちゃんを保育園に送った後、2人して遠足気分で家を出た。 まず目指すのは、モノレールの始発駅である浜松町だ。 すると、乗り換えるべく降り立った山手線の某駅ホームで、珍獣・兄がこうノタマッた。 「あれ?リュックは?」 ( ゚д゚) リュックは?って、あなた。 あなたのリュックでしょ? お弁当も水筒も入ってるでしょ? どこよ?? 事態を把握し、「玄関に忘れ

          “ワーキングメモリ”を気にする必要がない理由【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング⑤

          ホームスクーリングで、大変なのは…【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング④

          福岡旅から帰還し、1か月が経った3月上旬。 “登校調整”として学校をお休みした平日、珍獣・兄と羽田空港に遊びに行くことにした。 福岡旅では結局、あらゆるアクシデントの末に空港内を家族4人で激走し 離陸直前にギリギリで乗り込む、という慌ただしさだった(無計画にもほどがある!珍獣との飛行機旅/週半分ホームスクーリング③)ため 空港自体を堪能することができなかった…ことが動機だ。 加えて、母子登校から【週半分ホームスクーリング生活】に移行して4か月が経ち 1つ、強く感じているこ

          ホームスクーリングで、大変なのは…【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング④

          先生が、家族旅を「学び」に昇華してくれた話/おやこで通う小学校㉚

          無計画にもほどがあった福岡旅行。 それは、単に“楽しい家族旅行”で終わらなかった。 ************ 珍獣・兄は今年に入ってから、週2−3日のペースで登校している。登校先は4月からずっと、特別支援学級だ。 彼の要請により、わたしが1日中同伴する、いわゆる母子登校のスタイルで入学式からやってきたけれど 11月半ば以降、1時間目の終わりに教室まで送れば、後は下校まで1人で学校に滞在できるようになった。 少人数の、アットホームなクラス編成で 一斉授業ではなく、双方向型

          先生が、家族旅を「学び」に昇華してくれた話/おやこで通う小学校㉚

          無計画にもほどがある!珍獣との飛行機旅/週半分ホームスクーリング

          アイロンビーズやLaQで、やたら飛行機を作りまくっている珍獣・兄。 飛行機に興味を持っている今が、“本物”を体感するのにちょうどよいタイミングかな?と思い 夫に仕事の都合をつけてもらって、平日出発の家族旅行を突如決めた。 というわけで、当日の早朝にバタバタと出発準備。 珍獣兄妹の衣類、タオル…と必要な荷物を揃えようとして←前日やれ 「7歳&5歳。自分でやるよな!」と、はたと気づく。 急遽、必要な持ち物を記した【しおり】を作成し、起きてきた2人に渡してみた。 すると自分たち

          無計画にもほどがある!珍獣との飛行機旅/週半分ホームスクーリング

          「また来たい」の声。勢いで始めてよかった!/フリースペースの記録②

          先週末の金曜日、フリースペースの2回目を開きました。 大人11人、子ども7人の計18人の参加があり、子どもたちの笑い声(叫び声)をバックに、これまた和やかな1日となりました。( ˘ω˘ )zzz ←実際に寝てたひとも *********** 朝、窓を開けて空気を入れ替え、準備をしている段階から 和室の室内を全力で駆け回る子どもたち。( ゚д゚) 前回参加したお母さんがたから、子どもたちについて「よほど楽しかったみたい。また行きたいって言ってる」と、嬉しい声を聞いてはいた

          「また来たい」の声。勢いで始めてよかった!/フリースペースの記録②

          「ハブーブ」の正体とは…バーチャルから広がる珍獣の世界/週半分ホームスクーリング②

          珍獣・兄は飛行機に興味を持ち、3Dアイロンビーズでこれを作りまくっている。 我が家には、これといった教育方針はない。 強いて言うなら、「子どもらの【好き】の芽を大事にしよう」…というのが、ほぼ唯一かつ夫婦共通の方針だ。 そこで今週末、本物の飛行機に乗ってみることにした。 わたし自身は旅好きで、独身時代は国内をプラプラしていたけれど 珍獣ズの爆誕以来、オルタナティブスクール探しを除いて旅行はご無沙汰だ。 行き先は【福岡】。 理由は「航空券が安かった」から。ドーン 「飛行

          「ハブーブ」の正体とは…バーチャルから広がる珍獣の世界/週半分ホームスクーリング②