8月に読んだビジネス本約30冊から選ぶおススメのベスト5
こんにちは。
今月も8月に読んだ本の中から、お勧めしたいビジネス本を紹介したいと思います。
2021年の目標に●冊の本を読む。ということを掲げていた方もいらっしゃるのではないかと思いますが、今年も3分の2が終わりました。「ヤバい!」と思った方やインプットが足りないなと思った方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
※あくまで自分の備忘も兼ねた個人の感想であり、偏見に満ちた感想とランキングですので、ご了承ください。
第5位
脱!残念な考え方
著者:幸本陽平
https://www.jiyu.co.jp/shakaikeizaijinbun/detail.php?eid=03697&series_id=s03
社会人になると「ロジカルに考えろ」ということを耳に胼胝ができるくらい先輩や上司にフィードバックを受けると思います。もちろん、物事の背景を考えたり、目的を捉える意味で”なぜ”を考えることは非常に重要であり、ロジカルシンキングを叩き込まれることもあると思います。
ですが、具体的にはどのような発言・考え方がロジカルではないのか。ということは意外ときちんと言語化されて、教わることは少ないように感じます。具体的な場面・言葉でロジカルではない悪い例を教えてくれるため、思い付きで話してしまい、なかなか相手に考えていることが伝わらないと悩む若手社員やそうしたメンバーを部下にもつ上司にはおススメの一冊だと思います。
第4位
起業は意思が10割
著者:守屋実
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000345548
新規事業に取り組み続けた著者が語る事業開発において、重要な考え方やポイントがまとまった一冊。本のタイトルにもなっている通り、起業とはまさに意思が10割である。ということが重要であることが書かれています。
その中でも「自分のアタマで考え、カラダを動かすこと。それらを続けた人に必ず未来は拓かれる」というのは個人的には非常に納得感があります。事業を興す上ではこれを体現できるようなリーダーシップが求められるのだと思います。
一方で、発揮するリーダーシップは決して独りよがりになってはならず、自分基点による意思ではなく、あくまで顧客視点が重要であるということも納得です。
起業を志す人だけではなく、新規事業に挑戦する企業人にも非常に参考になるお勧めの一冊です。
第3位
ぼくらの仮説が世界をつくる
著者:佐渡島庸平
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-90105-3
仮説思考の重要性は様々な場面で語られており、それそのものに目新しさはありませんが、個人的に本書で大きな学びになったのは「仮説を立てる」とは「新たな定義を考えること」という考え方に非常に示唆を得ました。
本書の中でも書かれていますが、ドラゴン桜は教育を再定義し、働きマンは働き方を再定義したり。表情に見えていること・暗黙の見地を疑い、自分なりに定義しようと試みることが大事であることを改めて感じさせられます。中途半端に知ったふりをするのではなく、最強の素人として適切な不安と向上心をもって、物事に取り組むこと。それが変化・進化の始まりなのだと思います。
自分自身に対しても「俺はこうだから・・・」「こんな性格だから・・・」と思っている人もいるかもしれませんが、自分自身を再定義する。ということも人生を変えていく上では必要な発想なのかと感じました。
新たな価値を生み出したいと模索している方にぜひ読んでいただけると嬉しいです。
第2位
最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方
著者:工藤勇一、青砥瑞人
https://www.sbcr.jp/product/4815607111/
子供をもつ方にも、ビジネスの現場でマネジメントを担う方にもおすすめの一冊。学校教育の最上位目標である子供に社会で生きていく力を身に着けさせるための著者らがどのように教育現場で実践したのか、書かれています。本書はあくまで学校教育の現場を元にしたものですが、ビジネスの場面でも特に新卒新人や若手の育成には全く同じことがいえると思います。
特に新卒新人にはメタ認知について日誌を導入している会社が多いと思うが、単なる業務日報になっており、報告のためのものになっていることを多くみる。ただ、新卒新人においては正しく報告できるようになることも大事ではあるが、自分自身を振り返り、”変化”を”成長”と自分で感じられるようになることが何よりも大事だと思います。
特に新卒新人には日誌を課している会社が多いと思いますが、単なる業務日報になっており、報告のためのものになっていることを多くみます。ただ、新卒新人においては正しく報告できるようになることも大事ではありますが、自分自身を振り返り、”変化”を”成長”と自分で感じられるようになることが大事です。メタ認知力を高めることは自律的成長のための土台となり、何よりも大事なことだと個人的には思います。新卒新人に関わる上司・先輩・人事の方には必見の一冊かと思います。
第1位
決断力
著者:橋下徹
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84977-5
ここ最近で最も気づきの多い本だったように思います。
意思決定に困った際にどのように判断するべきか、その意思決定方法について書かれた一冊。意思決定とは「結果の正しさ」ではなく、「プロセスの正しさ」を求めることが大事であること。強いリーダーとは「ぶれない人」ではなく、「みんなを納得させられる人」であること。意思決定を行う場面ではいずれの主張の当事者にも加わらないこと。等、立ち振る舞いや考え方について非常に多くの示唆があります。
特に部下から「あの人は怖い」と言われている方。上司から「傲慢だ、自己中心的だ」と言われている方。常に正しい意思決定をしているのに「なんで?」と感じている方には非常に参考になります。
ビジネスにおいては絶対の正解がなく、リーダーは常に妥当解、最適解を模索していると思いますが、大事なのは納得解を作れることだと改めて気づきました。特に持論が強いリーダーにはおススメの一冊です。
終わりに
いかがでしたか? 興味のありそうな本はありましたか?
今月はリーダーシップ系の本が多かったように感じます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
繰り返しになりますが、僕自身の独断と偏見による勝手なランキングですのでご容赦ください。
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普段はしくじりマネジメントというタイトルで、マネジメント場面における悩ましい場面を失敗談をベースにナレッジも発信しています。
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