宗方 涼

車通勤だった人。市民合唱団低音担当。私立幼稚園理事。団体職員。 Basso profu…

宗方 涼

車通勤だった人。市民合唱団低音担当。私立幼稚園理事。団体職員。 Basso profundo.発言は個人的なものです。

最近の記事

2023年のふりかえり

今年も色々あった。面白いオチなどないが、ふりかえる。 『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』に寄稿等もう何度もSNSで言及しているので今さら感はあるが、今年の私的なトピックスのひとつ。商業出版に2年連続で載ってしまったのは、自分でもどうかしていると思う。他の作品群に比べれば凡庸なのは従来同様。公募(筆者名を隠しての選考だった)の拙作を選んでくださったのは私ではないし(開き直り)、刊行後に好意的な感想を目にする機会もあったので、よしとしたい。枚方の菊人形はもとより、南海

    • 京都府立植物園に行き、かぐやフェス2023に参加した話

      行く前から浮かれていた諸々の記録。メインのイベント関連は後半の1/3くらいしかないけど。 参加の経緯SFレーベル Kaguya 主催で、初のオフラインイベントを開催されると案内があったのが9月末でした。その夏にさいたま市で開かれた日本SF大会に、ゲストとしてKaguyaの齋藤隼飛さんに呼んでいただいたこともあり、今度はこっち(東京)から行くべきなのかなと。で、Mastodonにつぶやくと好意的な反応がちらほら。 家族の反応も悪くなく(「行ってきたら?」)、これはもう、『新

      • ルールブック

        第三回かぐやSFコンテストで選外佳作に選んでいただきました。作中のモデルを務めていただいた親方、Oさんに感謝を込めて。 「監督さん、ちょっといいですか?」  小峰さんが目立たないように声をかけてきた。全体朝礼まではもう少し時間がある。 「何でしょう?」 「今日も暑くなりそうなんで、防音シートをメッシュに換えたいんだけど」  今回の現場を仕切っているのが小峰さん。解体から基礎工事、RC(鉄筋コンクリート)造の躯体工程までこなす一人親方で、腕の確かさはもちろん、段取りの良さと

        • 非営利組織のファンドレイジング

          古い友人が、最近はNPOに力を入れていると聞いた。「収益を上げる方法を教えてほしい」とも。 そんなもの私だって知りたいくらいだが、少し考えてみた。結論から言えば、決定打もオチもない。ただ地味にやるだけである。 ●会費収入 誰でも考えることだが、数万人規模を擁する何かのファンクラブとか相当の献身を求めてくる宗教団体でもない限り、そんなに収入が見込めるものではない。会員とは応援団的な存在だと思っていた方が気が楽である。 ●物品販売 これも定番。食品だろうと縫製品だろうと原

        2023年のふりかえり

          2回目の車検を通した

          114,600キロ 7月下旬にディーラー入りができた。通勤に使わないものだから、4月からこっち、ほとんど距離が伸びてない。車で30分足らずのサ高住に暮らしている親戚宅を週1ペースで訪問するくらいである。  3月頃から、ディーラーからの早期車検予約のお奨めは届いていたのだが、なんのかんのと日延べにしていた。それでも期日は来るし、5年も経つてば交換すべき部品もある。 バッテリー交換が大きい。 費用として大きかったのはバッテリー交換。これだけの距離を乗れば無理もない。一方、今回は

          2回目の車検を通した

          #7 車通勤は終わり

          4月から東京勤務となった。明日、辞令交付がある。後任との引継ぎがあるのであと最低1回は車で向かうが、それ以外は「毎朝片道60キロ」という日々はもうない。オドメーター(総走行距離計)は11万3千キロを超えており、ほとんどが通勤用だったので、ざっくり11万キロは同じ道の往復だった。 実は「次にあっちになったら、もう車通勤は止めて」と妻に言われ、若干のショックは受けている。・・まあ、その頃にはさらにトシをとっていて、体力…視力とか反射神経とか諸々も今より落ちていることは確実なので

          #7 車通勤は終わり

          2022年のふりかえり

          あまりこういう記事は書かなかったが、これほど多岐にわたった経験ができた年もあまりなかったので書きまとめます。 SFアンソロジー『新月/朧木果樹園の軌跡』への寄稿商業出版への寄稿は、厳密に言えば、川島書店「事例研究・教育法―理論と実践力の向上を目指して」(2004)に短い拙文を掲載いただいたことはあるが、執筆陣にきちんと名を連ねる形は初めて、しかもSFの創作である。それまでの私の狭い交友関係からも「SF?」となったのではないだろうか。初めて聞いたときには。 おかげさまで書籍

          2022年のふりかえり

          #6 10万キロ突破!

          通勤で使う車の総走行距離がある日、10万キロを突破した。 機械としては数字に特別な意味はなくても、何となく気分は高揚する。夏の車検(1回目)からこっち、しばし記述が途絶えていたので記録用に残しておく。 なお、本記事公開時では10万5千キロを超えていて、先日オイル交換を行った。 メカ的には全く問題なし平均燃費は、エアコンをガンガン効かせる夏場は17km/l弱。気温が下がると18〜19km/lを記録。総じて悪くはない。平均速度を上げたり、一般道を走る時間が長いと、確実に燃費は落

          #6 10万キロ突破!

