sakazuki

読書ノートと小説を。 背骨にひっかかるような言葉を紡げたらとおもいます。 支持いただけ…

sakazuki

読書ノートと小説を。 背骨にひっかかるような言葉を紡げたらとおもいます。 支持いただければ幸いです。

マガジン

  • 極私的読書ノート

    偏らないように読んでいるつもりがやっぱり偏ってますね。 理解と感想を入り混じらせて、新たなヒントや読もう!という気持ちを導き出せていればいいな。基本姿勢は感想より原文重視です。

  • 井筒俊彦についての読書ノート!

    井筒俊彦の思想に触れたい!と言う人のためのマガジン。何かしらのヒントになれば幸いです。

  • 連載小説【揺動と希望】

    北朝鮮からミサイルが飛んできて、南海トラフ大震災が起こった日本がどう右往左往するか、そしてそのなかから新たな世界構築へ向かう思想が生まれるまでの物語。崩れゆく世界で根拠なき希望を語ることについて、ゆっくり思考しながら試行するつもりでいきます。長丁場になりますがお付き合いください。

  • プロティノスについて知りたい!

    エネアデスからプロティノスの思考を追いかけ、理解を広げたい人向け。 知ったかぶりできます。 取り上げている書物は、プロティノス全集(中央公論社)1〜4巻+別巻、『善なるもの一なるもの』などです。

