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上司だって、苦手と向き合うこと/マネアカ⑭

マネジメントにおいて、大事な考え方を発信するシリーズ。
本日はタイトルの通り、上司としての立ち振る舞いについてです。

ただ、お伝えしたいことはタイトルの通りであり、もうこれ以上のコンテンツはないかもしれません笑
今日、お伝えしたいことはこれに尽きます。

ただ、せっかくですので、もしお時間があれば、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいですmm

信頼を失う上司のあるある

これまで長年マネジャーという立場で多くの若手社員と接してきました。その中でメンバーから受ける相談として多いのは、「上司とうまくいかない」「上司を信用ができない」という内容です。

手前みそながら、うちの会社のマネジャーはみんなすごい人ばかりです。僕からするとみんなすごく頭がいいし、仕事ができる人たちばかりです。そんな変な人はいないはずなんだけど・・・。と思いますが、話を聞いてみると、いろんな話が出てきます。

今回は、それをランキング形式でお伝えしたいと思います。
※順位は全く統計的な調査ではなく、僕の所属する会社における感覚です。

第3位
話を聞いてくれていない感じがする

相談しても、いつも同じようなことしか言われません。自分の話を聞いてくれていないのだと思います。もう相談するだけ、無駄なような気がします。

こんな相談内容です。

どんな相談しても、「なぜ」「どうして」しか聞かれない。「目的から考えろ」「結局何が問題なの」ということしか聞かれないと言うのです。

上司からすると問題を解決したいからこそ、上記のような質問になるのだと思いますが、メンバーからすると「共感して欲しい」「気持ちを理解してもらいたい」ということだってあります。でも、それを無視して、解決策のコミュニケーションばかりでは、話を聞いてもらえていない。という感じになるのだと思います。

上司の立場から言うと、話は聞いているんですけどね。そして、気持ちに共感したところで問題が解決するわけではないので、何が問題なのか、どうすれば良いのかを考えようとしているだけだと思います。
ですが、メンバーからすると、「自分の気持ちを聞いてくれない、見てくれない」といった不満・すれ違いになるのだと思います。

第2位
自分が正しいと思っている

相談しても、上から「こうすべきでしょ?」とか、「こうすればいいだけじゃん」というような正論を押し付けてくるんです。自分なりにも考えてはいるのですが、否定されるとそれ以上何も言えなくなってしまいます。

こんな相談内容が第3位です。

上司とは単なる役割とはいえ、メンバーからするとやっぱりそれなりに力をもっている存在でもあります。そういう意味では、自分は押し付けていないつもりでも、メンバーからすると「押し付けられている」と感じてしまうことがあるのだと思います。

そんな場面が増えると、メンバーからすると相談しても、正しさを押し付けられるだけなので、相談がしにくくなり、すれ違っていくのだと思います。

第1位
きついときに支えてくれない

顧客からクレームをもらったり、社内の協働者とトラブルが起きていても、指示を出してくるだけなんです。自立してやれってことかもしれませんが、もう少しフォローしてもらいたいです。

こんな相談内容が第1位でした。

メンバーはよく上司を見ています。きついときに上司が体を張ってくれるのか、そうではないか、日常の中でどんなに信頼関係を構築していても、このような象徴的な場面での立ち振る舞いによっては1回で信頼が崩壊することもありますよね。

上司からすると、あえて修羅場を経験させようとしているのかもしれません。ですが、メンバーからすると、支えてくれないと感じてしまい、「この上司、逃げたな」と感じて、すれ違っていくのだと思います。

部下からの信頼を得る

どれも共通するのは、上司が「自分のやり方」にこだわっていることが要因になっていると僕は思います。

メンバー時代は自分の強みを生かすことが大事ということを言われてきたと思います。

ただ、僕は組織のリーダーになったら、自分の強みを増やすことが大事だと思います。

自分の強みを生かすことにこだわっていては考え方が固執していってしまうし、時代の変化にあわせて柔軟にアップデートすることができません。

上司が誰よりも変化し、進化し、成長しなければ、ならないと思います。強みを伸ばすことも大事ですが、既に強みを伸ばし、生かし、管理職になっているのだと思うので、強みを増やすこと。

これが上司として、大事なスタンスだと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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