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“ワーキングメモリ”を気にする必要がない理由【羽田空港で激走再び】/週半分ホームスクーリング⑤

当日、わたしは早起きして、せっせとお弁当を準備。
畑で摘んできた野草を煮出したお茶で、水筒も満タンに。
妹の珍獣・オケちゃんを保育園に送った後、2人して遠足気分で家を出た。

まず目指すのは、モノレールの始発駅である浜松町だ。
すると、乗り換えるべく降り立った山手線の某駅ホームで、珍獣・兄がこうノタマッた。

「あれ?リュックは?」

( ゚д゚)
リュックは?って、あなた。
あなたのリュックでしょ?
お弁当も水筒も入ってるでしょ?

どこよ??

事態を把握し、「玄関に忘れた」と言うが早いか、みるみる泣き出す珍獣。
「これぞ珍獣の真骨頂」と称賛したくなるような、人目をまったく憚らない見事な泣きっぷりだった。 
ちなみに御年7歳である。

昼時が迫っており、空腹を感じるとますます機嫌を損ねる( ゚д゚)と危惧したわたしは
「かか(母)の、あげるから!」と必死になだめて落ち着かせた。
わたしの人生の主役は、私なんだぞ!!
昼飯抜きじゃ、主役も張れないやないか!!!(ꐦ°᷄д°᷅)ムキー
と、内心は腹立たしさでいっぱいであった。(ꐦ°᷄д°᷅)ムキー

ところで、彼の異常なまでの紛失・忘れ物の多さは
記憶処理能力「ワーキングメモリ」の低さゆえなのだろうか?
まあ、それを言えば私も、検査すればおそらくその値は低いだろう。
ここまでの人生、家でも旅先でも、財布からスーツケースまであらゆるものを失くし、置き忘れてきた。( ゚д゚)
そう考えたら、ワーキングメモリの値がどう…なんてほんとにどうでもよくなる。
忘れもの・紛失癖を受け継いでしまったことは気の毒だけど
私が今こうして、周りの助けをもらいながら、曲がりなりにも楽しく幸せに生きているわけなので
珍獣・兄もきっと、何も心配いらない。
そう思うからだ。

ちなみに、ワーキングメモリの値が努力しても改善しないだろうことは
我が人生をもって証明済みである。

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