          今後の社会の在り方に関する検討会 第一回議事録より局長挨拶抜粋(BFC4落選作)

          「開会に当たりまして、一言ご挨拶申しあげます。本日は、皆様ご多忙の中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。本検討会のねらいは、お手元の〈資料一〉にあります検討の主旨に沿って、掲げましたところの検討項目についてご議論いただくことでございます。大変僭越ながら、思うところを申し述べてご挨拶に代えたいと存じます。まず、一部報道もございましたが、私は今月末をもって退官をいたします。本来であれば辞めていく人間がこのような場所で何か申しあげるのもはなはだ無責任ではございますが、

          今後の社会の在り方に関する検討会 第一回議事録より局長挨拶抜粋(BFC4落選作)

          道路は、こうやって黒ではなくなった

          イントロ(本稿はかぐやSF応募作品の楽屋裏話です)創作SFの2作目である「昔、道路は黒かった」を、第二回かぐやSFコンテストに応募したところ、思いも寄らず、最終候補に残って多くの方の目に触れ、さらには読者投票対象として比較評価される栄に浴しました。改めまして、企画運営にあたられたみなさま 審査員のみなさまに厚く御礼を、各賞受賞のみなさまには心からお祝いを申しあげます。 こうした事態は初めてでして、少々うろたえていたのが8月上旬。月が代わって少し冷静になりました。大変多くの方

          道路は、こうやって黒ではなくなった

          #5 タイヤを交換した

          納車から3年。6万キロを超えればタイヤも交換時である。新車当時に装着されていたOEM(純正装着)タイヤ、ブリジストンTURANZA ER300はもう生産中止らしい。この3年を振り返り、別のタイヤに履き替えた経緯も記しておく。 新車にどんなタイヤが付いてくるかはお楽しみ 購入時、ディーラーの営業担当に「どんなタイヤが装着されるのか? 客の好みで選べるのか?」を尋ねたら、「複数設定があるうちのどれか。客は選べない」との返答。ブランドはブリジストンかピレリかコンチネンタル。うむ

          #5 タイヤを交換した

          #4 前の車のナンバープレートを読む

          運転しながら周囲の車の「動き」を読むことは、安全・快適面からも長じておきたい。たとえば「行灯(あんどん:車の屋根のランプ)」を灯しているタクシーはお客さんを乗せていないので、左側の歩行者の動き次第ですぐ停ることがある、なんてのは基本である。私は読める範囲で「ナンバープレート」を確認する。まあだいたい、自分の目の前を走る車のことである。 まず、今走っている場所の近くが車の登録先なのかどうか。たとえば目黒通りを走っていて、品川ナンバーや世田谷ナンバーであればまあご近所だろう。こ

          #4 前の車のナンバープレートを読む

          #3 気になる運転、感心する運転

          おいおい、そりゃどうよと、へ〜え・これは見習おう・真似しよう、とがある。 朝走ってる車は四種に大別できる平日朝の通勤(下り路線)では、大別して四種類の車が走っている。①仕事道具を積んだ軽ないしはハイエース等の1Box。②荷物を載せる、配送のトラックないしはより大きなトレーラーやダンプ等。③路線バスとかタクシーの人を乗せるお仕事車。④私のように通勤に車を使う人たち。後は、駅まで家族を送り届けた「帰り」の人くらいか…。 気になる運転①や②の仕事関係の人たちは、まあ、一緒に走っ

          #3 気になる運転、感心する運転

          #2 拡がる道路、寂れる道路

          舗装で分かる、道の興隆と衰退。 交通量が多く、重量車の度重なる通過などで路面が傷んでた道路は、やがて(予算がついたら)補修や舗装のやり直しが行われて快適になる。その逆だと、いつまで経っても路面のでこぼこが直らず、夏場なんかは舗装の裂け目から草が伸びていたりもする。 #1でも示したように今の通勤路は、約20年前の時と同じ部署。その頃と比べると各所で格段の改善が図られている、場所もある。渋滞解消という点では横浜新道の拡幅効果は大きかった。それでも新保土ケ谷ICの渋滞を「読む」

          #2 拡がる道路、寂れる道路

          #1 毎日の車通勤のこと

          2019年4月から車で通勤している。約20年前も同じ部署の勤務だったので初めてではない。片道60km。往復で120kmが日々、距離計に加算されている。1年間で軽く3万キロを超える計算だが、コロナ禍で在宅勤務が増え、当初見込みよりも少しだけ伸びていない。 楽しいこともしんどいこともある。でも今の自分には、車のハンドルを握るのは大切な時間である。走りながら思ったこと・気がついたことを書き留めることにした。 なぜ車通勤? メリットとデメリットは?今の勤務地は東京郊外、自宅からは

          #1 毎日の車通勤のこと

          いつも同じ人になってないか?

          地域には様々な活動がある。 たとえば、子どものため、その子どもの保護者のため、様々な支援を必要とする人のため、暮らしを良くする・住みやすくするため、その他、地域や社会の課題に向き合うため。 そうした活動を支えるのは、その地域に暮らす人、という構図は、どの分野でも変らない。福祉、介護、子育て、青少年育成、環境、その他諸々。 でも。 いつも同じ人が支える側にまわってやしないか? 自治体が枠組みを設けて、場合によっては公費も投入された課題解決の場や会議は多々あれど、集まる顔ぶ

          いつも同じ人になってないか?