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エヴァの謎本とYouTube

 シン・エヴァのパッケージを先ほど開けた。発売と同時くらいに入手しておいたもんであるが、なぜか未開封でほうっておいたもんであった。だいたいが劇場で四回観たのだ。もーしばらくはいいぞう、と思っての放置数年といった次第。

 なぜ開封したかというともちろん観るためなんであるが、いまになって観るきっかけとなったのはYouTubeの解説動画だったりする。あんなの観てたら本編にも行きたくなるじゃないですか。だもんでひさびさに行ってみようとしてシンを開けて、のみならず色あせてきた序と破とQのパッケージもこれ、ディスクラックから取り出していまそれらは手元。観るなら序からいこう。せっかくなんで。

 いまはネットが発達したので作品の情報はあちこちからとれるが、昔はちょいと事情が違った。昔は、などといい出す歳となったあたくしであるが、まあざっくり二十五年前のあたりの話としては、ほら、謎本ってご存知でしょうか。あの頃は無茶な出版物がけっこうあって、その一角がエヴァの謎本であったりする。出版不況というのはあまり深刻にいわれてなかったと思うし。エヴァものなら企画が通ったのでしょう。

 昔話として語れることにそこらへんのもんがある。ちょっとデカい本屋に行けばエヴァの関連書のコーナーが、島として独立してあったのだ。そこにあるのがいわゆる謎本で、考察がつらつら書かれたものの群れである。どれもこれも平積み。いま考えるととんでもない状態だったしおそろしい現象だった。九十年代にはそういうことがあったのでした。どさくさで死海文書も売ってましたね。実質は聖書らしいんだけど。バージョン違いというやつか。

 だからまあ、そういうは懐かしいもので、いまも実家のどこかに積まれてあるであろうあれらエヴァ謎本もね、再び開けば一気にあの頃に戻れそうな気がしますが。謎本というだけでノスタルジックだもん。十冊以上は読んだもんさね。

 オチはないです。エヴァはいいね。

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