  • 極私的小説【扉(仮)】

    面白いと思っていただけるか、あんまり自信がありません。一読すれば分かる通り、これは私の言語阿頼耶識の報告書、能動的創造法によるナラティブのようなもの、ですね。

記事一覧

固定された記事

連載小説【夢幻世界へ】 1−1 石化した彼女

【1‐1】  どうやってもうまく歩くことができない泥濘みの勾配に辟易しながら前を仰ぎ見る…

100〜
割引あり
sakazuki
7か月前
20

読書ノート 「国際安全保障がわかるブックガイド」 赤木完爾 国際安全保障学会

【目次】 Ⅰ 古典(トゥキュディデス『戦史』、クラウゼヴィッツ『戦争論』、マハン『海上権…

sakazuki
2日前
4

読書ノート 「戦争学入門 核兵器」 J・M・シラキューサ 栗田真広訳

 原子炉と核兵器のいずれも、そのエネルギーの源は原子力である。このエネルギーは、原子の分…

sakazuki
3日前
2

読書ノート 「明恵上人伝記」 平泉洸

 「華厳中興の祖といわれる明惠上人は、教団を組織せず、終身釈迦を父と仰ぎ、自ら遺子と称さ…

sakazuki
4日前
2

読書ノート 「イスラームから見た西洋哲学」 中田考

   一気読みできました。井筒俊彦からイスラム神秘哲学やギリシア哲学に入った身としては、…

sakazuki
4日前
3

読書ノート 「なぜあの人と分かり合えないのか」 中村隆文

  なぜあの人と分かり合えないのか、嫌いだから。腹立つから。自由市場を支えるのがリベラリ…

sakazuki
5日前
8

読書ノート 「マルクスの現在」 柄谷行人・浅田彰・市田良彦・小倉利丸・崎山政毅

 1998年に京都大学経済学部新入生歓迎講演会として行われた対談と、同じく京都大学でSPOO…

sakazuki
6日前
8

読書ノート 「眠りの館」 アンナ・カヴァン 安野玲訳

 「生はせめぎあい──せめぎあいの結実だ。せめぎあいなしには創造への衝動は存在しえない。…

sakazuki
8日前
3

読書ノート 「純粋な自然の贈与」 中沢新一

 米国に渡ったピューリタンたちは、インディアンの風習「インディアン・ギフト」がとても奇異…

sakazuki
9日前
4

読書ノート 「贈与論 他二編」 マルセル・モース 森山工訳

 「取るのと同じように与えなさい、そうすれば万事うまく運ぶでしょう」 (マオリの諺) …

sakazuki
10日前
2

読書ノート 「アーレント政治思想集成 2 理解と政治」 アーレント 齋藤純一他訳

 フラグメントを置く。  「最も尊敬する方」  「(ヤスパースについて)個人的に決して忘…

sakazuki
2週間前
5

読書ノート 「カイエ・ソバージュ」 中沢新一

 もともとは、講談社新書メチエで五冊に分かれて刊行されたもの。大学の講義をテーマ別にまと…

sakazuki
2週間前
8

連載小説【揺動と希望】 1−4

【1-4】  私だけの世界はここにある。暮らし、楽しみ、哀しみ、退屈、静けさ、法螺、絹の…

sakazuki
1か月前
3

読書ノート 「レンマ学」① 中沢新一

 近年の最重要書物のひとつと確信している『レンマ学』。思いつくまま取り出していく。すでに…

sakazuki
1か月前
9

連載小説【揺動と希望】 1−3

【1-3】   ミサキは夢を見ている。  スマホを見ると〇〇さんからLINE。  「もへとし…

sakazuki
1か月前
5

読書ノート 「世界をわからないものに育てること  文学・思想論集」  加藤典洋

 2016年の作品。  この三年後に加藤は肺炎のためこの世を去る。  幾つかの章について、個人…

sakazuki
1か月前
2

連載小説【夢幻世界へ】 1−1 石化した彼女

【1‐1】  どうやってもうまく歩くことができない泥濘みの勾配に辟易しながら前を仰ぎ見る…

100〜
割引あり
sakazuki
7か月前
20

読書ノート 「国際安全保障がわかるブックガイド」 赤木完爾 国際安全保障学会

【目次】 Ⅰ 古典(トゥキュディデス『戦史』、クラウゼヴィッツ『戦争論』、マハン『海上権…

sakazuki
2日前
4

読書ノート 「戦争学入門 核兵器」 J・M・シラキューサ 栗田真広訳

 原子炉と核兵器のいずれも、そのエネルギーの源は原子力である。このエネルギーは、原子の分…

sakazuki
3日前
2

読書ノート 「明恵上人伝記」 平泉洸

 「華厳中興の祖といわれる明惠上人は、教団を組織せず、終身釈迦を父と仰ぎ、自ら遺子と称さ…

sakazuki
4日前
2

読書ノート 「イスラームから見た西洋哲学」 中田考

   一気読みできました。井筒俊彦からイスラム神秘哲学やギリシア哲学に入った身としては、…

sakazuki
4日前
3

読書ノート 「なぜあの人と分かり合えないのか」 中村隆文

  なぜあの人と分かり合えないのか、嫌いだから。腹立つから。自由市場を支えるのがリベラリ…

sakazuki
5日前
8

読書ノート 「マルクスの現在」 柄谷行人・浅田彰・市田良彦・小倉利丸・崎山政毅

 1998年に京都大学経済学部新入生歓迎講演会として行われた対談と、同じく京都大学でSPOO…

sakazuki
6日前
8

読書ノート 「眠りの館」 アンナ・カヴァン 安野玲訳

 「生はせめぎあい──せめぎあいの結実だ。せめぎあいなしには創造への衝動は存在しえない。…

sakazuki
8日前
3

読書ノート 「純粋な自然の贈与」 中沢新一

 米国に渡ったピューリタンたちは、インディアンの風習「インディアン・ギフト」がとても奇異…

sakazuki
9日前
4

読書ノート 「贈与論 他二編」 マルセル・モース 森山工訳

 「取るのと同じように与えなさい、そうすれば万事うまく運ぶでしょう」 (マオリの諺) …

sakazuki
10日前
2

読書ノート 「アーレント政治思想集成 2 理解と政治」 アーレント 齋藤純一他訳

 フラグメントを置く。  「最も尊敬する方」  「(ヤスパースについて)個人的に決して忘…

sakazuki
2週間前
5

読書ノート 「カイエ・ソバージュ」 中沢新一

 もともとは、講談社新書メチエで五冊に分かれて刊行されたもの。大学の講義をテーマ別にまと…

sakazuki
2週間前
8

連載小説【揺動と希望】 1−4

【1-4】  私だけの世界はここにある。暮らし、楽しみ、哀しみ、退屈、静けさ、法螺、絹の…

sakazuki
1か月前
3

読書ノート 「レンマ学」① 中沢新一

 近年の最重要書物のひとつと確信している『レンマ学』。思いつくまま取り出していく。すでに…

sakazuki
1か月前
9

連載小説【揺動と希望】 1−3

【1-3】   ミサキは夢を見ている。  スマホを見ると〇〇さんからLINE。  「もへとし…

sakazuki
1か月前
5

読書ノート 「世界をわからないものに育てること  文学・思想論集」  加藤典洋

 2016年の作品。  この三年後に加藤は肺炎のためこの世を去る。  幾つかの章について、個人…

sakazuki
1か月前
2