スペイン在住トレーナーの独り言⑲
アスリートに対するトレーニング規制 (in Spain)
コロナウイルスの影響を大きく受けているスペインですが、
”メッシ” や ”スアレス” 等の「トップアスリート」も例外ではなく、
3月中旬から4月末までの約6週間は彼らも外出禁止でした。
そんな中、段階的な規制緩和によって徐々にではありますが
アスリートがトレーニングを行えるフェーズに移行してきました。
政府からの規制緩和とは別に、スポーツ上級委員会(Consejo Superior de Deportes)より各フェーズ毎の”ガイドライン”が作成されています。
今回は”フェーズ0”間の指針について簡単に記していきたいと思います。
■トレーニング区分について、大きく分けて4つの分類
① <リーグ戦再開するプロリーグ> (サッカー1.2部、バスケ1部)
② <その他プロリーグ> (2019-2020シーズンキャンセルになったリーグ)
ex)ハンドボール,フットサルなど
③ <協会が認めた高いレベル(セミプロ相当)の選手・クラブ>
*曖昧ですがこのレベルと認められるための申請が”もともと”あるようです
④ <アマチュアリーグ(協会)所属クラブ・選手>
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①:厳格な管理のもとすでにクラブでのトレーニングが開始。
②,③:練習時間などの縛りがなく、1人までであれば、コーチやトレーナー同伴してのトレーニングが可能。(室内トレーニングは原則禁止)
移動の際に車などを利用して、練習場所への移動も許可。(県外移動は禁止)
④:6:00-10:00、20:00-23:00の間にトレーニングを行わなければいけない。練習場所へ車等の移動も認められていない。(市外移動は禁止)
* 一方で ”審判” や ”クラブ関係者” などでトレーニングが必要な場合は、
持っているライセンスや所属クラブの該当リーグ・レベルのトレーニングがアスリート同様行えます。
また14歳以下の選手は④の扱いになります。
La Liga (サッカー) は現在 ”6月" 再開を目標にトレーニングを再開し始めましたが、どこまで選手のコンディションを短期間で回復させられるのか、
とても興味深く感じています…